「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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首都圏で、柏や松戸などの東葛地域の子どもや妊婦、若い女性から退避すべきではないか。

2011-06-21 12:59:46 | 福島第一原発と放射能

フェイスブックグループのガイガー隊から寄せられた柏ビレジ近隣公園の放射線測定です。測定器 インスペクター+ですから、いろんなご意見はありますがγ線のみならず、β線やα線も検出します。その測定です。

地上一メートルでγ線 で0.425マイクロシーベルト

アスファルト γ線のみ 0.267マイクロシーベルト

         αとβとγ  1.540マイクロシーベルト

土        γ線のみ  0.575マイクロシーベルト

         αとβとγ  1.126マイクロシーベルト

道路      γ線のみ  0.413マイクロシーベルト

        αとβとγ    2.675マイクロシーベルト

 特に心配されるのはガンマー線では測れない、いろんな核種がやはりこの地域には大量にあるのではないかということです。セシウムカウンターで測ると柏近隣の数値がチェルノブイリの立ち入り禁止区域の手前にあたる場所の現在数値とほぼ同じという事もよく聞こえてきます。僕の知人の弁護士は、ウクライナのガイガーカウンターのterraで測って(γ線のみ)、松戸裁判所周辺で、0.8マイクロシーベルトを計測(六月十一日午後五時ごろの数値)しています。驚く数字です。

 首都圏からの退避を考える際に、まず優先されるのはこのエリアの子どもたちです。妊婦、さらに妊娠可能な女性も、もちろんです。首都圏でもこのエリアの数字は、他の地域と数倍開きがあります。僕は退避すべきだと思います。 

 2号機は19日の夜からあけはじめ、20日早朝に全開でしたが、双葉町山田では20日午前1時の27・5マイクロ・シーベルトから午前8時には同45マイクロ・シーベルトにあがっていたそうですが、保安院に 報告は夕方までなされていなかったそうです。大体、普段の倍近くの放射性物質が出ていたということです。懸念は間違っていませんでした。すぐに本当のことは言わないという体制であることは、今一度ご確認下さい。

 

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名古屋で講演会です。

「脱原発@愛知名古屋 木下黄太講演会 ~放射能汚染被害の実態と対策~」
日時:6月25日(土)午後3時から

場所:愛知県あま市甚目寺町甚目寺観音法花院
会費:カンパ500円
申し込み先 oddiyana@gmail.com

問い合わせ:http://datsugen-aichi-nagoya.net/?page_id=6
企画担当:林久義
企画者よりのメッセージ
「いろんなところで木下氏の講演会が行われますが、各会の方どなたかが核となって下さい。
互いに連絡を取り合いたいです。この各地域地域の核になる会が、結ばれ融合してゆく事を期待します。1)FBの広がりから2)各地域での会の結成3)各地域の融合体への展開4)そして、大きな声をあげられる行動へ、みなさんの更なるご提案等を期待しています。」

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 ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、被曝線量の低い場所に避難すべきだと僕は思います。最優先順位は「避難する」ことです。僕はそれしか言う事ありません。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます。