「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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甲状腺がんを患う、世田谷「神の手」を持つ男が、白内障、緑内障、肝のう胞、手の麻痺、さらに腸炎で入院。

2012-12-29 04:18:21 | 福島第一原発と放射能

「震災後の5月まったく食事が出来なくなった。バナナすら食べれなかった。 11月には左手の完全麻痺。年が明けて2月には右手の麻痺。そして6月に甲状腺がんが見つかり、同時に白内障、ちょっとたって緑内障。3.9mm大の肝嚢胞が9個。 そして今回は入院。短期間でこれだけの異常に襲われていた。」

 こう話すのは、以前ブログ記事でご紹介した方です。世田谷区在住で、世田谷で高線量の場所を独自に見出し続けた彼です。彼が、甲状腺がんの診断を受けた話は以前にお伝えました。

「神の手」を持つ男が甲状腺がんの診断をされたという、東京・世田谷区の危険な現実。

「腸が悪くて、最近まで入院していました。無理はできません。医療機関がちゃんとしていないところには行けませんよ。」そう話す、彼。突然入院していて、最近まで、世田谷の病院にいたそうです。

「木下さん、ツイートもしましたけれども、ここまで体調不良が重なっている人はいますか。」

 僕は甲状腺がんがみつかって、ほかに体調不良もあるケースや、白内障と他の異常が重なっているケース、白内障が進行しているケースなどは、首都圏で知っていると答えましたが、六つも七つも大きい症状が相次いでいるケースは初めてだと答えました。あなたが、高線量のところをやはり触れていたことが、影響が大きいのではないのかと。

「やっぱり、そうですか。こうした危険な汚染の高い場所ばかりにいましたからね。世田谷でも。それは、危険が大きいと、僕は思いますよ。」

「白内障も緑内障も自覚症状はありません。しかし、今までなかった話が、健康診断で、すぐに指摘される。肝臓ものう胞がみつかっていて、これも以前は、ありませんでした。」

「事故直後は本当に何も食べられなくなった。あんなに食欲がなくなったのは、はじめて。バナナぐらいは胃に入るじゃないですか。それさえだめでした。豆乳とかを無理やり押し込んでいただけ。」

「でも、こうして僕にここまで身体症状が出てきているのに、それを伝えても、どうしてみんな気が付いてくれないんですかね。ある意味、体を張って僕は皆さんに見せているのに。危険な高い線量の場所は、世田谷区内でも、普通に存在しています。僕は集中的に測定して、そうした場所に行きつづけたから、短期間でこのようになっているだけで、これは時間が経過したら、おんなじことが皆におきるだけなのに、なんでこんな単純なことも理解しないんだろう。」

 要は、急性被曝的な症状に近くなるほど、高い汚染に触れつづけた彼。しかし、放射性物質は体内に蓄積するだけですから、蓄積すれば蓄積するほど、危険は増します。彼は短期間で蓄積が多くなったのですが、結局時間経過とともに、少しずつたまり続ける放射性物質によって、同じ状態に皆がおいこまれるしかないのに、という見解です。

 「少し考えればわかると思うんです。僕は汚染の状況を伝えたくて、調査して、発見し続けた。その数値を見ればわかる。さらに、この体の状態にもなった。これも伝えた。考えればわかるのに。」

「これが、歴史上、はじめてのことなら、まだこの対応はわかりますよ。でも、チェルノブイリの例を確認すれば、わかります。なんで、そう考えないのかと。」

「子供はあたりまえだし、DNAのことを考えたら、二十代、三十代の女性も逃げるしかないでしょう。日本は、本当はこういうふうに追い込まれたら、いろんな手段で回避することができるはずなのに。みんな、結局、目先のお金ばかりで、何もしていない。信じられない状態です。少ししたら、追い込まれるのは、見えているのに。」こう彼は話します。

 年末に彼と話しながら、僕とは少し違う立場で、しかし最前線で闘い続けている彼。勇者の傷は深くても、回復することを願います。

否、少なくとも、彼の傷を、気づく人が多いことを祈ります。

貴女は、気が付いてるのでしょうか。

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健康被害と思われる症状が急増、深刻化しています。 

 

 

 

報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp         

 

  事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。 

 

 

 「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年半近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 

  

 

甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値も確認した方が良いと思います。 

 

 

 

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  ガレキ、被曝の問題で、特に北九州のガレキ問題に関心のある方。来月の北九州市議会議員選挙に出馬する、村上さとこさんの支援をぜひお願いします。個人カンパなど大歓迎です。 

 

http://murakamisatoko.blogspot.jp/p/blog-page_3152.html 

 

 北九州市民で、選挙に協力できる方、ボランティアのできる方、事務所に連絡してください。ガレキ反対の政治意思を示す第一歩。大変重要な戦いです。ホームページには連絡先も、選挙公約も明示されています。 

 また、小倉北区在住のご家族・ご親戚・ご友人・知人などがいらっしゃる方は、是非、事務所(093-511-2488)まで連絡ください。細かく一人ひとり積み上げれば何とかなる可能性があるのは、市議選の良きところ。

 

http://murakamisatoko.blogspot.jp

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【1/19(土) 木下黄太 講演IN姫路】 

 

 

 

東日本大震災から2度目の冬を迎えました。福島第一原発からは、今でも毎時1000万ベクレルという放射能が放出され続け、収束する気配はありません。テレビやメディアが出さない放射能土壌汚染や健康被害などの情報を、どうぞ知って下さい。福島第一原発のこと、放射能汚染のこと、避難者のこと、あなたのこと、これからのこと、一緒に考えましょう。 

 

 

 

 日時: 119日(土)14時~16時 (受け付け1330~) 

 

 場所:姫路市立図書館「飾磨」分館 3階 第一会議室 【定員100名】

 

  姫路市飾磨区下野田一丁目1番地 山陽電車「飾磨駅」下車東へ徒歩3分 

 

  駐車場あり (飾磨駅前に有料駐車場もあります。)

 

  参加費:999

 

  申し込み: 名前・人数・住所(市町村まで)を明記し、佐野までお願いします。

 

  託児はありませんが、子連れ参加OKです。

 

  sanohiromi3@gmail.com 090-5175-6139