「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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被曝を懸念し、ガレキに反対する皆さん、来月の北九州市議選、村上さとこさんを注目、支援して下さい。

2012-12-23 18:57:09 | 福島第一原発と放射能

 

 ガレキに反対をして、来年1月の北九州市議会議員選挙に立候補予定で、奔走している村上さとこ(北九州ひまわりプロジェクト代表)さんから下記のメールが届きました。村上さんが勝てるかどうかが、この被ばく、ガレキの問題を、日本社会が認めはじめるのかどうかの大きな試金石となります。まず彼女のメールをお読みください。

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「衆院選は小選挙区制の弊害が露骨に現れた結果でしたが、私も諦めることなく進んでいきたいと思います。

いつの世も、言うべきことは言い、正しいことは正しいと、きちんと主張する人々はいます。

真実は変わりません。 

北九州市もいよいよでも市議会議員選挙が終盤にかかってきました。

来年116日公示、127日投票日です。

もとより縁故色の強い市議会選挙、そして今回の国政選挙の影響を直接受ける政令指定都市の選挙です。

私の場合も、政党と二世議員の中で、無所属の選挙は、正直、大変厳しい状況です。

立候補者も増え、12の議席を15人が争うことになりました。

 しかし、諦めません。

北九州市議選の投票率は約50%。投票に行かない無党派層をいかに動かすかがカギとなってきます。

そして、カンパと選挙債券で選挙を乗り切っていこうという計画で、

仲間から選挙債券という形で協力いただき、その他は私自身が個人的に借金しています。」

 

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  選挙というのは、お金がかかります。市議会議員選挙であっても事務所費、街宣車代、印刷費、数百万円はかかります。特に市議会議員選挙レベルは、そうした実費レベルのお金がどの程度あるのかでも違ってきます。山本太郎さんの選挙でも、全国のいろんな方のそうしたサポートが大きかったと聞いています。村上さんにもそうしたサポートがないと大変な状態と思います。

 ガレキ、被曝の問題で、特に北九州のガレキ問題に関心のある方。村上さんの支援をぜひお願いします。

http://murakamisatoko.blogspot.jp/p/blog-page_3152.html

 また、北九州市民で、選挙に協力できる方、ボランティアのできる方、事務所に連絡してください。ガレキ反対の政治意思を示す第一歩。大変重要な戦いです。ホームページには連絡先も、選挙公約も明示されています。

http://murakamisatoko.blogspot.jp/

 



「木下さん、今度は父が突然死しました。」麻布からの悲報。天皇陛下、ガレキ処理、アスベストへの懸念。

2012-12-23 04:06:38 | 福島第一原発と放射能

 天皇陛下はガレキ処理に関して、特にアスベストに言及しました。

「(処理は)なかなか難しいんじゃないですか」「年をとってから携わった人が後悔しないよう、気をつけないといけませんね」という文言を言われたそうです。

 この国というのは、衆愚政治の典型的な状況と化しています。民主主義、国民主権というのが、放射能被害の実態を隠ぺいするという、ある意味で恐ろしい構図の中で、天皇陛下が突破口として、口火をきる現実があります。

ガレキの処理に関して、反原発の政治家たちも明言を避ける中で、アスベストというワードで、やんわりとガレキ処理に関してお言葉を伝えられる天皇陛下。この言葉を聞いて、「日本は天皇崇拝国家をやめることはできないだろう。」と、僕のように天皇制国家をもともと肯定していない人間に思わせる状況があります。日本という国の本質です。これが、突破口になるかもしれませんし、天皇陛下自らが、さらに突破口になる可能性は否定できません。皇族のお子さんたちの動向も気になるところではあります。

そういえば三菱商事のある事業部の本社機能がシンガポール移転もするそうです。およそ単体で10兆円の売り上げがある会社で七パーセント程度の売り上げがある部門が、本社が日本でなくなるということです。

 

さて、僕のところに直接面識がある、三十代の男性から電話が来ました。東京では麻布あたりにお住まいで、今は、西に避難しています。以前の会話も記事にしています。前はことし十月の話です。

 

「25年で100万人を超える日本人犠牲者に直面。」カルディコット博士。高熱や風邪→突然死。知人橋本病。

 

「木下さん、ちょっと、東京に戻っていました。親父の葬式で。突然亡くなったんですよ。まだ、六十代過ぎなんですし、亡くなる前日まで、ふつうにいろんな活動もしていたんですが、突然、倒れました。心臓でした。」

「うちの親父は、食べて応援的な感覚が強かったんですよ。ふつうに、寿司をよく食べていたそうです。産地も気にせずに。よくやるなあと思ってました。」

「うちの嫁が橋本病を発症したり、この汚染がシャレにならないのは、よくよくわかっていたつもりですが、元気だった父親が突然死して、実感がさらに深まりました。この話は、いよいよ深刻。自分の家族、親にこういう状態がおきて、さらに実感しました。」

「僕らが逃げていることをななめで見ていた、家族、親族も多かったのですが、この状況は、周りの感覚も買えたかもしれません。」

「ただし、放射能の汚染のことは、認める人たちでも、さらに踏み込むと、経済を回すためには、それを言い続けても仕方ないから、このまま進むしかないし、お前も東京に戻ってこいと言い張る人たちもいました。」

「でも、僕の昔の上司は認めてくれました。避難は正しかったと。五十代の男性。彼の甲状腺に、良性の腫瘍ができていたそうです。それで、はっきりと認識してくれたそうです。」

おきることはおき続けています。もちろん原因は断定できません。しかし、そうした状況を一人でも多くの方が認識していただけることだけを、僕は期待しています。

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【1/19(土) 木下黄太 講演IN姫路】

 

 

 

東日本大震災から2度目の冬を迎えました。福島第一原発からは、今でも毎時1000万ベクレルという放射能が放出され続け、収束する気配はありません。テレビやメディアが出さない放射能土壌汚染や健康被害などの情報を、どうぞ知って下さい。福島第一原発のこと、放射能汚染のこと、避難者のこと、あなたのこと、これからのこと、一緒に考えましょう。 

 

 日時: 119日(土)14時~16時 (受け付け1330~)

 

場所:姫路市立図書館「飾磨」分館 3階 第一会議室 【定員100名】

 

姫路市飾磨区下野田一丁目1番地 山陽電車「飾磨駅」下車東へ徒歩3分 

 

駐車場あり (飾磨駅前に有料駐車場もあります。)

 


 

参加費:999

 


 

申し込み: 名前・人数・住所(市町村まで)を明記し、佐野までお願いします。

 

託児はありませんが、子連れ参加OKです。

 

sanohiromi3@gmail.com 090-5175-6139

 

主催:原発事故を考える姫路市民の会

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【下地さんら市民の不当逮捕に抗議する会見】

きのう午後におこなわれました。

 「阪南大学側が下地さん逮捕の3日前、12/6には公安から逮捕予定を聞いていた事実を、阪南大学の島浩二先生が涙ながらにお話し下さいました。大学側は学生の皆さんの個人情報が保管されている研究室の捜索も安易に許した。」という内容が特徴的な話でした。

 大学側が公安警察から事前通告をうけるのは、あり得る話で、大学当局は、逮捕について事前にどうすることもできないです。しかし、大学として、逮捕後にどういう言説態度をとるのかは、別の問題です。また、こういう言論の自由を扱う案件で、学内の捜索を許すのかどうかは、大学という組織が、この案件の本質を理解しているのかということになります。大学の自治という観点で、こうした捜索を大学が組織として、拒否することも法的には、かつては、よくあったことですから。
 
 阪南大学が学問の府、足りえるのかということが問われています。根幹の話です。