メルトダウンからメルトスルーという現実に状況が変化しました。日本のほとんどのニュースでたいしたことがないように語られていますが、メルトスルーは、メルトダウンがいきつくところまでいった、ということです。5月12日にメルトダウンをようやく認め、圧力容器が抜け落ちることは想定内でした。メルトスルーしたというのは、圧力容器を突き抜けていますが、さてその下の格納容器の底に核燃料が残っているか、さらに下まで落ちているかは、判断が出来ません。いずれにしても、究極的な状況であるメルトスルーにまで至っているというのが、現実である事をさらに噛み締めてください。
保安院が3月11日から16日までに大気中に放出された放射性物質の量を、77万テラベクレルと2倍に増やしましたが、これはまだまだ過小評価と僕は判断しています。チェルノブイリの7分の1といいますが、恐らく現在出ている総量はこんなものではないと思います。それは、思った以上に広範囲に放射性物質の拡散がすすんでいることが、わかってきているからです。
そうしたことでも、都庁クラブで会見をしながら、ほとんどのニュースがきちんととりあげていない話です。東京都江東区の団体が発表した土壌の数字は、驚きました。僕はチェルノブイリの管理区域にあたるゾーンは都内でもかなり多いと判断していましたが、もうひとつ上の希望移住地域にあたるのがどの程度になるのかは、検討しなければならないと思っていました。もちろん、高濃度に放射性物質が蓄積処理する汚泥処理地域に隣接しているエリアのために、ここまでなっているという見解のようです。汚泥焼却によるセシウムの再拡散も現実です。
このブログやフェイスブックのグループで現在進行している首都圏土壌調査の結果が数週間後(約160箇所なので時間がかかります)には出ますので、これも示すものは大きいと思います。
東部スラッジプラント横グランド
Cs-134 1,780Bq/kg Cs-137 1,920Bq/kg→ 12万4800bq/m2 放射能管理区域
Cs-134 2,850Bq/kg Cs-137 3,050Bq/kg →19万8250bq/m2 希望移住区域
55万5000bq/m2~148万bq/m2 移住区域
18万5000bq/m2~55万5000bq/m2 希望移住区域
3万7000bq/m2~18万5000bq/m2 放射能管理区域
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①「6月11日(土)午後から官邸や国会周辺にお散歩しましょう」
②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」
ティータイムの午後三頃からが良さそうかも。散歩でマスクは必需品。
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今週金曜日、夜開催です。
【ジャーナリスト 木下黄太 新宿講演会】
福島第一原発の事故をきっかけにして、
今起こっている諸問題を木下さんと一緒に考えます。
皆さん積極的に参加してください。
参加希望者は
代表者のお名前と人数を必ずメールしてください。
qqqppip@gmail.com
※注!その他問い合せも全てこちらにおねがいします。
2011年6月10日(金曜)
場所:新宿御苑※下記詳細
時間:20:15~22:30(20:00より受付開始)
場所代として600円お願いします。
お釣りがないようにお願いします。
会場/スター会議室603号室
東京都新宿区新宿2-1-13 フーバー新宿御苑6階
丸ノ内線「新宿御苑前駅」徒歩0分
(※新宿御苑前駅直結のビルです)
都営新宿線「新宿三丁目駅」徒歩5分
========================================== 一人でも多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863 ====================================