現代史は虚構だらけだ。意図的に嘘をバラ撒いた朝日新聞は論外として、現代日本史は極東国際軍事裁判(東京裁判)とサンフランシスコ平和条約によって徹底的に歪められている。正しい歴史を理解するためにはこの2つの軛から離脱することが必要だ。日本国憲法を「押し付け憲法」という理由で否定したがる人がいるが、押し付けであろうがなかろうが、良いものは良く悪いものは悪い。1条ごとに是非を検討すれば済むことだ。ところが日本現代史は事実が隠蔽されてしまっている。
なぜ日本が無謀な日米戦争を仕掛けたのかという難問を解く鍵は無数にあり、到底簡単には究明できそうにない。私は最近、当時の日本人が奇跡を信じていたことを大きな要因と考えている。日清戦争と日露戦争で奇跡的に勝ってしまったからマスコミも国民も3度目の奇跡を信じていたのだろう。
あるいは軍部の暴走を招いたのは軍部大臣現役制を認めた議会の責任が大きいと考える。陸軍がこの制度を利用して陸軍相ボイコットという奇策を使って政府を振り回し機能不全に陥らせたからだ。馬鹿な制度が国を破綻させかねないという悪しき教訓だ。
これらは歴史に対する一解釈に過ぎない。しかし解釈のためには事実の積み重ねが必要だ。事実を知ればその原因も分かり、その原因の原因へと負の連鎖は無限に繋がる。そうやって初めて集団自殺とも思える日米戦争を起こした理由が理解できる。事実を隠蔽する戦後の歴史教育では何も分からない。アメリカという国の本性が暴露されつつある今、なぜ日本が日米戦争を起こさねばならなかったのかが明かされるべきだ。
原因はともかく、どうすべきだったかについて、私は1つの奇妙な意見を持っている。アメリカとは戦わずに服従すべきだった、と考える。勿論、当時はこんな解決策はあり得なかっただろう。戦わずに降伏することなど殆んどの国民が納得しない。しかし結果から考えれば、戦って負けてから属国になるよりは、戦わずに属国になったほうがずっとマシだろう。日本史には良い実例がある。ペリーの黒船に対して徳川幕府は戦わずして降伏した。もし黒船に戦いを挑んで負けていればもっと悪い条件で開国させられていただろう。孫子は「戦わずして勝つ」ことを「善の善」とする。同様に到底勝てない相手には「戦わずして負ける」ことが一番だろう。要するに勝てない相手とは喧嘩をするなということだ。
もし初めから降伏することを選んでいれば、両国は多くの犠牲者を出すこともなく、日本は南太平洋の島々の領有が認められ、ソ連に北方領土を奪われることもなく、広大な領海を持つ海洋資源超大国でいられただろう。あるいは航空機技術が継承されて、自動車王国ではなく航空機王国になっていたかも知れない。
歴史から学ぶためには事実に基づかねばならない。アメリカによって歪められた歴史を解体して正しい歴史を知らなければ過去を反省することはできない。嘘に基づく反省は真の反省にはなり得ない。
なぜ日本が無謀な日米戦争を仕掛けたのかという難問を解く鍵は無数にあり、到底簡単には究明できそうにない。私は最近、当時の日本人が奇跡を信じていたことを大きな要因と考えている。日清戦争と日露戦争で奇跡的に勝ってしまったからマスコミも国民も3度目の奇跡を信じていたのだろう。
あるいは軍部の暴走を招いたのは軍部大臣現役制を認めた議会の責任が大きいと考える。陸軍がこの制度を利用して陸軍相ボイコットという奇策を使って政府を振り回し機能不全に陥らせたからだ。馬鹿な制度が国を破綻させかねないという悪しき教訓だ。
これらは歴史に対する一解釈に過ぎない。しかし解釈のためには事実の積み重ねが必要だ。事実を知ればその原因も分かり、その原因の原因へと負の連鎖は無限に繋がる。そうやって初めて集団自殺とも思える日米戦争を起こした理由が理解できる。事実を隠蔽する戦後の歴史教育では何も分からない。アメリカという国の本性が暴露されつつある今、なぜ日本が日米戦争を起こさねばならなかったのかが明かされるべきだ。
原因はともかく、どうすべきだったかについて、私は1つの奇妙な意見を持っている。アメリカとは戦わずに服従すべきだった、と考える。勿論、当時はこんな解決策はあり得なかっただろう。戦わずに降伏することなど殆んどの国民が納得しない。しかし結果から考えれば、戦って負けてから属国になるよりは、戦わずに属国になったほうがずっとマシだろう。日本史には良い実例がある。ペリーの黒船に対して徳川幕府は戦わずして降伏した。もし黒船に戦いを挑んで負けていればもっと悪い条件で開国させられていただろう。孫子は「戦わずして勝つ」ことを「善の善」とする。同様に到底勝てない相手には「戦わずして負ける」ことが一番だろう。要するに勝てない相手とは喧嘩をするなということだ。
もし初めから降伏することを選んでいれば、両国は多くの犠牲者を出すこともなく、日本は南太平洋の島々の領有が認められ、ソ連に北方領土を奪われることもなく、広大な領海を持つ海洋資源超大国でいられただろう。あるいは航空機技術が継承されて、自動車王国ではなく航空機王国になっていたかも知れない。
歴史から学ぶためには事実に基づかねばならない。アメリカによって歪められた歴史を解体して正しい歴史を知らなければ過去を反省することはできない。嘘に基づく反省は真の反省にはなり得ない。