私は本を通じて多くの人から教わった。思考全般についてはドストエフスキー、ニーチェ、カント、そして手塚治虫氏からの影響が大きい。科学全般については武田邦彦氏と池田清彦氏、医学では和田秀樹氏と近藤誠氏、進化論では竹内久美子氏と長谷川眞理子氏、メディアの偏りについては毎日新聞編集委員の小島正美氏から多くを学んだ。
その小島氏の署名記事でポテトチップスなどに多く含まれるアクリルアミドの危険性について4日付けの毎日新聞が報じた。「内閣府食品安全委員会は3日、次世代にも影響が及ぶ『遺伝毒性をもつ発がん物質』との評価案を示した。」
今日(6日)現在、他紙やテレビによる報道は見当たらない。念のために主要新聞社のホームページでも検索してみたがヒットしなかった。内閣府の食品安全委員会が発表したのだから通常なら垂れ流される類いの情報だ。仮に内容が誤っていても「内閣府が発表したということは事実だ」と言い逃れできる美味しいネタの筈なのになぜ報道されないのだろうか。
こういう食の安全に関する情報はかなり疑わしいものも含めて延々と報じられて来た。中国産食品は勿論、清涼飲料水や牛肉など無数の食品の危険性が指摘された。
私の疑問は2つだ。1つはなぜ毎日新聞以外が報じないのかであり、もう1つは新米記者でも記事にできる内閣府の発表をなぜ小島編集委員の署名記事にしたのかだ。前者については重要性の低い情報と判断したか何らかの圧力が働いたかだろう。後者は毎日新聞としての不退転の決意の現れなのではないだろうか。もし小島氏の署名記事でなければ私も読み飛ばすところだった。
アクリルアミドの有害性については、食品に関して私が最も信頼する学者の高橋久仁子・群馬大学教授も以前から指摘していた。私が信頼する人が二人揃って主張するのだから、私としては信用せざるを得ない。但しこれは私の主観的判断に過ぎない。報道しない他紙やテレビ局のほうが正しいのかも知れない。
メディアが情報を歪めることに警鐘を鳴らし続けている小島氏が、自らそんな悪事に手を染めるとは考えにくい。私個人としては小島氏を信頼しつつ今しばらくは静観しようと思う。最悪を想定すればメディアが何らかの圧力に屈したということだが、そうでないことを願いたい。
朝日新聞に限らずマスコミは世論操作をしたがるものだ。嘘を報じることだけではなく、大切な事実を報じないことも重大な犯罪だ。大陸中国では香港で何が起こっているかが全く報じられていない。
その小島氏の署名記事でポテトチップスなどに多く含まれるアクリルアミドの危険性について4日付けの毎日新聞が報じた。「内閣府食品安全委員会は3日、次世代にも影響が及ぶ『遺伝毒性をもつ発がん物質』との評価案を示した。」
今日(6日)現在、他紙やテレビによる報道は見当たらない。念のために主要新聞社のホームページでも検索してみたがヒットしなかった。内閣府の食品安全委員会が発表したのだから通常なら垂れ流される類いの情報だ。仮に内容が誤っていても「内閣府が発表したということは事実だ」と言い逃れできる美味しいネタの筈なのになぜ報道されないのだろうか。
こういう食の安全に関する情報はかなり疑わしいものも含めて延々と報じられて来た。中国産食品は勿論、清涼飲料水や牛肉など無数の食品の危険性が指摘された。
私の疑問は2つだ。1つはなぜ毎日新聞以外が報じないのかであり、もう1つは新米記者でも記事にできる内閣府の発表をなぜ小島編集委員の署名記事にしたのかだ。前者については重要性の低い情報と判断したか何らかの圧力が働いたかだろう。後者は毎日新聞としての不退転の決意の現れなのではないだろうか。もし小島氏の署名記事でなければ私も読み飛ばすところだった。
アクリルアミドの有害性については、食品に関して私が最も信頼する学者の高橋久仁子・群馬大学教授も以前から指摘していた。私が信頼する人が二人揃って主張するのだから、私としては信用せざるを得ない。但しこれは私の主観的判断に過ぎない。報道しない他紙やテレビ局のほうが正しいのかも知れない。
メディアが情報を歪めることに警鐘を鳴らし続けている小島氏が、自らそんな悪事に手を染めるとは考えにくい。私個人としては小島氏を信頼しつつ今しばらくは静観しようと思う。最悪を想定すればメディアが何らかの圧力に屈したということだが、そうでないことを願いたい。
朝日新聞に限らずマスコミは世論操作をしたがるものだ。嘘を報じることだけではなく、大切な事実を報じないことも重大な犯罪だ。大陸中国では香港で何が起こっているかが全く報じられていない。