「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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東京に行くと目が充血し痛くなる現象について。埼玉ガレキ焼却終了⇒大阪のガレキ受け入れ不要と認識を!

2012-12-22 00:03:34 | 福島第一原発と放射能

【大阪・ガレキ阻止】

 埼玉で岩手から受け入れていたガレキが量がなくなり、もともとの見込みが10,000トン以上だったのが、1,065トンで終了したそうです。見込みと実量がまるで違いました。大幅減です。期間を1年以上前倒しになりました。これで埼玉のガレキ焼却は終わります。この状況だと、これから、大阪市が引き受ける必要は本当にありません。岩手県は、実体の乏しい受け入れ要請をやめるべきです。

 このことから、大阪市、大阪府、岩手県に連休明けに強く呼びかけてください。本当に税金の無駄遣いです。意味がなさすぎます。


 さて、きのうの記事を受けて、実はリアルで僕のことがよくわからないという方のために、最近僕がオープンの公の場で話した内容が、インターネット上で映像に公開されているようなので参照してください。京都のベジタリアンフェスティバルの映像と、大阪のガレキに関しての中之島公会堂での説明会前に、話したものです。僕という人間がどういう人間なのかをきちんとわかっていただくためには、すいませんが、まずこの映像をご覧ください。2つともそんなに長い動画ではありません。

 

http://www.youtube.com/watch?v=5pkDq0Wd_As

http://www.youtube.com/watch?v=g1T-UczNADk


 これは、こうした意見が最近一定数以上寄せられていることも関係しています。

「リアルの関係が必要であることについて、そのとおりだと思います。この観点から、ご提案したいことがあります。
私は、昨年春から木下さんのブログをチェックしていましたが、当初、ネット上の文章のみから伝わる木下さんの性格は、『ナイーブ・ひ弱な中学の学級委員長的な人』かな、と勝手にイメージを作っておりました。
ところが、ある時、木下さんの動画を検索し、動画で同様の主張を拝聴した際に、自分のイメージ像が大きな誤りであったことに気づきました(極めて常識的・社会的・誠実・情熱がある等の点)。
木下さんは、自らの発言の動画等に関して、当然の権利意識として、許諾を得ない動画については、厳しく対処されておられることと思います。しかし、失礼な物言いで恐縮なのですが、木下さんは、文章のみから受けるイメージと、ボディーランゲージを含めて人物全体から受けるイメージとが、特に大きく異なる方なのではないかと感じます。
そして、ネット上のみを活動場所として、被曝のリアルを拒絶するために木下さんを「根拠のないデマを流す」等と吹聴している残念な方々の活動が一定の奏功してしまっている原因も、一部ここにあるのではないかと思います。
なので、講演会等を通じて木下さんと現実に会ってリアルの関係を構築できる人々は良いとして、それ以外の層の方にも、少しでもリアルな木下さんに関する認識を持っていただくために、より積極的に文章以外での露出を増やし、オープンにしていっても良いのではないかと感じております。
具体的にどのように露出を増やしていけば良いのか、私にはよくわからないのですが(岩上さんに放送していただいてもそれほど効果的ではないでしょうか・・・)、メディアの世界を熟知された木下さんであれば、何か思いつかれるのではと思い、一読者の印象を伝えさせていただきました。」

 まだ何にも思いついておりませんが、結局、ネットで中傷行為しかしない、現実の実体のほぼない人々に対しては、はっきり言って目の前で、リアルで存在をかけて話をすると僕は何回も告げています。なにか妄想を抱く多くの人々に対しても、僕がどういう人間なのか、どういうことをしてきたのかも含めて考える時に、まずどんな顔をして、どんな様子で話している人間なのかを確認していただきたいということです。ぼくからすれば、こんな当たり前の話も、いまさら言わなければならないのかと、思いますが、それでも認識しない方たちに、認識していただきたいと思います。

 僕がどのような立ち位置から、こういう行動に踏み切っているのかは、去年、「アワープラネットTV」が主催したシンポジウムの動画も、何種類もアップされているようですから、それを見ればわかります。検索して探してください。ふつうに出てきます。

 また、去年3月に出ている日刊ゲンダイの記事を下記のブログに転載されています。この記事は、僕が社内の人間と話した話が、そのまま日刊ゲンダイに流れたのだろうと推測しています。僕は夕刊紙の記者、ゲンダイの記者は知りませんから。外に出ることを前提で話していない話が、ゲンダイに出ているのが後でわかり、びっくりしました(徳島にその時はいたのでゲンダイを手にするのも大変でした)。当時は、ほぼ無名の僕のいろんな記事が、ほぼノー取材で、週刊誌や日刊紙に出たのを、とても不可思議に感じていました。刺されているのもあるのだろうな、内からも外からも上からも横からも下からも。いろんなことを今も感じていますし、こうしたことをだれが刺したのかは、実はその後もいろいろと調べ上げていますし、一定程度はつきとめています。おかしなことがさらに来るようなら、法的な対応をするしかないなと、今も感じています。こちらの言論を抑圧し、自分たちはいい加減なことをする。国民に伝えなかった連中が、伝える僕を刺しに来る感覚は、今でもまるでわかりません。まあ、やる連中は元々、僕が嫌いなんだろうということは、十二分に理解していますから、やった人間には、確実にお返しは致します。それが、どんな個人であっても、どんな組織であっても。僕は合法的に徹底して闘います。

http://blog.livedoor.jp/amaki_fan/archives/51981145.html

 

 実はおとといから、都内で目が充血がはじまり、きのう西日本に到着しましたが、本日もまだ治っていません。このことは、今年夏から、都内に数回入るたびにおきていて、本当に東京に入るのが気が重くなっている最大の理由です。本当に吸気被曝、接触の被ばくを防ぐ方法は難しいです。この話について、Facebookの僕のウォールに書いたところ次々と反響が来て、みなさん似たようなことを感じていたのもよくわかりました。

「海外から、成田、羽田に着くと、生唾が出てきます。目もシバシバします。」

「試験焼却後、大阪でホテルのエアコンを使うと目がやられました。太陽を直接見た後のような感覚。2-3日、目が開けられないほどでした。」

「私も毎日眼がシバシバしています。関西方面から上京した人のほうが東京在住の人より敏感のようですね。慣れることは怖いことです。」

 やはり、そんなに違うのですね…
私も秋に上京した時に、急に降られた雨に当たり、翌日、ほっぺに赤い吹き出物みたいなのが出ました。喉は上京するたび、ガジガジ、イガイガするような変な感覚になります。」

「私は関東にいると目が痒くて充血します。」

「瓦礫焼却している浜松に来ると目が痛くなります…。」

「ずっと居ると麻痺するんですね!僕は移住して視力が良くなりました!移住しなかったらわかりませんでした(゜ロ゜;ノ)ノ」

「先日、海外から横浜に帰り4日間滞在しましたが、内3日間子供が毎日鼻血を出しました 自分は咳とくしゃみがまだ止まりません

「先月、神奈川へ3日間ほど帰省しましたが、煙がしみるような眼の痛みと喉の奥の方がしめつけられるような鈍痛を感じ、居住していた時の状態を思い出しました。」

 

こうした感覚を多くの人々が持っていることは、みなさんも認識されてもよいかと思います。放射性物質とは限りません。化学物質も含めて何が起きているのかは、考えていきましょう。

 リクビダートル5200人の95%に黄斑変性症、慢性結膜炎、 白内障などの眼病があったそうです。結膜炎というのが、あたりまえにおきうるものと認識してください。そこで、ガレキを燃やして、放射性物質の粒子を、大気中に拡散させる行為が、本質的に鈍化な影響が出るのか、実は皆目わかっていません。症状が多数に感じられはじめていることを軽視しないほうが良いと思います。

 

「市民社会にとってのチェルノブイリ原発事故の教訓」
アレクセイ・V・ヤブロコフ博士の資料が公開されています。ぜひご一読下さい。

http://www.foejapan.org/energy/evt/pdf/121215_a.pdf

 

 本日は午後2時より、下地准教授らの不当逮捕に関しての抗議会見がある模様です。

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【本日の記者会見のお知らせ】

下地真樹准教授ら市民の不当逮捕に抗議し即時釈放と謝罪を求める記者会見

①支援者による説明②憲法研究者声明③阪南大学教員からの説明

■日時:12月22日(土)14時~15時■場所:大阪市立平野区民センター第3会議室

※山本太郎さんも参加されます。

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【1/19(土) 木下黄太 講演IN姫路】


東日本大震災から2度目の冬を迎えました。福島第一原発からは、今でも毎時1000万ベクレルという放射能が放出され続け、収束する気配はありません。テレビやメディアが出さない放射能土壌汚染や健康被害などの情報を、どうぞ知って下さい。福島第一原発のこと、放射能汚染のこと、避難者のこと、あなたのこと、これからのこと、一緒に考えましょう。 

 日時: 119日(土)14時~16時 (受け付け1330~)

場所:姫路市立図書館「飾磨」分館 3階 第一会議室 【定員100名】
姫路市飾磨区下野田一丁目1番地 山陽電車「飾磨駅」下車東へ徒歩3分 
駐車場あり (飾磨駅前に有料駐車場もあります。)

参加費:999

申し込み: 名前・人数・住所(市町村まで)を明記し、佐野までお願いします。
託児はありませんが、子連れ参加OKです。
sanohiromi3@gmail.com 090-5175-6139
主催:原発事故を考える姫路市民の会



 


放射能防御は、きちんとしたリアルな関係を構築できないと、本質的には、何もはじまらない。

2012-12-21 05:03:31 | 福島第一原発と放射能

 ヤプロコフ博士の講演について、文字お越しを宇部の仲間にやっていただけました。うれしいです。

ヤブロコフ博士講演会文字おこし。次のブログリンクからさらに続きがあります。

http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/6b3f644eb64d6adc604fcee5f1a79424

 


 東京から戻ってきて、恒例となっている目の充血。疲れていて、少し辛いため、手短にかきます。

 ネット、特にツイッターにはあきらかなおかしい人々が一定数以上います。この発生頻度は一般社会で遭遇するよりもかなり高いです。そして、中傷も内容も支離滅裂なものが多いです。時系列的にも意味不明なこともしばしば。こういうくだらない輩を僕は許すつもりはありません。このブログの書き込みにも時々その類のものがあります。あほらしい限りです。

 しかし、これは、まだ序の口です。実は中傷してくる人間よりも、いろんなことで、協力してくる人間も含めて、顔をきちんと突き合わせていない人間に、裏切られる話は、この放射能防御、特にネット、ツイッターまわりには、本当に多いです。

 実は、あたりまえのことですけれども、きちんと会って話すと、その人が、本当は、まともかまともでないのか、すぐにわかります。いわゆる、おかしい人々ばかりでなく、ネットでは一見まともに見える人⇒リアルは論外という人もいます。

 まず、バーチャルな話を全部信じないことです。リアルとは驚くほどに違うことがある。そこを間違えないようにしないとならないのです。優先するのは、リアル。ネットは最後はどうでもいいのです。ネットはリアルとシンクロしてこそ意味がある。ネットだけのつながりは、本質的には有効でないと僕は思います。

 放射能防御ということで、いろんなことに不安になり、情報を探すことは悪いことではありません。しかし。そうした心理を悪用して、違う目的で、情報を流しているような輩もいました。極端な高い汚染を言い張っていて、確認してもまったくそういう情報はなかった話もありました。この人間は複数回、そうした情報を流しているため、不信に思い調べると、どうやら防御のための商品を販売するのが目的の輩でした。

 これは、まだわかりやすい話です。もっと二重構造的に、目的は違うけれども、「放射能防御」という船に乗っている人もいます。そういう人は、わかりにくい。スパイ的なこともありますでしょうし、私利私欲的な話もありますし、「自己顕示欲」の人もいます。ただし、リアルに接すれば、否応なく、本質がわかります。

 おかしな我欲がないのは大切です。特に、「自己顕示欲」というトラップにはまる人たちが、この被曝の活動の周辺に多いことに、僕は驚いています。自分がテレビの仕事をしていたので、そうした「自己顕示欲」の落とし穴を腐るほど見ましたから。そこに惹かれる感覚がわかりません。

 とにかく、こうした本質を見定めるためにも、ネット上だけでなく、リアルな接触が、本当に不可欠です。

 相手を直接知らないと、きちんとした判断には到達できないだろうと思います。だから、僕は皆さんの前に、顔を出して話し続けているのです。

 そろそろ事故から二回目の年末にさしかかっています。いろんな意味でリアルで確認すること。それが、本当に必要な時期なのです。

 他者を冷徹に見極めてください。どんなに辛くても。

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【1/19(土) 木下黄太 講演IN姫路】

 

東日本大震災から2度目の冬を迎えました。福島第一原発からは、今でも毎時1000万ベクレルという放射能が放出され続け、収束する気配はありません。テレビやメディアが出さない放射能土壌汚染や健康被害などの情報を、どうぞ知って下さい。福島第一原発のこと、放射能汚染のこと、避難者のこと、あなたのこと、これからのこと、一緒に考えましょう。 

 

 日時: 1月19日(土)14時~16時 (受け付け13:30~)

 

 場所:姫路市立図書館「飾磨」分館 3階 第一会議室 【定員100名】

 


 

姫路市飾磨区下野田一丁目1番地 山陽電車「飾磨駅」下車東へ徒歩3分 

 

駐車場あり (飾磨駅前に有料駐車場もあります。)

 

参加費:999円

 

申し込み: 名前・人数・住所(市町村まで)を明記し、佐野までお願いします。

 

託児はありませんが、子連れ参加OKです。

 


 

sanohiromi3@gmail.com 090-5175-6139

 

主催:原発事故を考える姫路市民の会

 

 

 

 


「日本は、新生児の死亡率が、2011年の5月と12月に著しいピーク」アルフレッド・ケルプライン博士。

2012-12-20 02:16:44 | 福島第一原発と放射能

【新潟・ガレキ阻止】

 新潟市に運び込まれたガレキが長岡市に移送されました。試験焼却は明日おこなわれます。清掃工場の地元は栃尾になります。もともと長岡でないエリア。地元は反対していました。近隣の方は注意してください。


放射線防護専門誌「放射線テレックス」12月号

フクシマ事故後の日本での新生児の死亡率

Strahlentelex 

「放射線テレックス」12月号の記事『フクシマ事故後の日本での新生児の死亡率』という話。これは、僕が来日されたのに、気が付いていなかった、「チェルノブイリ・レポート」のアレクセイ・ヤブコロフ博士の講演録画で知りました。このヤブロコフ博士の講演録画はhttp://t.co/mELJqSeg。

アルフレッド・ケルプライン博士がチェルノブイリの後に、バイエルン州でおこなった調査に関しては、富岡さんのブログが詳しいので、参照してください。

http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20110518/1305711941


人口統計からの読み取りと被曝の関係を読み解こうとする、アルフレッド・ケルプライン博士。会員誌に載った記事を、梶川ゆうさんの翻訳でお伝えします。http://donpuchi.blogspot.de/

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Säuglingssterblichkeit in Japan nach Fukushima

アルフレッド・ケルプライン(Alfred Körblein)著

 

福島第一原発の原子炉事故後、新生児死亡率が日本のデータで2011年の5月と12月、つまり事故から2ヶ月および9ヵ月後に著しいピークを示している。チェルノブイリ事故後、西ドイツの早期新生児死亡率のデータ評価では、1986年の6月と1987年の2月に最高値に達しており、つまり1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原子炉事故から似たような時間をおいて発生していることがわかった。

 

背景

2011年3月11日に起きた福島第一原発の最悪事故後の健康被害に対する最初の兆候を、新生児死亡率の日本でのデータが示している。1986年4月26日のチェルノブイリ原子炉事故後のドイツでの調査[1]では、1986年6月および1987年始めと年末の早期新生児(生後1週間以内)の死亡率が異常に増加していることが明らかになっていた。1987年2月と11月のこうした最高値は、妊娠女性のセシウム被爆の時間的経過を7ヶ月ずれながらたどったものだ。これは妊娠中の重要な期間における胎児への被害の結果と解釈された[1]。ドイツの結果をもとに日本でもフクシマ後、同じような新生児死亡率の増加が予期できると言える。

 

データとメソッド

日本の新生児死亡率の月ごとのデータは、日本の厚生労働省のウェブサイトで見ることができる(http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html.)が、日本語しかない。他に必要な項目、たとえば新生児の出生数や生後1年以内の死亡件数に関しては、日本の友人である福本栄雄氏から得た。比較に使用したドイツの早期死亡率の1980年から1993年までの月ごとのデータは、ヴィースバーデンにある連邦統計庁から得た。

 

この調査には、2002年1月から2011年3月までの期間の新生児死亡率の月ごとのデータを季節的変動(いわゆる季節パターン)を考慮した上で、ロジスティック回帰分析した。2011年4月から2012年5月までのデータの経過は、フクシマ事故データの外挿的傾向と比較した。調査対象時期全体(2002年1月から2012年5月まで)に対しデータ評価を行ったが、2011年4月以降の新生児死亡率の増加の可能性は、ダミー変数で査定された。

 

結果

 

回帰モデルで2011年3月までのデータをうまく調整することができた(デビアンス=86.0、df=98)。図1に示すのが新生児死亡率の時間的経過と長期的傾向である。フクシマ事故後、2011年5月と12月に新生児死亡率が著しいピークをみせている。

 

図2は、新生児死亡率がどれだけ傾向から逸脱しているかを示している。点線が示すのは、2つの標準化残差の範囲であり、データポイントの95%がここにあるのが通常である。

 

2011年4月から2012年5月までの期間、2011年4月前のデータの外挿的傾向に比べ死亡率を高めるテストでは、4.0%の増加が見られた(P=0.100)。

 

日本の結果を、1980年から1993年までの西ドイツの早期新生児死亡率の月ごとのデータの経過と比較した(図3参照)。図4はまた、早期新生児の死亡率の長期的傾向からの逸脱を示している。増加が目に付いたのは、1986年6月と1987年2月、そして1987年11月である。

 

1987年2月と11月にドイツのデータが最高値を示したのは、妊婦のセシウム被爆を通じて、胎児が放射線被害を受けたためと説明できる。1987年11月のピークは、1986年から87年にかけての冬に放射線汚染されていた牛乳を摂取したためと説明できる。冬の間、初夏に収穫された放射線に汚染された牧草がサイロ貯蔵され、それが乳牛に与えられたからである。1987年2月のピークは日本のデータにおける2011年12月の増加に相当する。原子炉事故からの時間的間隔が、両方のケースでほとんど同じだからだ。

 

フクシマ事故から2ヵ月後の2011年5月における日本のデータのピークに対しては、筆者には放射線生物的に説明することができない。しかし、ドイツでも1986年6月、つまり1986年4月26日のチェルノブイリ事故から2ヵ月後、新生児死亡率のピークが起きていることから、ここでも放射線が原因である可能性が高い。

 

 

出生率の後退

また興味深いのは、日本で2011年の12月に出生数の著しい後退が見えることである(マイナス4.7%、P=0.007、図5を参照)。福島県での出生数の減少がことに激しい(マイナス15.4%、P=0.0001)。その前の月(2011年11月)とその翌月(2012年1月)では異常は見えない。

 

似たような効果がチェルノブイリ事故後にバイエルン地方でもあった。1987年2月、原子炉事故から9ヵ月後に、出生数が予測値と比べ8.7%も下がった。この出生数の後退は、日本と同じようにひと月だけに限られている(1987年2月)。1987年の1月と3月にはここでもなにも異常な数値は見えない。セシウムの土壌汚染度が北バイエルンよりずっと高かった南バイエルンでは、出生数減少の度合いが北バイエルン(マイナス5.0%、P=0.162)より著しかった(マイナス11.5%、P=0.001、図6を参照)。出生率後退は、受胎後数日間における放射線による卵細胞の損失が原因と考えられる。

 

 

図1:日本の月ごとの新生児死亡率と
 2002年1月から2011年3月までの回帰結果
縦の線は2011年3月の福島原子炉事故の時期を指す。

図2:日本における新生児死亡率(月ごと)数値の
   傾向からの逸脱(標準化残差単位において)
 
 
 
点線は2つの標準化残差の範囲を示す。
図3:西ドイツにおける早期新生児死亡率(生後0~6日)と傾向線
縦の線は1986年4月末のチェルノブイリ原子炉事故の時点を示す。
図4:西ドイツにおける早期新生児死亡率(月ごと)
数値の1980年から1993年の間の傾向からの逸脱
(標準化残差単位において)
横の点線は2つの標準化残差の範囲を示す。
 
図5:日本における月々の出生数の予測値からの逸脱(標準化残差)
横の点線は予測範囲95%の限界を示す。2011年12月と
(しかし2011年11月ではない)そして2012年1月に出生数が
著しく減少している。
 

図6:南バイエルン地方における月々の出生数の
予測値からの逸脱(標準化残差)
1987年2月に著しい出生数の減少が見られる。

 

 

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 試験焼却後の『体調変化の報告』を本日12/20(木)に会見


■大阪おかんの会■緊急記者会見開催のお知らせ■


【公開再質問状&試験焼却期間における体調変化の集計報告】 


9:30~環境局へ公開再質問状の提出


11:00~


大阪市役所記者クラブ:公開質問状内容の報告⇒試験焼却時に集まった体調変化147件の詳細を記者会見。


http://ameblo.jp/osakaokan2012/entry-11430113141.html


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【1/19(土) 木下黄太 講演IN姫路】

 

東日本大震災から2度目の冬を迎えました。福島第一原発からは、今でも毎時1000万ベクレルという放射能が放出され続け、収束する気配はありません。テレビやメディアが出さない放射能土壌汚染や健康被害などの情報を、どうぞ知って下さい。福島第一原発のこと、放射能汚染のこと、避難者のこと、あなたのこと、これからのこと、一緒に考えましょう。 

 日時: 1月19日(土)14時~16時 (受け付け13:30~)


場所:姫路市立図書館「飾磨」分館 3階 第一会議室 【定員100名】

姫路市飾磨区下野田一丁目1番地 山陽電車「飾磨駅」下車東へ徒歩3分 

駐車場あり (飾磨駅前に有料駐車場もあります。)


参加費:999円


申し込み: 名前・人数・住所(市町村まで)を明記し、佐野までお願いします。

託児はありませんが、子連れ参加OKです。

sanohiromi3@gmail.com 090-5175-6139


主催:原発事故を考える姫路市民の会


 


【大阪・ガレキ阻止】大阪試験焼却で体調不良を訴える147名報告を明日会見。1/19(土)姫路講演開催。

2012-12-19 15:50:23 | 福島第一原発と放射能

 大阪の試験焼却を契機に、147名(12/10現在)の皆さんより、報告が集まったそうです。この会のメンバーにも眼や喉の異常を訴える方が複数いるそうです。もちろん、こうした試験焼却の際の健康被害の訴えが、どこまで直接関係のあるものなのかは、よくわかりません。しかし、多くの声がおきている現実をきちんととらえることは、僕は大切だと思います。今回の「大阪おかんの会」のこういう取り組みが、何かにつながってくる可能性を冷静にとらえて、ちゃんと判断していく作業がもっとも必要と認識しています。

 放射性物質やアスベストなどを含んだガレキを、普通に市街地の清掃工場で大量焼却する、しかも被爆していないエリアで行うことなど、歴史的に初めてのトライアルで、しかも本質的に必要のないトライアルですから。僕は何が起きてもおかしくないと理解しています。

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■15歳男性 堺市在住

鼻血が出続けている。一旦止まってもすぐにまた出てくる。量が半端なく多い。口に落ちて血の塊を口から出さなければならない位。焼却開始より屋内待避しています。24時間ベントの家なので目張りをしています。家の前の線量は11月29日から1日3回計測していますが、だいたい0・20マイクロ位です。尚、堺市役所の計測の値とは大幅に違いがあります。また、焼却前の線量との違いの大きさも堺市役所の数値と全く違います。

 

■38歳女性 神戸市在住

29日は仕事のため、昼から出勤、マスク着用。室内でもマスクを外さないようにきていましたが、だんだん喉の奥が腫れぼったいような感じと、耳の奥が少し痛くなった。帰宅後、喉と耳はおさまったけど、目がおかしい。痛いような、乾燥したような感じ。30日の今現在も、喉と耳は昨日と同じくらい不快。瓦礫焼却の影響は怖い。


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 試験焼却後の『体調変化の報告』を明日12/20(木)に会見

■大阪おかんの会■緊急記者会見開催のお知らせ■

【公開再質問状&試験焼却期間における体調変化の集計報告】 

9:30~環境局へ公開再質問状の提出

11:00~

大阪市役所記者クラブ:公開質問状内容の報告⇒試験焼却時に集まった体調変化147件の詳細を記者会見。

http://ameblo.jp/osakaokan2012/entry-11430113141.html

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【1/19(土) 木下黄太 講演IN姫路】


東日本大震災から2度目の冬を迎えました。福島第一原発からは、今でも毎時1000万ベクレルという放射能が放出され続け、収束する気配はありません。テレビやメディアが出さない放射能土壌汚染や健康被害などの情報を、どうぞ知って下さい。福島第一原発のこと、放射能汚染のこと、避難者のこと、あなたのこと、これからのこと、一緒に考えましょう。 

 日時: 119日(土)14時~16時 (受け付け1330~)

場所:姫路市立図書館「飾磨」分館 3階 第一会議室 【定員100名】
姫路市飾磨区下野田一丁目1番地 山陽電車「飾磨駅」下車東へ徒歩3分 
駐車場あり (飾磨駅前に有料駐車場もあります。)

参加費:999

申し込み: 名前・人数・住所(市町村まで)を明記し、佐野までお願いします。
託児はありませんが、子連れ参加OKです。
sanohiromi3@gmail.com 090-5175-6139

主催:原発事故を考える姫路市民の会



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【富山・ガレキ阻止】富山からの全国の皆さんへの応援要請です。

全国のみなさん。富山広域圏で実施された試験焼却灰の埋立を阻止する行動が昨日実施されました。

阻止行動が続きます。

是非、全国から富山市へ意見を送ってください。

焼却は一般ごみ1000トンに対して、災害がれき25トンの割合で実施されました。 

富山市の最終処分場近くの地域、「池多」の未来は私たちの未来です。

池多の未来を守ることは、私たちの未来を守ることでもあります。

応援してください。

家にいてもできる抗議アクション(FAX送付・メール送付)お願いします。

富山市が「環境未来都市」の認定を受けていること、その名に相応しくない行為であると全国からご指摘下さい。

■富山市への意見送付フォームサイト

https://www.city.toyama.toyama.jp/iken.html

最終処分場近くの池多地域の反対の声を無視して、災害がれきの焼却灰を投棄することは県知事の覚書違反、住民

協定違反です。災害がれきの灰は特別一般廃棄物で管理が必要です。住民協定では特別一般廃棄物を受け入れるとは

書かれていません。住民協定の書き換えが必要です。それをしないで最終処分場へこの灰を投棄することはできませ

ん。違法行為で裁判に訴えられるでしょう。さらに放射能は総量が問題です。たとえ灰のベクレルが10ベクレル/

キロであっても、総量計算すると20万ベクレルに相当します。これは私たち富山市民の未来に重大な影響を及ぼし

ます。未来に責任ある大人として許すことができません。」


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白血病、胃のリンパ腫、脳腫瘍、肺腫瘍、脳出血、骨折7人。岩手・一関、身近でおきたこと。

2012-12-18 03:38:09 | 福島第一原発と放射能

 来月から再来月にかけて、宇都宮市内で僕の講演を企画している方がいます。一緒に協力者をさがしておられますので、可能な方は、僕宛にメール下さい。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 ホットスポットとして皆さんにも常識となっている岩手県一関市の方から、自分の身近で、この夏より健康被害と思える症状が頻繁におきているというご報告がありました。その市内の農家の方に多いそうです。放射能の問題に関心がある人はかなり少ないようです。そうした群の中で、このくらいは何かの健康被害が出てきているという話です。

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ことしの夏から。60代、白血病になる。だるさが続いたから病院を受診したところで、血液検査で判明。現在も入院中。

ことしの11月。50代の男性、健康診断で胃がん発見され、一部切除。震災後に、職場の除染作業をおこなっている。

ことしの7月、50代の女性、胃のリンパ腫で通院中。健康診断で判明したものです。

今年の7月40代の男性が脳腫瘍。定期通院してる病院で、人間ドック受けて判明したという。手術。

この冬から入院中、30代の男性、咳が続いて受診、肺に腫瘍らしきものが見つかる。

ことし9月ごろ、20代の女性、脳出血で倒れ入院。

ことしの夏ごろ、50代の女性、疲労感が続いてかかりつけ医で検査。膠原病の診断。一度入院する。現在、経過観察。

ことしの夏ごろ、60代の女性、健康診断で卵巣嚢腫が見つかり、来年早々に全部摘出予定。

骨折については、年代は、40代以下で性別もいろいろですが、家の中で家具につまづき、指を骨折とか、軽く車のドアに手をぶつけてしまっただけなのに骨折とか、そういう骨折した知り合いが大人も子供も複数いました。本当に多かったです。7人くらいは、知っているだけでもいます。

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 リンパ腫や腫瘍が身近にここ半年で、このくらいの数もでるのは、僕には異様な頻度と目に映ります。しかも若い方も多い。一関市は数千Bq/kgを超えるエリアも多いですから、健康被害は露骨に出ても確かにおかしくありません。しかも、吸気のみならず、地場のものを食べているため、この地域のお子さんの尿などは2~3Bq/L、セシウムが検出されるケースも多く、食による内部被ばくが懸念されている地域でもあります。さきほど、お電話で伺った限りでも、この方たちは、食べ物を気にしていないどころか、農家の方が多く、自宅でとれたものを普通にそのまま食べているであろうことは、ほぼ間違いないそうです。そうすると、内部被ばくはさらに進行していきます。

 また、骨折がこの方の身近で、半年で7人も出ています。それも骨折するほどの話でもない話。こうした、簡単なことで骨折するという事象が多発しているのは、すこし恐ろしく思います。

 骨や関節の痛みを訴えることが多いのは、チェルノブイリでもよく知られていますし、こうした中には、骨粗鬆症がおきているケースもあり、当然ながら、骨折も多くなるというのは、チェルノブイリ関連では、常識的な流れともなります。

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 ツイッターというシステムは、それしかアクセスしない、できない人たちのために、僕はかかわっていますが、結局それを介している多くの人たちの中で、あきらかに頭がおかしい、もしくは著しく社会通念に欠けて、他者とまともに話せない愚かな輩が一定数以上います。正直、人間として、酷すぎます。これは、ネットにこうやって立ち顕れているだけで、現実の社会の中で、まともな思考を続けている人が、この日本社会で一握りしかいないのだろうという現実とリンクしていると僕は思います。

 たとえば、山本太郎氏本人が公選法違反しているから逮捕だとわめいている馬鹿が多数います。元ネタも確認しましたが、本人が逮捕される具体的な中身なんかまるでないです。ありもしないことで、「逮捕」「非国民」と中傷する愚かな輩。当たり前の被ばくの事実も認められない馬鹿ばかり。民度も知れるし、実に気持ち悪い輩ばかりです。

 「縮めることで差別語としての語感が強まっており、知的障害者を指す略語として許容されたものではない」という文言を、僕に対して多用する輩もいます。具体的な中身もなく、突然そういう言葉のオンパレード。頭がおかしいとしか思えません。

 ふつうは面識のない人間と話をするなら、あたりまえの社会的な挨拶とか礼儀から始めるのがスタンタードです。なのに、いきなり中傷をしかける。そんな話は現実にはありえないんです。僕は、何にも仕掛けてこない人にいきなり、そういうことをしかけることは、ありません。相手が仕掛けるから、対抗して、徹底的に対応しているだけです。

 いいですか、ネットの愚かな人たち、現実にその人の目の前でいたら、同じ物言いで、言えることをしているのかということです。僕はしていますよ。あなたたちは、ネットの奥でごまかして、現実に何にもしていない、もしくは現実を歪曲化している人たちです。僕はそれを許すわけにはいかない。それだけです。

 本気で話すなら、対応します。これは、何回も伝えている。頭がおかしくなくて、きちんと名乗るなら。僕はすでに、名乗って対応しています。


 まともな人間がほとんどいない現実に生きるのはたださびしいものです。とてつもなく、さびしいものです。この日本は、それが更なるリアルです。




  

 


「彼らは見るには見るが認めず、聞くには聞くが悟らない、こうして回心して赦されることはない」

2012-12-17 03:49:14 | 福島第一原発と放射能

 カルディコット博士のセミナーからスタートすることになった医師達の会合より帰宅してから、選挙結果をなんとなく眺めています。テレビがない環境で。そうすると、予想通りなのですが、自民党が大勝しています。思っていたよりも維新もかなり票が伸びていて、改憲も徴兵制も原発再稼働も何でもできそうな時代になりました。きょうの都内は妙に明るくて、僕がことし見た東京の光景の中で、最も被爆を意識させないような状態でした。ただ、僕には違和感だらけでしたが、まあこれが今の日本のリアルと思います。

 日本の国民大衆の感覚ですし、小選挙区制度というシステムの場合、第一党の民主党が滑り落ちると第二党の自民党に票が過剰に集まるのは当然の話です。雪崩をうってそうなるのが、この選挙制度の根幹システムですから。結果は何らおかしくありません。

 実は維新は、思っていたよりも票を伸ばしているのも、ある意味で納得した事象がありました。さっき、メキシコステーキ(全部輸入食材と富山米)屋で食事をしたのですが、、東京の若い子達が、十人程度で飲み会しながら、女子相手に話をつづけていました。典型的な東京の今どきの、しかもおそらく家がよさそうな子たち。彼らが口々に「維新がいいよ。」としゃべり倒していたのも聞きました。見た目と勢いがあると言いながら、橋下市長のパフォーマンスに惹かれ、石原に自分たちの祖父みたいな感覚を感じているような言い方でした。こういう若者たちが、維新というワードを、マスコミ報道とシンクロして推奨している感覚なのでしょう。僕自身の感覚が、良くも悪くも高すぎたのだと思います。大衆、特に若者の認識はそんなものではまるでありません。彼らは、ちょっとした飾り付けで反応しています。本質はありません。

 これで、この後、自民がこけた場合の極右受け皿もできました。この結果は想定通りの話です。自民が今後こけた場合、更なる極右グループに政権はスライドする可能性が高く、今後十年スパンで、ライトウイングの強い体制の日本になることはほぼ間違いありません。そうすると、反原発も、放射能防御も言説として、さらに認められない社会環境に置かれる可能性も否定はできません。

 まあ、こうした事を多数の日本国民が選択したということは、間違いありません。ごく少数の側の人間として、どういうように対応すべきなのか、この国(「東京で」ではなく)で僕は生存していくことが可能なのかという事を自分が問い直す状態になったんだなと、僕は思っています。現実を受け入れて、対処法を考えないと、本当に殺されます。納得しろなんて言いません。結果は受け止めて、日本は、僕らが思うような社会ではないという現実を踏まえて、あなたも僕も立派に非国民で、どんどん追いつめられる社会となったと。それを認識しないと、相手に殺されます。現実を認めなさい。ある意味、逃げ方も考えなきゃならなくなりましたから。予想通りですけど。

 次には、言論統制は、ある程度、されるに決まっています。民主党でこうなら、自民はさらに進みます。違う因子で自民がうまくいかなかったら(この可能性は大)、さらに極右になります。

 まあ、先に戦争かもしれません。なんせ国土の三分の一を毀損しましたから。おそらく領土回復を目的とした、無意識の開戦願望が日本人にあると思います。そういう中で、被爆阻止を訴える≒非国民という構図です。

 勝ったのは、被曝を認めない、原発を進めたい人。今の社会の中核がねじれなくそうなったということです。大衆は愚かなんです。

 「彼らは見るには見るが認めず、聞くには聞くが悟らない、こうして回心して赦されることはない」(マルコによる福音書4・12)。これが今の日本の現実なのでしょう。進むも地獄。退くも地獄。

 国民の多数が、放射能被害を本気で無視するという時代に突入しました。そして、本丸自民が登場したことで、これでこの国に、僕らがいられるのかどうかというところまで、追いつめられたことは間違いありません。

 でも、僕は追いつめられる方が好きなので、むしろちょっと興奮しています。ぎりぎりまで追い詰められるとはじめて、活路が拓けるのも実は、僕の人生にもっとも多いパターンです。人間は追い込まれて初めて、その本質に触れるものです。リアルとはそういうもの。本質に触れることで違う目が出ますから。

 おととい話した、浮遊する首都圏女子は、きっと僕が体験してきたぎりぎりを回避してしまい、その本質に触れることを意識的にか無意識的にか逃げていたのだと思います。でも、たぶんそういう逃走は、みんなもできなくなります。僕ができないばかりでなくて。

 さて、貴女はどうしますか。僕は、貴女の心の声が聴きたいです。


浮遊する首都圏女子と聞こえてきた脳の奇形、五ヶ月目の心音停止。富山県内のガレキ試験焼却注意。

2012-12-16 11:02:37 | 福島第一原発と放射能

 僕は、何度も書いていますが、選挙というシステムに信頼を強く置いているわけではありません。しかし、投票行動は、我慢して行うべきものと認識しています。嫌でも何でも投票は行う以外の選択肢はありません。あなたの一票が有効に機能しなくても、投票しないと、もっと無意味なことになります。この国の国籍を有している以上、投票行動をとる以外の選択肢は皆無です。どんなに絶望が深くても、家で寝ている時間があるのだったら、投票しに行ってください。僕個人も、諦念とともに、投票します。俯瞰で見れば見るほど、絶望しかありませんが、それでも投票しない理由にはなりません。

 【富山・ガレキ阻止】きのうから行われている富山県高岡市のガレキ七トン試験焼却に続き、立山のエリアでも本日から試験焼却を強行しています。こちらは明日まで続きます。近隣エリアの方は注意してください。

  本来は、きょう行われる投票やきょうの特別のミーティングのために、今回の僕の日程はあるのですが、きのうおこなった女子会は、そのついでに、思い付きで行いました。

 座談会形式のものは、はじめておこなったのですが、いろいろとやってみて、参考になりました。まずなにが、よくわかったのかというと、三十人くらいの人たちと、座談形式で行うと、その人たちのいろんな意識のあり方が実はよくわかる部分もあり、特に独身や既婚でもお子さんのいない女性に限定したため、彼女たちの意識のあり方がよくわかったということです。一言でいえば、「浮遊」しています。これは、この3.11.以前からなのでしょうが、自分のリアルをうまくとらえておらず、自分の欲望や目的をつかまえていない感覚が、ひしひしと感じられました。

 特徴的なことは、開始から三時間十五分、会場で座談を続けましたが、ほとんどイントロダクションのレベルに終始し、僕から見ると本論のレベルに到達さえしませんでした。実は別のお店でさらに、一時間半お話をしましたが(結局23:30まで)、それでもたぶん、きちんと話の中身が、本質に行きつかなかった気がします。

 というのも、その会場で聞こえてきたのは「危険は理解する。避難したいと思う。でも方法が分からない。それより、自分の人生で何をしていきたいのか、自分でもよくわからない。」という話に最後は終始したからです。僕はすこし、驚きました。結局、避難移住ということがなぜできないのか。なぜ思いつかないのか。特に独身女子などで何がポイントなのだろうと、話し続けてみると、「自分がない」「自分がしたいことがない」「自分がわからない」というような答えにその場に来ていた首都圏女子の大半が帰着するという現実でした。彼氏が説得できない、旦那が説得できないということが、そこに言い訳のように添えられていました。母子家庭の方は、年老いた母親の説得が難しいという声もありました。

 避難・移住という感覚や、危険を意識しても動けないことは、実はその人本人の意識に帰着することが、三十人と対話してみると実感として伝わってきます。いろんな社会的な立場や、いろんな人間関係があるのですが、しかし、子供というファクターがない女性たちは、大義名分をうまくもてずに、行動できない。なぜなのか。自分の中でのほんとうにしたいこと、やりたいことをこれまで突き詰めたこともなく、たぶんずっとごまかして生きてきたことが、はじめて突きつけられる状態になっている。それが一年半以上が経過しても、回答が出せない。おきていることはそういうものだと思いました。

 浮遊している人々が、さらに浮遊している状態になっている。そのことを痛感しました。これ、僕が半年前に書いたことを、いろんな人たちと話して、実は、共通の感覚であることをさらに思い知らされたことでもあります。

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半年前の記事の一部を再掲します。貴女が生きるという選択をすること。

「持ち物を見てみたら、どうしても持っていかなければならないものは、何にもない。何にもないことが分かって、私の人生はなんだったのだろう」という答え。「小さいころのアルバム位しかないよ。でも重たいからいいよ。」と。「そのくらいは持ってきなさい。車に積むから。」と僕は返しました。

 

 でも、たぶん人間の人生というのはそのくらいのものなんです。そのくらいのものでも、生きているという事なんです。もっていくものがほとんどなくても、小さいころのアルバムだけでも。                            

 

 そして、今、生きている貴女があるなら、貴女自身を生かし続けることからしか、人生の本質は掴まらないと僕は思います。

 

 

 

 生きるという選択をすること、それだけが意味あることです。そこに、放射性物質はまるで必要ありません。

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 この会場で集まった、三十人くらいの方の中でも、身の回りで、六十代の突然死が相次いだ話も伺いました。新潟の山間部で、赤ちゃんが頭の奇形があるため、病院からあきらめなさいと言われた知人の話を話す女性もいましたし、首都圏で、五ヶ月目で、心音が突然途絶えた話も伺いました。もちろん原因はわかりませんが、自分たちの体調にとどまらず、異変がいくつもあることが、あたりまえのようになりはじめていることを、少なくともこの女性たちの中では認識が始まっていました。

 さらに、驚いたことに、僕が過去に一緒に仕事をおこなったことのある人間の話まで聞こえてきました。検診で、のう胞が何個も確認されたという、ぼくにとっては、そりゃそうだろうという現実が、過去の知り合いにおきていることもわかりました。そういう人が、その現実を直視せずに、お受験に奔走している有様も含めて。

 子供がいるから理由が立って避難した人、子供がいないから理由が立たないと感じる人、そういうことも、自分の異変もごまかそうとしている人、とにかく本質的な目標、人生の夢、追い求めるものがなく、日常のルーティンで時を過ごす人。


僕は戸惑いながらも、話すしかありません。「自分を大事にしてください」と。

ほかに何もありません。

 「放射能防御女子会」は要望が強かったこともあり、もう何回か開催してみようかとも思いました。何か突破口を探せるかもしれませんから。

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ヘレン・カルディコット博士の著作より

ROUTINE RADIATION FROM NUCLEAR POWER PLANTS より-----------------
(※今回の訳出部分には、上掲の「原子力発電所からの放射線」に関わる内容は未出です)

As described in chapter 1, the uranium 235 isotope is enriched
from a low concentration of 0.7% to 3% for fuel in nuclear power
plants. (If uranium 235 is enriched above a concentration of 50%,
it can be used as nuclear weapons fuel.)

第1章で述べたよう、ウラン235同位体は原子力発電所の燃料用に、
0.7%の低濃度から3%に濃縮されます。
(ウラン235が、50%の濃度より高く濃縮されると、核兵器燃料として使われることが出来ます。)

But the most serious aspect of enrichment is the material 
that is discarded: uranium 238. This is called “depleted uranium”
(DU) because it has been depleted of its uranium 235. But it is 
not depleted radioactively.

しかし、濃縮の最も深刻な側面は、廃棄される物質、ウラン238です。
これは、ウラン235を取り尽くされたものであるため、「劣化ウラン」(DU)と呼ばれていますが、
放射性は減らされていません。

The Pentagon, however, has found a nifty use for at least a
small amount of this radioactive waste. Because uranium 238 is 1.7
times more dense than lead, it has been deemed the ideal antitank
weapon.

しかしペンタゴンは、この放射性廃棄物の、少なくとも少量について、
巧妙な利用法を見つけました。
ウラン238は、鉛より密度が1.7倍高いため、理想的な対戦車兵器とみなされました。

But DU has several unfortunate properties. It is pyrophoric, 
which means that it bursts into flame upon impact,
and when it burns, up to 80% disintegrates into finely powdered
aerosol, which is distributed to the four winds. The mist is radioactive,
and it has a half-life of 4.5 billion years.
Uranium is a heavy metal. It enters the body via inhalation into
the lung or via ingestion into the GI tract. It is excreted by the kidney,
where, if the dose is high enough, it can induce renal failure or
kidney cancer. As a calcium analogue, it lodges in bones where, like
plutonium, it causes bone cancer and leukemia. Last but not least, it
is excreted in the semen, where it mutates genes in the sperm.
In the 1991 GulfWar invasion, the Pentagon used 360 tons of
depleted uranium in the form of antitank shells in Iraq,Kuwait, and
Saudi Arabia.

しかし、DUには幾つかの、あいにくの特性があります。
それは自然発火性です。つまり、衝撃を受けた瞬間、それはぱっと燃え上がり、
燃えると最高80%が粉末状の微粒子に細かく崩壊し、四方へ撒き散らされるということです。
その煙霧には放射性があり、半減期は45億年です。
ウランは重金属です。それは肺への吸入を通して、或いは消化管への摂取を通して体に入ります。
ウランは腎臓により排出されますが、摂取量が多すぎる場合、
そこで腎不全や腎癌を引き起こし得ます。
カルシウム類似体として、それは骨に留まり、そこでプルトニウムのよう、
骨癌や白血病を引き起こします。
最後になりましたが、決して軽視出来ないのは、ウランは精液に排出され、
そこで精子の遺伝子を突然変異させます。
1991年の湾岸戦争侵攻で、ペンタゴンはイラク、クウェート、そしてサウジアラビアにおいて、
対戦車砲弾の形で360トンの劣化ウランを使いました。

In the invasion that began in 2002, the United States
and its allies have already deployed well over 127 tons, according to
the Pentagon, which is loath publicly to announce the total amount
of DU used. I suspect the actual quantities are significantly higher.
Much of the DU is in cities such as Baghdad, where half the population
of 5 million people are children who play in the burned-out
tanks and on the sandy, dusty ground. Children are ten to twenty
times more susceptible to the carcinogenic effects of radiation than
adults. My pediatric colleagues in Basra, where this ordnance was
used in 1991, report a sevenfold increase in childhood cancer and a
sevenfold increase in gross congenital abnormalities.
In essence, the two Gulf wars have been nuclear wars because
they have scattered nuclear material across the land, and people――
particularly children――are condemned to die of malignancy and 
congenital disease essentially for eternity. 

(使われたDUの総量を、公的に発表することを嫌う)ペンタゴンによると、2002年に始まった侵攻で、
アメリカ合衆国とその同盟諸国は、すでに127トンを優に超える量を配備しました。
私は、実際の量はそれをかなり上回るのではないかと思います。
DUの多くは、バグダッドのような都市にあり、そこでは500万人の人口の半分は、
焼け尽くされた戦車の中で遊び、砂だらけでほこりっぽい地面で遊ぶ、子供たちです。
子供たちは、大人の10倍から20倍、放射線の発癌作用の影響を受けやすいものです。
1991年にこの兵器が使われたバスラの、小児科の仕事仲間は、小児癌の7倍の増加と、
先天性異常全体の7倍の増加を報告しています。
本質的に、二つの湾岸戦争は核戦争でした。
なぜなら、それらは核物質を国中にまき散らしたからです。
そして人々は――とりわけ子供たちは、悪性病変と先天性疾患で死ぬことを、
実質的には永遠に余儀なくされます。

It is important to note that other countries involved in uranium
enrichment include Britain, China, Russia, Israel, Japan, Germany,
Argentina, France, North Korea, Iran, Pakistan, Brazil, and India.

ウラン濃縮に関わる他の国が、英国、中国、ロシア、イスラエル、日本、ドイツ、
アルゼンチン、フランス、北朝鮮、イラン、パキスタン、ブラジル、
そしてインドを含むことに注意することは重要です。

Britain, China,Russia, France, and Pakistan have highly-enriched uranium
weapons. Many of these other countries, if they so desired, could
make nuclear weapons by enriching their uranium beyond 50%.

英国、中国、ロシア、フランス、そしてパキスタンは、高濃縮ウラン兵器を持っています。
これら5カ国以外の上述の国々の多くは、もしそう望むなら、
彼らのウランを50%より高く濃縮することで、核兵器を製造することが出来ます。
 
 
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カルディコット博士東京講演のDVD販売のお知らせが、届きました。予約開始して、年明けに発送されるお話の様です。販売元は、FRCSR(「みんなのカルテ」)になります。僕も「放射能防御プロジェクト」も、直接は、この販売には関係していませんので、関心のある方はFRCSRにお問い合わせくださいますようにお願い致します。

 
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ヘレン・カルディコット博士東京講演DVD 予約受付開始のお知らせ

ヘレン・カルディコット博士講演会DVDを望まれる声が多くありました。只今、製作中、年内に仕上がる予定です。参加できなかった方、身近な方に配られたいという方、グループでの学習会などにご利用ください。内容は初日の東京一般講演です。

タイトル:ヘレン・カルディコット博士東京講演
内容:2012年11月17日 ヘレン・カルディコット博士東京講演・成城ホール 
時間 : 1時間49分38秒
価格 : 2000円(送料込み)
初版 : 1000枚 
発売・発送 : 新年早々を予定しております。
発売元 : FRCSR

ご希望の方はご予約を受け付けております。ご予約は下記となります。
尚、ご記入の際は必ず確実に返信を受け取れるメールアドレスのご記入をお願いいたします。
ご予約の後、お振込先をご案内させて頂きます。
よろしくお願いいたします。



 
 
 

「とうとう、私の友人が死にました。」31歳男性が心臓疾患で突然死。本日は『放射能防御女子会IN川崎』。

2012-12-15 12:35:06 | 福島第一原発と放射能

【富山・高岡ガレキ阻止】

本日10時より24時間のガレキ試験焼却をしている模様。警戒してください。

富山・高岡市が岩手・山田町のガレキ7トンを12月15日10時より環境クリーン工場(長慶寺640番地)において試験焼却を実施している模様です。量は少ないですが、警戒はしてください。

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「木下さん、お久しぶりです。お忙しいと思うので、ご報告だけします。」

今は、大丈夫ですよ

「とうとう、私の友人が死にました。もともと水戸在住で、私の同級生が心臓の疾患で突然死しました。」

えっ。男性、女性?

「男性です。31歳の独身男性。今の居住地はつくばではない、県内のどこかです。

放射能のことは、全く気にしていません。周囲も全く気にしていません。」

「地元で私は『逃げた臆病者、恥知らず、薄情者』という位置づけなので、細かくは教えてもらえません。」

厳しい現実ですね。

「はい、とても厳しいですね。ご両親は健在で、健康だったと記憶しています。

亡くなったのはことしの秋らしいです。」

 

僕が直接よくやりとりをしていて、いろんなエリアの健康被害の報告を寄せてこられる女性と、きのうつぎのようなやり取りがありました。彼女は、もともと出身が茨城で、3.11.の時点では、別の県にいたのですが、現在は西日本に避難・移住に踏み切られています。お住まいだったエリアなどでの健康被害報告を継続的にいただいていましたが、今回、同級生の、まだ若い男性が心臓の疾患で突然死されている状況を知らされて、本人も、心理的にお辛くなっているようです。もちろん、心臓の突然死の原因は不明です。こうしたことが起きていることだけをお伝えしておきます。

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【限定「12/15(土)木下黄太と話す放射能防御女子会IN川崎」】 

 トライアルイベントです。僕のトークを一時間行い、その後、みなさんと時間を取ってお話をします。きちんとお話をしたいので、人数を限定して、参加対象を絞りました。会場は22時手前まで使用可能なので、皆さんの様子次第で、終了時間は決めたいと思います(所用のある方は二時間程度でお出になっても構いません。フレキシブルに。)。シンフォニーホールの研修室。川崎駅直結です。

 まだ空席があるので、参加対象に合致する方は、ミューザ川崎に、直接おいで下さい。

 参加者は45人限定。参加対象は、放射能防御を意識している20代、30代の独身女性をメインに、既婚でもお子さんのいない女性を優先します。お子さんづれで出席の方は完全に不可。男性も当然不可(というか入れません)。若い女性たちが、自分の身を守ることをどこまで意識して、どこまで考えているのかを、僕のトークをベースに、一緒に話せるくらいの人数の方たちと、きちんとお話しするという試みです。僕自身も、首都圏の若い女性たちが、どの程度の危機意識でいるのかを、きちんと捕捉する良い機会と考えています。

■日時
2012年12月15日(土)受付開始 18:00 開始時間 18:30 
■場所
川崎駅直結
ミューザ川崎シンフォニーホール 研修室2+3
http://www.kawasaki-sym-hall.jp/access/

参加費は1000円。

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 カルディコット博士東京講演のDVD販売のお知らせが、届きました。予約開始して、年明けに発送されるお話の様です。販売元は、FRCSR(「みんなのカルテ」)になります。僕も「放射能防御プロジェクト」も、直接は、この販売には関係していませんので、関心のある方はFRCSRにお問い合わせくださいますようにお願い致します。

 
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ヘレン・カルディコット博士東京講演DVD 予約受付開始のお知らせ

ヘレン・カルディコット博士講演会DVDを望まれる声が多くありました。只今、製作中、年内に仕上がる予定です。参加できなかった方、身近な方に配られたいという方、グループでの学習会などにご利用ください。内容は初日の東京一般講演です。

タイトル:ヘレン・カルディコット博士東京講演
内容:2012年11月17日 ヘレン・カルディコット博士東京講演・成城ホール 
時間 : 1時間49分38秒
価格 : 2000円(送料込み)
初版 : 1000枚 
発売・発送 : 新年早々を予定しております。
発売元 : FRCSR

ご希望の方はご予約を受け付けております。ご予約は下記となります。
尚、ご記入の際は必ず確実に返信を受け取れるメールアドレスのご記入をお願いいたします。
ご予約の後、お振込先をご案内させて頂きます。
よろしくお願いいたします。

特定商取引法の表示⇒http://www.frcsrus.org/commercial-transactions 

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 バンダジェフスキー博士のDVDは、医師向けセミナーのものは、トラブルがあり、出ません。何度も書きますが、しつこく書いておきます。セミナーの時に、参加者に実費配布したいと僕も言いましたが、トラブルでできません。もともとセミナーお申し込み時点で、DVD配布を事前にお約束していませんし、こちらもトラブルがおきていると何回も何回も書いているのに、いまだに理解されない方がいるため、しつこく書いておきます。残念ながら、出ません。諦めてください。

 バンダジェフスキー博士の品川最終講演のDVDも、さまざまトラブルがあり、編集まではこの秋にようやく終わっていますが、これも現時点では発売のメドが立っていません。これも現在、一つ、二つ超えないとならないトラブルがあるためです。こうしたトラブルを自分の自己満足のために、引き起こす人たちを僕は心の底から軽蔑しています。ほかの人たちにとって、結局こういう人たちの勝手な欲望の充足は足かせにしかなりません。(博士とは合意できているのに。)

 「放射能防御を自分が満たされなかった人生の自己実現に使うな。」と、僕は怒っています。バンダジェフスキー博士の品川公演DVDが最終的に販売できなかった場合、そういう愚かな人たちによる、禍のためでしかありません。どうなるのかは、予断は許しません。僕は、こういう身勝手な人々に対して、本当に関わりたくありません。

「放射能防御を自分が満たされなかった人生の自己実現に使うな。」ということに関しては、暇なときに一度記事にはしたいと考えています。


 



 

 


何故、僕らは選挙にいかないとならないのか。それは、人が座して死を待つ生き物ではないから。

2012-12-14 03:42:08 | 福島第一原発と放射能

 なんで選挙に行かないとならないのか。本当に今回の選挙はいよいよ選択肢がなく、入れたい候補は、自分の小選挙区には、皆無であるし、反原発&被爆問題の認識&ガレキ阻止を少なくとも、全部満たす候補など、ほぼいない今日この頃でしょう。有権者にも、いよいよ態度未定者も多く、決めるに決めかねる現実があります。マスコミが騒ぐだけ、騒いでも、新党が乱立していも、人々の心の中に、新しい政治活動、選挙へのムーブメントが、飛び込んでこないのが現実だと、僕は思います。そうすると、投票に行く気になりません。足が向きません。自分の投票したい候補ほど、死に票になる可能性も否定できませんし。こうした感覚が多くの方々の、今回の選挙への思いと理解します。

 しかも、民主党に期待して入れた人たちも多かった前回の選挙。しかしながら、3.11.という事象の中で、どこまでもどこまでも、きつい時代を痛感させられた中で、いよいよ選挙というシステムそのものの無意味ということを悟っていらっしゃる方も多いと思います。

 ある意味で、その感覚は正しい部分も僕はあると思います。

 けれども、そうした選択に突き進めば突き進むほど、僕らには間違いなく抜け道はありません。もちろん、選挙に投票すれば、抜け道があるわけではありませんが、投票しなければ、抜け道をとおす作業は、さらに極めて厳しくなり、いよいよ後がなくなります。

 実は、進むも退くも、それは地獄の入り口であることは、間違いありません。しかし、勇猛果敢に突破していこうとトライアルするのか、そのことさえあきらめてしまうのか。ここには違いは大きいです。

 僕は戦線のあり方を再措定しなければならないとは、感じていますが、それにしたところで、進んでおくしか、とりあえず方法はありません。まだ国は完全に終わったわけではありません。不穏な空気が立ち込めていても、これはまだ、序の口です。序の口のうちに、やはり声を上げる作業は継続しておこなわねばなりません。あきらめるのは、早すぎます。

 そこで投票行動というのは、どんなに可能性が少なく一見、思えても、可能性はゼロではありません。選択肢の少ない中で、よりベターな選択を必ず、行うようにする。そこから、突破しようとするトライアルは必要です。

 原発をとにかく廃炉にしていく。被爆のリアルを隠ぺいせずに正視し、対応する。ガレキの広域処理のような狂った作業は極力止めさせる。こうしたテーマに取り組み度合いの高い候補から、小選挙区や都知事は投票する。政党も、このテーマと公約との比較で、ベターな解はなくても、よりひどくない政党をチョイスして選択するしか方法がないということです。

 投票行動は妥協の産物です。よりひどくないものをどうやって僕らは選び抜けるのか。きょうとあすの二日間で、もう一度各候補、各政党の主張してていることを確認してください。

 そのうえで、あなたの心の中での、まだひどくないほうの選択肢をチョイスしてください。たぶん、それしか方法論はないのが現実です。厳しい話ですが。

 今回そうした、投票行動をとらなかった方は、いろんな意味で、その人生に禍根を残すことになると思います。何もしなければ、この被爆後の世界の中では、座して死を待つのみになりかねません。否、それは徐々に進んできています。社会が被爆を容認し続けていると、構成員として存在する我々が一人ずつ、侵されていくことにほかなりません。恒常的な、精神肉体の「レイプ」が繰り返される状態に、みなさん一人一人が置かれているのです。被ばくというのは、本質的にものすごく恐ろしいものです。それを踏まえると、対抗措置を講じる試みを行うしかない。僕らに残された術は少ないです。少ないですが、それを何にもしないことに、プラスはありません。

 不在者投票でもなんでも対応して、意思表示は示してください。民主主義や選挙システムが、有効でない可能性に拘泥しすぎると、更なる泥船に乗り続けるだけと思います。

 それが、ファシズムです。七十年以上前の過ちを繰り返すのでしょうか。しかも、僕らは毀損した被爆後の日本のリアルに生きています。本質的に重罪を背負い続けながら、生き抜いていくしか、道はありません。それがどんなに遠くても。

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【限定「12/15(土)木下黄太と話す放射能防御女子会IN川崎」】 

 

 トライアルイベントです。僕のトークを一時間行い、その後、みなさんと時間を取ってお話をします。きちんとお話をしたいので、人数を限定して、参加対象を絞りました。会場は22時手前まで使用可能なので、皆さんの様子次第で、終了時間は決めたいと思います(所用のある方は二時間程度でお出になっても構いません。フレキシブルに。)。シンフォニーホールの研修室。川崎駅直結です。

 

 参加者は45人限定。参加対象は、放射能防御を意識している20代、30代の独身女性をメインに、既婚でもお子さんのいない女性を優先します。お子さんづれで出席の方は完全に不可。男性も当然不可(というか入れません)。若い女性たちが、自分の身を守ることをどこまで意識して、どこまで考えているのかを、僕のトークをベースに、一緒に話せるくらいの人数の方たちと、きちんとお話しするという試みです。僕自身も、首都圏の若い女性たちが、どの程度の危機意識でいるのかを、きちんと捕捉する良い機会と考えています。

 

■日時
2012年12月15日(土)受付開始 18:00 開始時間 18:30 
■場所
川崎駅直結
ミューザ川崎シンフォニーホール 研修室2+3
http://www.kawasaki-sym-hall.jp/access/
■申込アドレス
woman_rdp@hotmail.co.jp 

参加費は1000円。参加希望者はメールにお名前、連絡先(携帯など)を書いてお申し込みください。一緒に来られる方がいるなら、その方も同様にお書きください。45人以上の参加ができないため、一通のメールでお二人までしか予約はできません。ご了解ください。




何故、東京人に大分移住が向くと考えたか、大分講演部分書き起こし。『チェルノブイリ・ハート』無料配信。

2012-12-13 02:41:03 | 福島第一原発と放射能

 清水寺で発表されることしの漢字は「金」でした。金メダルなどの連想からの「金」らしいですが。。。去年の「絆」だったのが、今年は「金」。日本のリアルを見事にシンクロさせてくれる。そして、キンというよりカネ。いまの日本そのまま。亡国です。

 【必見・拡散『チェルノブイリ・ハート』無料配信】映画『チェルノブイリ・ハート』は、一人でも多くの日本人に見せてください。無料で見られます。一億人が見たら変わります。とにかく、大切な人から、家族、親族、恋人、友人、同僚。一人でも多くつないでください。http://t.co/1o2SnkOB

 僕が大分講演で地元の方たちが、特に大分に関して僕が話したことを書き起こして下さいました。放射能被爆の危険から少しはみ出していますが、どうして避難・移住先として、大分を魅力的に感じたかが、うまく僕がしゃべっています。自分がしゃべる方が早い人間だなあと、思いながら紹介しておきます。なんというか盲点だったんですよね。大分。津久井のガレキを阻止したことで、なんだろうという意識が僕の中でもたかまっていたのですが、行くと思わぬことがわかるということです。僕の講演からの書き起こしです。

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 「多分今、この問題で講演していない県は青森とか栃木くらいなので、ほとんど全国に行って、全国どの状況でっていうのが、大体ちょっと捕捉できている感覚なんですよね。その感覚で言うと、大分って言うのは、あの、長らく来ていなかったこともあって、イメージがずっとなくて、ま、御免なさい、単純に、田舎と思っていただけなんですよ。頭の中では。だけど、来てみてわかったのは、多分今、東京の人が、移住をしたいと思っている、実は、潜在層っていうのは、結構いると僕らはみているんですが、その人たちが、いろんな心理的なハードルがいくつもいくつもあって、個人のことはいいんですけど、具体的に来た時に、生活がうまくできるのかと、そういうことで、悩んでいる人たちが いっぱいいるんですよね。

 例えば、東京との生活を比較して、利便性があるのかだとか、暮らしやすいのかだとか、地域特性が強すぎて、しんどくないのかとか、そういうことの流れの中で、実は、選択できるチョイスというのが、もともと西日本のほうにあるいは北海道に、ご実家のあった方ならともかく、そうでない方たちが、悩んでそういう相談を僕にして来るんです。そういう観点で考えるときに、大分っていうのが、あんまりイメージがなかったんです   けど、来てみてわかったのは、多分、東京の人たちにとっては、楽ですね。ここは。物すごく楽ですね。これねえ。あの。今回来ての一番の発見は、実は、それだったんですよ。つまり、例えば、熊本に、避難者の人っていうのは、すごく今増えているっ て言われてます。ですけど、熊本は、僕、何回も伺ってますけど、行けども行けども思うのは、多分、熊本で生活していくのは、なかなかしんどいだろうな、というのが、いろんな実感でわかっているのが、熊本のいろんな県民性とか、地域特性とか、町の作り方とか見てて、新幹線の利便性っていうポイントはあるけれども、本当に難しいだろうなと思って見ていて、大分はまったく、御免なさい、まったく考えていなかったんですよ。

 本当にイメージがなくて、で、あのね、難しいのは、大分と宮崎っていうのは、テレビ局の数も少なくって、僕、もともと、テレビ業界の人間なんで、要は、ひとつの局がしかないようなところで、情報が一番日本国内の中で、中央に入りづらい何箇所かのうちの一つ なんです。大分って。

 だからそういう観点もあって、しかも自分がたまたま、17、18年前の機会以来、たまたま来ていなかったので、まったく情報がなくて、久しぶりに来てみて思ったのは、ここは、東京の人にとって、すごく楽です。町の作り方、昨日夜中に、別府から大分に車で移動してみたんですけど、そういうことも含めて見てると、東京から神奈川にかけての、あるいは伊豆のほうにかけての湾岸の流れ方と、非常に似ている。すんごい似ているイメージ。しかもはっきり言うと、こっちの方が断然にいい。景色も含めて。そういうビューポイントがあったりして、なおかつ、都市部の都市環境が、もちろん車中心ですけど、その車のあり方も含めて、きちんとされてる。そういう場所って、そんなに 無いんですよ、全国的に。

 今岡山に実は避難者が集中してます。非常に集中してます。例えば、僕の講演会をしたり、この前、ヘレン・カルディコットっていうオーストラリアの女医の先生の講演会を岡山でやったのは、確実に岡山なら集客できると僕らがふんで、やったんです。実際その通りやっぱり、岡山では集客できたんです。で、来ている人の6割方の人たちが、避難者なんです。で、その避難者達に、最近ちょっと増えだしたのが、ようやく宮城の避難者。宮城の避難者の人が、二桁台の状態になってきて、やっぱり東北で気付いている避難者達っていうのの内訳は、実は宮城の方が多いです。で、福島の人たちは、もう、あの時点から、やばいと思って出ている人たちで、それは、あんまり遠隔地には 、なかなかみんな一切、行かないんですよね。だから、一番単純に行ってしまう人は山形に行っちゃう。あるいは、意味がなく宮城に行っちゃうという人もいて。で、ちょっと、汚染のことをきちんとわかっていれば新潟まで行くんです。そういう福島の避難者の方たちが周辺に多いのと比べると、西日本に避難して来るのは、圧倒的に首都圏の人たちです。で、それの、多分、一番、ファーストチョイスが、ま、地震も少ないことも含めて、岡山というチョイスがずっとされていることは、ほとんど間違いない。ま、移住に関して岡山を勧めるような本が出てたりもしますから、そうしたことも含めて、なるんだと思います。別に僕は岡山をものすごくいいとか、岡山に行くべきだとか、あんまり言っていないのに 、どんどん岡山にばかり避難者が増えるのは、まあ、新幹線で、利便性が良くて、何かあった時に、東京に帰りやすいとか、そういうことが色々影響しているんだと思います。

 その意味で、大分は遠いんですけど、遠いんですが、多分、東京の人が、街を見て、街の感じを見たときに、入りこみやすい、生活がしやすい、自分たちが生活をしてきた、例えば首都圏の郊外とかと非常にイメージが近い。しかも、なおかつ、色んな大分の方と話をしていて、多分、東京の人が話して、感覚的に違和感が少ない。恐らく少ないと思います。そうした場所なんだなということが、今回初めてわかって、そういうことと、もしかすると、あの津久見で、ガレキの焼却処理が早い段階で事が起こり、しかも、それ が、早い段階に潰れていった。住民の声がちゃんと上がって潰れていったというのは、実は、大分はすごく意味のある行動をとってくれていて、これが、全国の、ガレキの反対運動の中で、大分がこれをやり遂げたということは、実は、全国の運動体にとっては、ものすごく励みになっている。そうした事情なんです。でもね、それはある意味、自然を守る、環境を守るという以上に、大分のその辺の感覚性みたいなものと、それが実は、被曝を懸念して、逃げたいと思っている首都圏の人たちの感覚と、相通ずるところがあるような、そういう気がしながら、今この場にいます。」

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【限定「12/15(土)木下黄太と話す放射能防御女子会IN川崎」】 

 トライアルイベントです。僕のトークを一時間行い、その後、みなさんと時間を取ってお話をします。きちんとお話をしたいので、人数を限定して、参加対象を絞りました。会場は22時手前まで使用可能なので、皆さんの様子次第で、終了時間は決めたいと思います(所用のある方は二時間程度でお出になっても構いません。フレキシブルに。)。シンフォニーホールの研修室。川崎駅直結です。

 参加者は45人限定。参加対象は、放射能防御を意識している20代、30代の独身女性をメインに、既婚でもお子さんのいない女性を優先します。お子さんづれで出席の方は完全に不可。男性も当然不可(というか入れません)。若い女性たちが、自分の身を守ることをどこまで意識して、どこまで考えているのかを、僕のトークをベースに、一緒に話せるくらいの人数の方たちと、きちんとお話しするという試みです。僕自身も、首都圏の若い女性たちが、どの程度の危機意識でいるのかを、きちんと捕捉する良い機会と考えています。

■日時
2012年12月15日(土)受付開始 18:00 開始時間 18:30 
■場所
川崎駅直結
ミューザ川崎シンフォニーホール 研修室2+3
http://www.kawasaki-sym-hall.jp/access/
■申込アドレス
woman_rdp@hotmail.co.jp 

参加費は1000円。参加希望者はメールにお名前、連絡先(携帯など)を書いてお申し込みください。一緒に来られる方がいるなら、その方も同様にお書きください。45人以上の参加ができないため、一通のメールでお二人までしか予約はできません。ご了解ください。

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【大阪・ガレキ阻止】「放射能汚染ガレキ広域処理差し止め裁判原告団」より 

大阪市・大阪府を被告とするガレキ広域処理差し止め裁判を提訴。皆さん、原告になってください。

 ご質問はnobiscum@wb4.so-net.ne.jp(小山)

 ★提訴は来年1月23日。

 ★被告は大阪市・大阪府。

 ★請求する内容を、①放射能汚染ガレキの広域処理の差し止め、②環境権の侵害による損害の賠償(慰謝料)、とする民事訴訟。

 ★原告団の加入費用は、1人1万円。

 裁判の目的は、ガレキ広域処理の実行者の責任を追及し,圧力をかけることです。

また裁判を道具として広域処理反対の運動を拡大することです。 

詳しくはこちらのURLから,原告団のHPに入ってご覧ください。
→ http://garekisaiban.blog.fc2.com/

≪誰でも原告になれます≫

 この訴訟は、良い環境を享受する権利が侵害されると感じ、訴訟の費用を負担する人なら、誰でも原告になれます。住所による制限はありません。
  住所による制限はありませんが,焼却場等からの距離や原告の性質(放射性物質に対する影響の大小)が結論を左右する可能性があります。





仙台の11歳子供、軽い白内障。東京の50代男性、白内障で失明寸前。東京から親子海外留学が流行り。

2012-12-12 12:50:29 | 福島第一原発と放射能

 

【限定「12/15(土)木下黄太と話す放射能防御女子会IN川崎」】 

 トライアルイベントです。僕のトークを一時間行い、その後、みなさんと時間を取ってお話をします。きちんとお話をしたいので、人数を限定して、参加対象を絞りました。会場は22時手前まで使用可能なので、皆さんの様子次第で、終了時間は決めたいと思います(所用のある方は二時間程度でお出になっても構いません。フレキシブルに。)。シンフォニーホールの研修室。川崎駅直結です。

 参加者は45人限定。参加対象は、放射能防御を意識している20代、30代の独身女性をメインに、既婚でもお子さんのいない女性を優先します。お子さんづれで出席の方は完全に不可。男性も当然不可(というか入れません)。若い女性たちが、自分の身を守ることをどこまで意識して、どこまで考えているのかを、僕のトークをベースに、一緒に話せるくらいの人数の方たちと、きちんとお話しするという試みです。僕自身も、首都圏の若い女性たちが、どの程度の危機意識でいるのかを、きちんと捕捉する良い機会と考えています。

■日時
2012年12月15日(土)受付開始 18:00 開始時間 18:30 
■場所
川崎駅直結
ミューザ川崎シンフォニーホール 研修室2+3
http://www.kawasaki-sym-hall.jp/access/
■申込アドレス
woman_rdp@hotmail.co.jp 

参加費は1000円。参加希望者はメールにお名前、連絡先(携帯など)を書いてお申し込みください。一緒に来られる方がいるなら、その方も同様にお書きください。45人以上の参加ができないため、一通のメールでお二人までしか予約はできません。ご了解ください。

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 北朝鮮のミサイルに関しては、現行政権にとっては、さらに痛烈な痛手となると思います。むしろこの後の衆議院選挙に、現在の選挙情勢をさらにその方向ですすめるために、大きく役に立つと 僕はおもいました。こうしたことは、いろんな背景がある時が多いですから、まっすぐ判断すると間違いますから、用心したほうが良いです。

 ただひとついえることは、ミサイルの精度が上がると、ミサイル自体の破壊力は強くなくても、対象物が、むしろ被害を増すようなものなら、それが、致命傷になるということです。言いたいことはお分かりいただけますよね。日本は、いろんな意味でリスクがどんどん増している極めて厳しい環境に置かれていることを僕らは認識せねばなりません。地震以外のリスクが明確化してということです。対象物にとって。

 東京の世田谷あたりからの親子海外留学のお話が、普通に聞こえてきました。僕自身、こうした手段で、海外留学されているケースはご相談としては聞いていました。これは、国にもよりますが、お母さんとお子さんが、両方もしくは片方が留学することで、ビザを取得し、母子ともども留学するという話で、被爆からの避難だけでなく、別にその国の言語や学問を身につけることを狙う話です。地域としては、マレーシア、カナダ、ニュージーランドなどが人気と聞きます。ビザの取得、学校の行きやすさなどが、判断のメルクマールになっていると思います。

 僕がこうしたことを書いたのは、放射能を懸念する特定の方たちの声ばかりでなく、自分の身辺からもそうした話が聞こえてきている状況があるということを、お伝えしている迄です。東京で、こういうリアルがあることを認識をした方が良いと思いました。

 さて、白内障は被ばく症状として、よく知られています。放影研でも「放射線白内障は、水晶体の一部ににごりが生じるものであり、水晶体の後側表面を覆う 傷害を受けた細胞に発生する。放射線被爆後、高線量であれば早くて1-2年、それより 低線量であれば何年も経ってから症状が現れる。」という記述があります。チェルノブイリでも「子供の白内障は汚染レベル15Ci/km2以上(6,938Bq/kg以上)の地域ではありふれているもの」とされていますし、バンダジェフスキー博士は「子どもの場合、体内の汚染が50Bq/kgで白内障が30%増えるというデータがある。気になるのは、白内障の子どもに様々な老化現象がある。」と話されています。

 これより、汚染の少ない、イタリアでも、白内障の多発が問題となっていて、被爆と白内障の関連は、イタリアの医師では常識となっています。ちなみに、高線量と白内障の関連は、推進側も認めている話でもあります。

 僕の知人の男性が、南相馬市にも数回入っていて、白内障を発症し、片目が失明寸前となった話はすでにお伝えしました。もともと因子はあったそうですが、3.11.前には発症していなかったのが、急速に重症化したと伺いました。

 さらに、仙台から西日本に避難したご家族で、お子さんの検査をされていて、甲状腺にも判断が難しい、異常がおきているケースがあります。甲状腺に今のところ良性と判断される腫瘍やのう胞があり、その大きさが1センチを超えると判断した医師もいます。甲状腺の異常は、お子さんの場合、ミリ単位のものが多く、1センチを超えるケースが最近伝わってきているのも、僕には気になるところです。そして、このお子さんに、軽い白内障がはじまっているということです。

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11歳の子供の甲状腺のエコー検査の結果についてお知らせいたします。

今年10月に病院で検査をしました。

結果は右にLEL(cystあり)が10mmx95, cyst(HELあり)が2個つながっていてあわせて653

左にLEL(cystあり)が1174, cystが432でした。

後日電話で確認をしましたが,cystがのう胞,HELが白く見え液が粘っているような物,LELが出来物(腫瘍?)でエコー上周りが黒っぽく見えていて自然に消える事もあるというような説明を受けました。

その他に0.2mmから1mmくらいの、のう胞胞がたくさんあるそうです。

 今年5月に別の病院で受けた検査では腺腫様甲状腺腫が右に2個左に1個で確か3mmから7mmくらいと言われたので大きくなっている事に不安を感じていました。

10月の時は血液像の詳しい検査は出来ていませんが,通常の血液検査でサイログロブリンも合わせ基準値内でした。

ちなみに今年7月下旬 今は治療の必要のないごく軽い白内障が見つかっています。

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  健康被害と思われる症状が急増、深刻化しています。

 報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp                                 

 事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

 「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年半近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 

甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値も確認した方が良いと思います。

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 ツイッターでも書いた、台湾でいただいたパイナップルケーキの話です。日本の小麦を使ってあると説明書きがあり、問い合わせたところ、神奈川の小麦と話していました。神奈川産の小麦なら、汚染がありうるため、さらに確認したところ、神奈川の会社がアメリカから輸入してきた小麦を、神奈川で製粉し、それを使用しているパイナップルケーキと判明しました。一応下限10Bq/kgのセシウム検査もしていました(ND)。僕の方は、会社名は出していませんが、台湾だけでなく、シンガポールにも支店があり、近々日本にも出したいという、最近台湾で流行りのお店らいしので、念のため追加報告しておきます。気にしていた方もいたので。

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【大阪・ガレキ阻止】「放射能汚染ガレキ広域処理差し止め裁判原告団」より 

大阪市・大阪府を被告とするガレキ広域処理差し止め裁判を提訴。皆さん、原告になってください。

 ご質問はnobiscum@wb4.so-net.ne.jp(小山)

 ★提訴は来年1月23日。

 ★被告は大阪市・大阪府。

 ★請求する内容を、①放射能汚染ガレキの広域処理の差し止め、②環境権の侵害による損害の賠償(慰謝料)、とする民事訴訟。

 ★原告団の加入費用は、1人1万円。

 裁判の目的は、ガレキ広域処理の実行者の責任を追及し,圧力をかけることです。

また裁判を道具として広域処理反対の運動を拡大することです。 

詳しくはこちらのURLから,原告団のHPに入ってご覧ください。
→ http://garekisaiban.blog.fc2.com/

≪誰でも原告になれます≫

 この訴訟は、良い環境を享受する権利が侵害されると感じ、訴訟の費用を負担する人なら、誰でも原告になれます。住所による制限はありません。
  住所による制限はありませんが,焼却場等からの距離や原告の性質(放射性物質に対する影響の大小)が結論を左右する可能性があります。




 

 



 


【大阪・ガレキ阻止】ガレキ阻止が大切、府警に抗議活動継続は無意味、敵を見誤るな。大学へ手紙で嘆願書。

2012-12-11 08:17:08 | 福島第一原発と放射能

 北九州のガレキ問題でも、足かせになりましたが、今回も、特定な左翼的感覚を一部の人が主張して、話がおかしなことになっています。はっきり言いますが、警察との対峙ばかり主張する、左翼側の一部の言説には反吐が出ます。

 大阪府警があきらかに、不当な逮捕をしていることは、間違いありません。その強圧的な手法に僕は相当懸念しています。しかし、使い走りのシステムにしかすぎません。いかにひどくても。

 しかし、その府警相手の抗争を優先させるという発想は完全に間違っていますし、相手の思うツボです。というか、馬鹿すぎます。警察と対峙すればするほど、逮捕者は増えて、話にならなくなります。そういうことをして、一般の大衆から、ガレキ反対運動をかい離させることになります。その方向にどんどん走っていく人たちは、あまりにも愚かだし、根幹の目標を忘れて、自分のたちのウェットな同志感情に流されています。

 あなたたちの「仲間を助けよう」という運動を、警察相手に展開すればするほど、警察はその中の中心人物をさらに逮捕しようとするだけです。そうでなければ、より警察に敵対的な人物を逮捕しようとするだけです。それが警察の本質です。前から、警察という組織はそういうものです。

  しかも、この展開を見ていると、あなたたちの内部にも、おそらく公安への協力者≒Sが存在している方が自然な気がしています。だれが、なにを行っているのか、たぶん公安には目星がついていて、いろんな時々で、目を付けた人間を、なんでも細かく法的に理屈がつけば、逮捕していくぞ、というスタンスだと思います。ばかばかしい状態です。そういう状況なのに、さらに府警を刺激することで、自らの首を、さらに自らで絞める状態です。あほらしすぎます。

 本来、ガレキを止める。橋下市長の横暴なやりかたを食い止めるのが、この大阪での活動の中心と認識しています。敵は本能寺にあるだけで、関係ない神社や寺に攻め入っても、対価は得られません。こんなことは、すこし考えれば、理解できる話です。

 しかも、ツイッターなどで情報を得ている人以外には、下地さんの逮捕さえ、一般的には知られてさえいません。東京の週刊誌記者に何人か話すと、皆知らなかったのです。ただ、中身を伝えると、関心をもって取材したいと話していました。ご本人が保釈後なら取材したいと。

 だから、伝えることから始めなければ何も進みません。しかも、本題のガレキに関しての対応を続けなければなりません。それが肝要です。

 逮捕された方たちへは、救援活動、弁護士などとの支援活動が大切です。そこに、警察抗議活動は、なんのメリットもありません。自己満足です。

 放射能防御活動を、ある種の自己満足というか、自己実現に使っている女性たちが、前から一部にいて、僕は辟易していました。そういう愚かしさと、今回は似た匂いを感じています。

 ガレキ反対運動を行っている皆さんに僕は言います。警察への挑発を行う暇はありません。ガレキ焼却阻止のために、意味あることをしてください。それしかありません。わかってください。

 下地さんが准教授として勤務している大学に、ある女性がこういう嘆願書を出そうとしています。これは、一例ですが、こうした嘆願書を、彼を知り、彼の言説に助けられた、多くのお母さんたちが、彼の勤務大学に出すことは、プラスがあると思います。警察に意味なく対峙するよりも、下地さんを実質的に助けるために、皆さんが、大学へ手紙を出すのは、意味がある行為です。電話やメールよりも、自筆の手紙が望ましいと思います。

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「嘆願書」

阪南大学学長様へ

突然の手紙をお許しください。

私は、奈良県在住の、〇〇と申します。

貴大学の下地真樹先生の不当逮捕の件で、お願いがあり、筆をとった次第です。

 

ご存知のように、下地先生が、大阪府警により不当逮捕されました。

脱原発や汚染瓦礫焼却反対の活動を通じて、下地先生のお姿をいつも拝見してきました。豊富な知識と理論、またそれをわかりやすく説明してくださる頼もしく明るく穏やかな方です。

何よりも根底に「すべての人の命を守りたい」という真摯な思いがあり、その姿勢にいつも共感しておりました。

 

私には中学生と高校生の子供がおります。中学生の息子は、甲子園に行くのが小さいころからの夢で、毎日野球の練習に励んでいます。

 

しかし、大阪市が汚染瓦礫の本償却を始め、放射性物質が日常的に舞うようになれば、息子も少なからず被曝するでしょう。200種類ともいわれる放射性物質が肺胞にでも入れば、痰として出ることも不可能。半減期が何十年、何百年、数百万年といわれる物質が肺の内側にこびりついて、アルファー線やベーター線を出し続ければ(内部被曝)、その影響は計り知れません。

 

ご存知のように、先日1129日、30日の試験償却の日には、舞州のゴミ焼却場の近くよりも、高さ150メートルの煙突から噴出された放射性物質が生駒山にぶち当たり、そのふもとの東大阪市や八尾市、四条畷市や大東市で放射線量が高くなりました。

息子は、29日の夜間、グランドで野球の練習がありました。私は息子に練習に行ってほしくないと頼みました。でも息子は、休むことはできない、と…。

息子が野球をしたい気持ち、よくわかります。でも、命の危険を冒してまで野球をやらせていいのか、練習中ずっと悩みつづけました。そしてこれからどうすればよいのか、今も悩んでいます。

 息子に安全な場所で、好きなだけ野球をやらせたい。でも、2月から大阪市が本償却を始めれば、大阪だけでなく、夢の聖地「甲子園」を汚し、関西にいるすべての球児、すべての子供たちの健康が損なわれる恐れがあります。瓦礫を燃やしたばかりに、たった一人でも健康被害が出て苦しむことになれば、例えたった一人の子だったとしても、一人の母親として、絶対に許すことはできません。

 そんな私たち母親の思いを、いつも代弁し、勇気を持っていろいろな場所に届けてくださったのが、下地先生でした。

 どうぞ、大学として下地先生を守ってください。学問の自由を守ってください。

最高学府として、「学問の真理」に基づいた判断をしてくださることを、一人の母親として切にのぞみます。

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

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【大阪・ガレキ阻止】「放射能汚染ガレキ広域処理差し止め裁判原告団」より 

大阪市・大阪府を被告とするガレキ広域処理差し止め裁判を提訴。皆さん、原告になってください。

 ご質問はnobiscum@wb4.so-net.ne.jp(小山)

 ★提訴は来年1月23日。

 ★被告は大阪市・大阪府。

 ★請求する内容を、①放射能汚染ガレキの広域処理の差し止め、②環境権の侵害による損害の賠償(慰謝料)、とする民事訴訟。

 ★原告団の加入費用は、1人1万円。

 裁判の目的は、ガレキ広域処理の実行者の責任を追及し,圧力をかけることです。

また裁判を道具として広域処理反対の運動を拡大することです。 

詳しくはこちらのURLから,原告団のHPに入ってご覧ください。
→ http://garekisaiban.blog.fc2.com/

≪誰でも原告になれます≫

 この訴訟は、良い環境を享受する権利が侵害されると感じ、訴訟の費用を負担する人なら、誰でも原告になれます。住所による制限はありません。
  住所による制限はありませんが,焼却場等からの距離や原告の性質(放射性物質に対する影響の大小)が結論を左右する可能性があります。
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【45人限定「12/15(土)木下黄太と話す放射能防御女子会IN川崎」】

 

 

 

 トライアルイベントです。僕のトークを一時間行い、その後、みなさんと時間を取ってお話をします。きちんとお話をしたいので、人数を限定して、参加対象を絞りました。会場は22時手前まで使用可能なので、皆さんの様子次第で、終了時間は決めたいと思います(所用のある方は二時間程度でお出になっても構いません。フレキシブルに。)。シンフォニーホールの研修室。川崎駅直結です。

 

 参加者は45人限定。参加対象は、放射能防御を意識している20代、30代の独身女性をメインに、既婚でもお子さんのいない女性を優先します。お子さんづれで出席の方は完全に不可。男性も当然不可(というか入れません)。若い女性たちが、自分の身を守ることをどこまで意識して、どこまで考えているのかを、僕のトークをベースに、一緒に話せるくらいの人数の方たちと、きちんとお話しするという試みです。僕自身も、首都圏の若い女性たちが、どの程度の危機意識でいるのかを、きちんと捕捉する良い機会と考えています。

 

■日時
2012年12月15日(土)受付開始 18:00 開始時間 18:30 
■場所
川崎駅直結
ミューザ川崎シンフォニーホール 研修室2+3
http://www.kawasaki-sym-hall.jp/access/
■申込アドレス
woman_rdp@hotmail.co.jp 

参加費は1000円。参加希望者はメールにお名前、連絡先(携帯など)を書いてお申し込みください。一緒に来られる方がいるなら、その方も同様にお書きください。45人以上の参加ができないため、一通のメールでお二人までしか予約はできません。ご了解ください。


 

 



大阪市の広域ガレキ阻止と、更なる逮捕から考察する、「21世紀日本の新たなるファシズムの始まり」。

2012-12-10 02:27:20 | 福島第一原発と放射能

 

【大阪・ガレキ阻止】「放射能汚染ガレキ広域処理差し止め裁判原告団」より

 

大阪市・大阪府を被告とするガレキ広域処理差し止め裁判を提訴。皆さん、原告になってください。

 

ご質問はnobiscum@wb4.so-net.ne.jp(小山)

 

★提訴は来年1月23日。

 

★被告は大阪市・大阪府。

 

★請求する内容を、①放射能汚染ガレキの広域処理の差し止め、②環境権の侵害によ
る損害の賠償(慰謝料)、とする民事訴訟。

 

★原告団の加入費用は、1人1万円。

 

裁判の目的は、ガレキ広域処理の実行者の責任を追及し,圧力をかけることです。
また裁判を道具として広域処理反対の運動を拡大することです。

 

詳しくはこちらのURLから,原告団のHPに入ってご覧ください。
→ http://garekisaiban.blog.fc2.com/

≪誰でも原告になれます≫

 この訴訟は、良い環境を享受する権利が侵害されると感じ、訴訟の費用を負担する人なら、誰でも原告になれます。住所による制限はありません。
  住所による制限はありませんが,焼却場等からの距離や原告の性質(放射性物質に対する影響の大小)が結論を左右する可能性があります。
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 大阪府警の状況は、率直に言ってひどいと思います。前回の逮捕も、今回のモジモジ先生こと下地さんの逮捕も、僕は妥当な逮捕とは全く思いません。おかしいと思います。最悪の場合、これが、日本の21世紀ファシズムの端緒でしたと、後々、歴史的にとらえられる場面に、僕たちは遭遇しているような気がしています。

 下地さんとは、カルディコット博士の大阪市役所記者会見の時に、久しぶりに話しました。彼とは、僕の講演会などで、彼が来ていただいて、一、二度話したことと、電話で一度話したくらいの関係です。まだきちんと人間関係があるわけではないですが、議論を論理で詰めて、このガレキの問題を阻止しようとする学者であることに、僕は好感を抱いています。知識人や学者に僕は知り合いは多いですが、彼のようにこの被ばくの問題に真剣に取り組んだ人はほぼいません。若い学者の彼が、がむしゃらに行うことは、今の日本の知識人の間では稀有の状態と思います。

 そうした中で、彼は今回逮捕されました。彼が逮捕されたことを、ずっと考えているのですが、僕にもはっきりとした答えは出ていません。おそらくは、大阪府警が、かなり強権的な発想をしていることは間違いなく、今は、全国的にも突出した状態です。それですから、これが大阪のみの特異な現象と僕は、思いたいです。でも、たぶん僕が甘い気がします。

 もうひとつは、良くも悪くも彼が、警察に敵対的な言説が多くなっていたことは間違いありません。こうした場合、警察という組織は過剰に反応してくるのが、実は当たり前のことです。警察という組織の取材経験が長い僕には常識です。ガレキ阻止のテーマだけでなく、警察敵対というテーマにも比重があった気がします。こうした状況は、通常よりも逮捕されやすい環境に、彼自身が身を置いていたことになります。だから、この事態に至っている側面もあります。

 この状況の中で、みなさんが、不当逮捕に怒る気持ちはよくわかります。しかし、少し頭を冷やしてください。やればやるほど、相手側の思うつぼです。警察に向かえば向かうほど、逮捕者を増やして、意味がありません。元々、この話はガレキの広域処理がおかしい、大阪で燃やすなというシンプルな話であって、警察権力は直接関係がありません。戦線を無意味に広げないで下さい。心情でシンクロすると、次にあなたが逮捕されるだけです。

 事態がシビアで、弾圧的になるほど、合法的にきちんと反対の意思を示すことのみに徹してください。警察側は、ある意味「過激派」のように見せるイメージ戦略をして、正当化しているだけで内実はありません。そんなものに拘泥しないで下さい。きちんとガレキを広域処理することはおかしいという当たり前の話だけ、伝えることがまず僕らの作業です。本丸は橋下市長です。警察ではありません。

 ファシズムがスタートしはじめているなら、当面は、それを踏まえて、僕らは対応するしかありません。

 1930年代のドイツであれば、知識人が国外逃亡の準備を始める段階に達しています。日本で言えば、小林多喜二の『1928年3月15日』の世界です。21世紀の日本は既に大きくファシズムに舵を切りました。しかし昔で言うならば特高が主たる敵ではありませんので、挑発に乗らず、防衛意識を高く持ちましょう。現状は、日本に留まって闘うのか、国外に橋頭堡を得て自らの命を守りながら歩を進めるのかを考えなくてはいけない時期に来ています。」という書き込みが、僕のFacebookにもありましたが、僕も感覚は似ています。

 柔らかいファシズム時代が続いていたこの十年ほどの営みが、結局3.11.という悲劇的な事象と、その後に予想される放射能被害の恐怖の前に、「見ざる。言わざる。聞かざる。」が社会の共通感覚となり、その共通感覚がベースとなる以上、柔らかいファシズム→ファシズムそのものへ移行しつつある状況なのだろうと理解するべきと思っています。そして、こうした時代において、内側に対しては、ある種の言論統制が作用していきますし、外患を演出することで、放射能被害という内憂の真実を忘れさせ、さきほどの共通感覚を強固にし、体制を強固にする時代の幕開けも否定できない情勢です。そして、外患の演出は、最悪の場合は、開戦という事態を招くことになります。もちろん、徴兵ということも行われる可能性もありますし、原発徴兵は、本当にリアルと認識しています。

 僕の危惧が妄想なら良いですが、事態はさらにシビアになると思います。「放射能で健康被害がおきない」などと、寝言をほざく時代ではなくなります。こちらの言説をおしこめるために、最悪は死人が出ることまで想定すべき時代なのですから。

 敵を間違わないで下さい。

 

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健康被害と思われる症状が急増、深刻化しています。 

報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp                            

 

事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

 

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年半近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 

甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査

(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値

も確認した方が良いと思います。

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【45人限定「12/15(土)木下黄太と話す放射能防御女子会IN川崎」】

 

 トライアルイベントです。僕のトークを一時間行い、その後、みなさんと時間を取ってお話をします。きちんとお話をしたいので、人数を限定して、参加対象を絞りました。会場は22時手前まで使用可能なので、皆さんの様子次第で、終了時間は決めたいと思います(所用のある方は二時間程度でお出になっても構いません。フレキシブルに。)。シンフォニーホールの研修室。川崎駅直結です。

 参加者は45人限定。参加対象は、放射能防御を意識している20代、30代の独身女性をメインに、既婚でもお子さんのいない女性を優先します。お子さんづれで出席の方は完全に不可。男性も当然不可(というか入れません)。若い女性たちが、自分の身を守ることをどこまで意識して、どこまで考えているのかを、僕のトークをベースに、一緒に話せるくらいの人数の方たちと、きちんとお話しするという試みです。僕自身も、首都圏の若い女性たちが、どの程度の危機意識でいるのかを、きちんと捕捉する良い機会と考えています。

■日時
2012年12月15日(土)受付開始 18:00 開始時間 18:30 
■場所
川崎駅直結
ミューザ川崎シンフォニーホール 研修室2+3
http://www.kawasaki-sym-hall.jp/access/
■申込アドレス
woman_rdp@hotmail.co.jp 

参加費は1000円。参加希望者はメールにお名前、連絡先(携帯など)を書いてお申し込みください。一緒に来られる方がいるなら、その方も同様にお書きください。45人以上の参加ができないため、一通のメールでお二人までしか予約はできません。ご了解ください。

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【速報】大阪・ガレキ関連逮捕相次ぐ。東京帰省の度に身体症状の出る幼児は、レストレスレッグス症候群。

2012-12-09 14:50:45 | 福島第一原発と放射能

 ガレキ阻止で活動していたメンバーを大阪府警が、けさ、さらに逮捕した模様です。モジモジさんも逮捕された模様です。こういう事態の時に軽挙妄動は慎んでください。僕は何度も書いていますが、警察には強制的な権力があります。逮捕することは、はっきり書くと、向こうには、何でもありな世界です。警察を刺激することは意味がありません。ガレキ阻止が僕らのメインの話であって、直接関係ない警察との対峙をフレームアップしないでください。合法的に(精密に法的解釈をしてください)、ガレキ阻止を続けるしかありません。

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 昨日の大分の講演会は参加者が定員の150人ちょうどになりました。県民が100人くらい。避難者が50人位。会自体は、津久見のガレキをとめた人たちを中心とした動きもある中で、活発に行われました。開始から2時間、みっちりとお話をしたつもりでしたが、まだイントロダクションのレベルで、いろんなことが終わてしまった感じで、まだいろいろと語ることがある場所と思いました。

 大分は北九州のガレキ焼却後は、敏感な方は身体不調を訴える方もいて、その判断が難しい部分はもちろんあります。ただ、この放射能の問題に関しては、割合に敏感な人が多いことは、よい部分も多いと僕は思いました。

 さらに、県民性と言うか、あまり強く主張しない方が多く、九州の他の県にある強い個性的な要因が少ないのだなと思いました。むしろ、他者との距離を測りながら、控えめに対応する方が多い印象です。これは、首都圏や宮城・福島などの移住希望者にとって、地域特性的なプラス要因だろうと思いました。首都圏からくると、心理的な「居やすさ」という点では、この土地は、スバ抜けているかもしれません。 気候や道路状態などもそうですし、大分から別府への海岸側の解放感は、湘南よりもある意味、魅力的な感じです。

 こういっては、大変失礼なんですが、大分は移住希望者ににとって、盲点だったと思います。意識されにくいが、実はメリットが大きい。そういう場所と思いました。

 首都圏から避難しているお子さんで、大分をベースにして、時々帰省されている方がいます。そのお子さんに、「レストレスレッグス症候群」という診断が出ている話があります。この症候群は、神経の伝達物質の異常による可能性が高い疾患と言われていて、原因不明のものです。身体に、むずむずしたような感じがするのものから、強い不快感、さらに刺すような痛みまで感じる状態です。その方より、僕が聞き書きした中身です。

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3/11 茨城の守谷市にいた。木造の家屋24時間換気はとめていなかった。15の昼ごろに、守谷駅から電車で羽田空港へ。15時ごろに到着し飛行機で大分へ。5月のGWまで、大分で過ごす。5月に帰省。守谷に数日いて、、足立区の自宅に10日間いたら、子どもが鼻血を出す。以前は、ほとんど鼻血出さない。当時3歳の子。鼻血と下痢も。大分に戻る。

白血球が高い気味。軽い膀胱炎と言われた。泌尿器科で。

11月中旬、足がおかしくて歩けない。→レストレスレッグス症候群と診断

12月に守谷に一時戻る。「手がおかしい。」と子供が訴える→精神的なものじゃないのかと医師に言われた。

その後、大分ですごし、体調が落ち着いていた。

1月  嘔吐下痢、溶連菌も感染。

5月  足立区に一時帰宅。高熱が続く。マイコプラズマ発症。サイログロブリンの数値が高く、フェリチンの数値も高い。

大分でさらに診療継続。

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健康被害と思われる症状が急増、深刻化しています。

 

報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp                                 

 

事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

 

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年半近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 

甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査

(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値

も確認した方が良いと思います。

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45人限定12/15(土)木下黄太と話す放射能防御女子会IN川崎」】

 

 トライアルイベントです。僕のトークを一時間行い、その後、みなさんと時間を取ってお話をします。きちんとお話をしたいので、人数を限定して、参加対象を絞りました。会場は22時手前まで使用可能なので、皆さんの様子次第で、終了時間は決めたいと思います(所用のある方は二時間程度でお出になっても構いません。フレキシブルに。)。シンフォニーホールの研修室。川崎駅直結です。

 参加者は45人限定。参加対象は、放射能防御を意識している20代、30代の独身女性をメインに、既婚でもお子さんのいない女性を優先します。お子さんづれで出席の方は完全に不可。男性も当然不可(というか入れません)。若い女性たちが、自分の身を守ることをどこまで意識して、どこまで考えているのかを、僕のトークをベースに、一緒に話せるくらいの人数の方たちと、きちんとお話しするという試みです。僕自身も、首都圏の若い女性たちが、どの程度の危機意識でいるのかを、きちんと捕捉する良い機会と考えています。

■日時
2012年12月15日(土)受付開始 18:00 開始時間 18:30 
■場所
川崎駅直結
ミューザ川崎シンフォニーホール 研修室2+3
http://www.kawasaki-sym-hall.jp/access/
■申込アドレス
woman_rdp@hotmail.co.jp 

参加費は1000円。参加希望者はメールにお名前、連絡先(携帯など)を書いてお申し込みください。一緒に来られる方がいるなら、その方も同様にお書きください。45人以上の参加ができないため、一通のメールでお二人までしか予約はできません。ご了解ください。

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都知事候補に、ガレキ問題に関して公開質問し、さらに回答が来たものを掲載しておきます。

 

 

 

 

 

笹川

 

 

 

1]貴殿は、現在東京都が行っている災害がれきの広域処理について、賛成されますか、反対されますか。明確に答えていただきたい。

 


 

今回の件に関しましては、一方的にうけいれるのではなく関係各所と連絡を取り適切に対処していくべきと考えます。

 


 


 

中松義郎

 


 

1]貴殿は、現在東京都が行っている災害がれきの広域処理について、賛成されますか、反対されますか。明確に答えていただきたい。

 


賛成 しかし 中松義郎の発明によって被災地より移動せずに処理できる。

[2]賛成あるいは反対の理由を明確に述べていただきたい。

東京都は、被災地を助けたい。しかし現在の方法は予算のムダ。

[3]賛成するという場合、都知事就任後に、どのように災害がれきの広域処理を進めていきますか?

放射能を他所に移すのみでムダな予算を使う「災害がれきの広域処理」「除染」ではなく、放射能を減殺する中松発明の「滅染」を実行します。中松義郎開発の対放射能「Nテープ」で原発被害から人を護ります。
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