「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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≪緊急事態≫喉、鼻、眼、皮膚、下痢、だるい等、異常の有無を周りの人と直ちに話して下さい。

2011-06-13 01:15:25 | 福島第一原発と放射能

 病理の専門家と、喉、鼻、皮膚、お腹、下痢、体がだるいなどの症状が自分の、地域的に近い身のまわりでおきていないのか、話して確認しはじめてくださいと呼びかけることをここ数日、話していました。恐らく今後、放射能被害から、顕著な健康被害が発生し始め、過去最悪の「公害問題」として認識されるだろうという推測からこの話は、始まっています。そうしたところ、ある緊急事態を示唆する書き込みが僕のブログにありました。正直、血の気が引いています。まずこれをお読み下さい。

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 まだ最終的な結果が出るまではと思い書くのをためらっていましたが、やはり今東京で起きている現実のひとつとして書かせて頂きます。4月の半ばに娘の喉が腫れているのに気づき、先月念の為甲状腺機能の検査を受けさせました。正直大げさな親だと思われる事に若干の抵抗もありつつ、放射線の影響が心配なのでとはっきり先生にも伝え、エコー検査もお願いしました。その時の見解では腫れも酷くないし大丈夫じゃないかなぁ…的な先生からの言葉があり、少し安心していました。ところが一昨日私1人で検査結果を聞きに行った所、甲状腺機能に異常が発見されました。更に詳しい検査が必要な事と数値的に恐らくまだ全然初期段階な状態ですが、正直かなりショックで泣きながら家に帰りました。そして、原発の翌日からかなり気をつけていた我が家ですらこの様な状況に陥った事に、尚更恐怖を感じました。今回私に多少なりの知識があった事で早めの対処が出来発見しましたが、甲状腺の異常は自覚症状がほとんどありません。だからこそ怖いのです。検査して何もなければ安心料だと思って、血液検査とエコー検査を(血液検査だけでは発見されない事もあるので)ぜひ受けて頂きたいと思います。私と娘は甲状腺だけではなく腎臓の機能にも異常が出ました。それが何を意味するのかは、これから毎月検査を受ける事で明らかになっていくと思っています。
これは煽りでも何でもなく、検査結果として明らかになった事実なのです。
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 この専門家にこの投稿内容を伝えたところ、典型的な急性の内部被曝症状ではないかという推測をされています。腎機能に症状が出ている場合に、こうしたことは多いといいます。ご本人と娘さんの二人とも、甲状腺と腎臓の両方に異常が出ていることから考えると、食べ物のように、口から摂取したものから、かなり早い段階で、放射性物質を取り込んだ可能性を指摘しています。目の網膜の検査もされることをすすめますという事です。この書き込みの方が、もしなにかありましたら、僕に直接メールしてください。

 チェルノブイリの時に出ていた核種は主にヨウ素とセシウムのみです。そこでの健康被害想定とことなり、福島第一原発は、今でも何かの反応があり、放射性物質の排出は三ヶ月も続いていますから、短い半減期の核種による影響さえも否定できませんし、他の核種による被害状況が、チェルノブイリと異なる事態になることも容易に想像できます。しかも、メルトスルーが起きている事態のときに、実はどのような恐ろしい事がおきるのか、皆目検討がつかず、スリーマイルの時に様々な被害想定があったことは僕も記憶しています。そうすると、福島状況を考えて、今回のようなことが、三ヶ月くらいでおきてきたとしてもなんらおかしくはないと病理の専門家は言います。

 喉、鼻、皮膚、お腹、下痢、体がだるいなどの症状が自分の、地域的に近い、身のまわりでおきていないのか、話して確認しはじめてください。家族や近くの知人、同じ学校、同じ幼稚園、近所の人、行動パターンが似ている人たちの間で何かおかしなことがおきていないか、相互確認をはじめてください。少しでもはやくはじめてください。

 3月の三連休中に同じ雨にあたった二人の子どもが、二人ともいきなり鼻血を出した話や地下鉄で数駅移動する際に、三つの駅で鼻血を出す人と遭遇した話、屋外清掃してほこりまみれになった後、突然背中に茶色の軽い隆起をともなう点が、複数出来ている話など、憂慮されるようなエピソードが次々ときています。

 僕は断言しますが、首都圏でも、これは大変な健康問題になってきます。活性汚泥の焼却さえとめれば、東京でこどもの健康を守ることができるというレベルではありません。恐らく、事態は相当深刻になります。とにかく、注意を怠らず、対応を急いでください。自分や自分の愛する人、特にお子さんを守るために全力を注いでください。

 「追記」

最も危険な核種、ストロンチウムが地下水でも検出です。これがどこまで広がっていくのか大変です。岩盤まで掘り進んで、ダム工事でせき止めないと、どこまで地下水が終わるか、わかりません。急げよ、政府。いい加減にしろ。