「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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ホールボディカウンターでストロンチウムが検出された男性の訴え

2011-06-17 04:20:03 | 福島第一原発と放射能

 日に日に、強くなっている僕の思いとして、当初の段階で強烈な被曝を受けた人と受けていない人の間に差が結構あるのではないかという感覚です。かなり影響の出ている人がいる一方で、何も感じない人がいる。まだらなので、被曝の実態がわかりにくく、伝わりにくくなっているという事です。そうした中で、ホールボディカウンターは、その人の全ての被曝状態を測れるわけではありませんが、最もよくわかる手段であります。このホールボディカウンターを受けられないという人が圧倒的多数で、受けられても結果を知る事が出来ないという声もよく聞きます。

 僕が以前から聞いていた話で、このホールボディカウンターのあの山下教授で有名な長崎大学で受けた人がいます。彼は首都圏にいた人です。彼のホールボディカウンターで、ちょっとびっくりする核種が検出されていたことについて、彼の思いとともに伝えます。彼は長崎大学で、ホールボディカウンターの後の数値がわかり、更なる精密検査を、最近まで、国際被爆者医療センターと、放医研に、直接出向き依頼しましたが、 機械の検出ミスだと言いはられて、精密検査は拒否されたそうです。かなりひどい被曝した事実を、隠されているのではないかと、ご本人は疑っていて、「関東全域の方が、いろんな被曝している可能性高いのではないか。私の例を出して注意喚起をして頂きたい」と話しています。もちろん、僕は全ての方に同じ事はあてはまらないと思いますが、こうした例を知っていただく事も、皆さんには意味があると思い、掲載します。

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ホールボディカウンタを受けてきました。

 
結果は セシウム 134 が24.4ベクレルでした。
 
それ以外に  Zn-65(放射性亜鉛)   84.4ベクレル
        Sr-85(ストロンチウム)  71.5ベクレル
 
検出されているのに、それは機械のミス(アンチファクト)であるとのことでした。
どうも、信用できません。資料は手元にあります。
WBC は精密式のWBCで、20分掛けて計測し、20センチ程度の遮蔽空間に寝転んでやるタイプです。
カウントは 1万7千~4万と言っており、
1500カウント以上は、精密検査で無いかと問うと、機械が違うからとの回答でした。
 
精密式WBCでは、ある核種しか拾わないのでは無いかと、不審に思ってます。
また、Zn65は、前橋のCTBT核種検出器でも検出されております。
 
 
「追記」
 
年齢は34才の男性。ご自宅は埼玉県。
会社員にて、外回り等無く、基本は社内にいます。通勤は、電車です。


3月
11日  東京から埼玉  徒歩とタクシーで帰宅
12日  埼玉
13日  東京
14日  埼玉  屋内
15日  東京と埼玉
16日  東京
17から19日  東京
20から21日  埼玉

 
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 メルトダウン直後に何が本当はおきていたのか。あのときに放出されている核種は量も種類も、一体どのくらいあり、どのようものなのか。そして線量もずっと高かったのではないのか。ある専門家は、成分比は燃料棒の反応後すぐのものではないのかという見解ものべていてます。メルトダウン、メルトスルーの流れの中で、どのような放射性物質が降り注いで、どんなことがおきているのか、皆目見当がつかないなかで、ホールボディカウンターでの被曝データ集めに使われただけと自嘲する男性の訴えは、皆さんにも聞いて欲しいと僕は思いました。
 
 ストロンチウムは、この量自体は多くはありませんが、骨に取り込まれると大変な事になる核物質です。こうした核物質が検出され、しかしながら、機関側からはアンファクトと言い張られている現実。検査機関は山下教授傘下の施設です。
 
いろんな観点で被曝がどういう影響を与えるのかを突き止めるための一つの材料としてこの話を考えて欲しいと僕は思います。
  
 また、僕のところに各号機は深刻な状態で、いよいよ下にのめりこんでいて、地下水との接触がひどくなる状態だと聞きます。しかしながら、政府周りの政治家は、「地下水は、放射能汚染されても拡散するまでにかなり時間がかかるから大丈夫だ」と言っているということが入ってきました。小出先生とこのことを話すと「いったい、どこまでまともでないのだろうか、何一つきちんとできていない。見通しは全く暗いし、地下水が大丈夫とは何の根拠もないでしょう」と、あきれ返るだけでした。とにかく、東電も政府もまったくまともなことを言わないまま、どこまでいくのだろうかという事です。どこまででも行くということかもしれませんが。
 
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満員になりました

「ジャーナリスト木下黄太講演会 in 上尾 ~放射能汚染を語ろう~ 」


日時: 明日土曜日 PM4~6時

会場: 上尾市コミュニティセンター 第2、3集会室

     埼玉県上尾市柏座4-2-3

カンパ(会場費):500円 

定員:110名(メールで申し込み)
        
交通:
http://www007.upp.so-net.ne.jp/musicA/center.html

JR高崎線 上尾駅西口から、徒歩7~10分
       バス5分 「弁財入口」下車
  
第1~3駐車場はありますが、土日は混みますので、
満車の時は、駅前大駐車場に    
お願いします。

参加申し込み用のメールアドレス
    
forchildren.ageo.saitama@g
mail.com

「上尾・子どもたちを放射線から守る会」のアドレスです。
               
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満員になりました

自由が丘講演会

「ジャーナリストの木下さんと原発問題についてみなさん一緒に考えましょう!」


あさって日曜日
●時間:15:00~17:00(14:30~受付開始)
●場所:東京都目黒区自由が丘1-26-18 チェスナットヒルズ2 3F
  チェスナットホールC
  自由が丘駅徒歩3分
●定員:50人くらい
●場所代として1人500円 おねがいします。(小学生以下のお子様無料)

注意:日曜お昼過ぎの時間帯のため、小さなお子様連れのお客様も予想されます。ご理
解、ご協力おねがいいたします。


参加希望者は代表者名と人数を下記メールアドレスまでお願いします。
(※その他の問い合わせもすべてこちらにお願いします。)

qqqppip@gmail.com

自由が丘チェスナットホールのHP
http://homepage3.nifty.com/chestnut/sub3.html

 
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 「追記」
鼻血、下痢、倦怠感を書いて、福島の子どもに体調変化がおきている情報を,きのう東京新聞が書いています。僕や皆さんが懸念したこと、そして書いていたことの一部分にあたるものを、新聞が書いたということです。