食べ物さえ、うまく避ければ、被曝は避けられると思いたい人たちが、やっぱり多いということを、痛感しています。特に首都圏に留まる女性たちが、すがりついているのが、食べ物さえ気をつければなんとかなるのでは、という幻想です。しかし、僕は明らかな幻想としか思えません。しかし、避難者の中にもそういう人はいます。食べ物に圧倒的な比重があります。
初期のころに、ベルリンにWBCを精密に測定に行った女性のうち、全身で25Bq検出され、250Bq最大推定の女性は、水も食べ物の、ほとんど東日本のものを当初から食べていません。それでも、検出。のう胞もありました。
「初期のブルームにあたっているのか、一年東京に住み続けたせいか、どちらかです。」と。
つまり、吸気しか、彼女の被曝原因が思い当たらないのです。
西日本でも、もちろん危険はあります。しかし、汚染程度から考えると、一定以上の危険は存在しないとしか思えません。外食は全国どこでも危険ですが、大阪が、東日本よりも危険というのは妄想です。流通食材が、関西で、西日本よりも東日本の食材がより多いことは、総量としてはありえません。もちろん、気を付けなければなりませんが、少しの努力で回避できるし、現実に可能性の高いという話ではありません。
それを言い出すなら、どこにいても危険はあるとしか言えません。しかし、食べ物の危険は、回避できる話なんです。少しの注意で。しかも西日本の方が、流通から考えるとはるかに選択肢が多い。当たる率も少ないです。
放射性物質が一定量は存在するエリアでは、吸気から、皮膚から、摂取する危険を回避することは、極めて難しいです。だから避難、移住しか方法がないと僕は話しています。こんな当たり前の話を、やはりきちんと理解していない人がまだいます。驚きです。思考の優先順位が違いすぎるのです。おかしいです。
こう書くことは、あきらかな誤りを含みます。その意味が、わかっていない。吸気のことを触れずに、こういう内容を書く心理そのものを、僕は危うんでいるのです。
このことは、個人の話ではないと考えています。おそらく、こうした心性の人が実は、多いのではないのかと、僕は思うからです。そこに、まず落とし穴があります。
さらに、「低線量」という言葉が間違いを引き起こしやすいと僕は常々思っています。要はセシウムが500Bq/kgの土壌があっても、バックグラウンドが0.10μSVだと、0.11μSV程度しか線量はあがらないということです。「低線量」ということが大切なのではないのに、「低線量被曝」と被曝が軽くなるような単語のイメージ作りがそもそもなされている。これは、政治的なトリックがあるような気がしてなりません。
よろしいですか、吸気で影響を受けるのに十分なくらいの量の放射性物質が存在している状態。明確に汚染は大量にある状態。しかし、外部線量が低いという状態なのです。これを「低線量被曝」という単語で説明していることに無理がある。そう思います。
僕は、リスクが現在どうあるのか、そして、今後どうなるのか。そのリアルを他者にどう伝えるのか。そうした根幹的なことを思考し、行動するしかないと思います。そこから、逃げる人々というのは、本当の危機に生き残れないのです。そして、そんな思考スタイルばかり、もうずっと見続けているのです。
溜息しか出ない、Xmasです。
=====================================================
健康被害と思われる症状が急増、深刻化しています。
報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。
「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年半近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」
甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値も確認した方が良いと思います。
===================================
ガレキ、被曝の問題で、特に北九州のガレキ問題に関心のある方。来月の北九州市議会議員選挙に出馬する、村上さとこさんの支援をぜひお願いします。個人カンパなど大歓迎です。
http://murakamisatoko.blogspot.jp/p/blog-page_3152.html
また、北九州市民で、選挙に協力できる方、ボランティアのできる方、事務所に連絡してください。ガレキ反対の政治意思を示す第一歩。大変重要な戦いです。ホームページには連絡先も、選挙公約も明示されています。
http://murakamisatoko.blogspot.jp
===================================
【1/19(土) 木下黄太 講演IN姫路】
日時: 1月19日(土)14時~16時 (受け付け13:30~)
場所:姫路市立図書館「飾磨」分館 3階 第一会議室 【定員100名】
姫路市飾磨区下野田一丁目1番地 山陽電車「飾磨駅」下車東へ徒歩3分
駐車場あり (飾磨駅前に有料駐車場もあります。)
参加費:999円
申し込み: 名前・人数・住所(市町村まで)を明記し、佐野までお願いします。
託児はありませんが、子連れ参加OKです。
sanohiromi3@gmail.com 090-5175-6139
=================================================
天皇陛下お誕生日に際し(平成24年) - 宮内庁
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h24e.html
東日本大震災から1年9カ月がたち、被災地に再び厳しい冬がめぐってきています。放射能汚染により、かつて住んでいた所に戻れない人々、雪の積もる仮設住宅で2度目の冬を過ごさなければならない人々など、被災者のことが深く案じられます。震災時の死者・行方不明者数は1万8千人余と報じられましたが、その後、2千人以上の震災関連の死者が生じたため、犠牲者は2万人を超えました。地震や津波を生き抜いた人々が、厳しい生活環境下、医療などが十分に行き届かない状況の中で亡くなったことは、まことにいたわしいことと感じています。
また被災地の復興には、放射能汚染の除去や、人体に有害な影響を与える石綿が含まれるがれきの撤去など、危険と向き合った作業が行われなければならず、作業に携わる人々の健康が心配です。放射能汚染の除去の様子は福島県の川内村で見ましたが、屋根に上がって汚染を水流で除去するなど、十分に気をつけないと事故が起こりうる作業のように思いました。安全に作業が進められるよう、切に願っています。