「餃子の王将」が食材の大半を国産品に切り替えるそうだ。中華料理店だから中国産の野菜を使っても問題は無い筈だ。かつて「中国野菜の炒め物」というメニューがあった。使われていたのは中国独自の珍しい野菜ではなく単に中国産のありきたりの野菜だった。あるいは中国人が働いていても全く違和感が無い。こんな背景があるのに「なぜ」と思ったが意外な理由からだった。円安で国産品と輸入品の価格差が縮まったからとのことだ。
最近アベノミクスの弊害を採り上げるマスコミが少なくない。輸出企業だけが儲かって、下請け企業は輸入される素材の高騰に苦しんでいるという記事だ。要するに大企業だけが優遇されていると言いたいだけだ。しかし輸出入に依存しない純国内産業にとっても円安が追い風になっていることは明らかだ。第一次産業は勿論のこと、地場の工芸品などにとっても円安のメリットがある。
食料自給率が40%を切ったという事実から、民主党政権は早急に50%以上にするという目標を掲げた。しかしこれは全くの空念仏だった。具体策が全く無かったのだから向上する筈が無い。自給率は却って下がった。
食料自給率を高めるためには円安が一番だろう。円安になれば輸入品が値上がりする。勿論、輸入食品も値上がりする。低単価で傷み易い食品は工業製品以上に競争力が高まる。このことを理解せずに円高を放置して無意味な為替介入を繰り返して外貨を貯め込んだ民主党政権は全く経済音痴揃いだったと言わざるを得ない。円高が食料自給率低下の一因だった。
マスコミも輸入品の値上がりばかりに注目すべきではない。国産品の相対価格が下がって競争力が高まっているという事実こそ重大だ。輸入品の値段が上がって国産品との価格差が縮まった今こそ、安全で新鮮な国産品の愛用を促すべく一大キャンペーンをすべきだと私は考える。
中国食品の危険性は過度に騒がれている。ある週刊誌は中国産の食材が給食に使われていると非難していたが偏見マル出しだ。とは言え国産品重視は良いことであり、王将フードサービスの快挙に倣うべきだろう。食品だけではなく国産の木材なども積極的に活用すれば地方振興にも繋がる。何事にも光と影があるものだが、第一次産業の復興に期待しても良いのではないだろうか。
最近アベノミクスの弊害を採り上げるマスコミが少なくない。輸出企業だけが儲かって、下請け企業は輸入される素材の高騰に苦しんでいるという記事だ。要するに大企業だけが優遇されていると言いたいだけだ。しかし輸出入に依存しない純国内産業にとっても円安が追い風になっていることは明らかだ。第一次産業は勿論のこと、地場の工芸品などにとっても円安のメリットがある。
食料自給率が40%を切ったという事実から、民主党政権は早急に50%以上にするという目標を掲げた。しかしこれは全くの空念仏だった。具体策が全く無かったのだから向上する筈が無い。自給率は却って下がった。
食料自給率を高めるためには円安が一番だろう。円安になれば輸入品が値上がりする。勿論、輸入食品も値上がりする。低単価で傷み易い食品は工業製品以上に競争力が高まる。このことを理解せずに円高を放置して無意味な為替介入を繰り返して外貨を貯め込んだ民主党政権は全く経済音痴揃いだったと言わざるを得ない。円高が食料自給率低下の一因だった。
マスコミも輸入品の値上がりばかりに注目すべきではない。国産品の相対価格が下がって競争力が高まっているという事実こそ重大だ。輸入品の値段が上がって国産品との価格差が縮まった今こそ、安全で新鮮な国産品の愛用を促すべく一大キャンペーンをすべきだと私は考える。
中国食品の危険性は過度に騒がれている。ある週刊誌は中国産の食材が給食に使われていると非難していたが偏見マル出しだ。とは言え国産品重視は良いことであり、王将フードサービスの快挙に倣うべきだろう。食品だけではなく国産の木材なども積極的に活用すれば地方振興にも繋がる。何事にも光と影があるものだが、第一次産業の復興に期待しても良いのではないだろうか。