人類とチンパンジーの遺伝子は98%が同じだそうだ。そんなものだろう。脳以外の内臓は殆んど同じようなものだろうし、外見も体毛以外は余り違わない。
人間同士の遺伝子の差は当然もっと少ない。個体差は約0.1%だそうだ。それでもDNA鑑定が可能なのは異なる部分に注目するからで、昔のDNA鑑定は識別力が乏しかったから誤鑑定も少なくなかった。
率に注目すればこうなる。しかしDNAの塩基数は約30憶個なので0.1%でも300万個にもなる。塩基3つが1組になるから100万個のアミノ酸が異なるということになる。
これを殆んど同じと考えるか大きく異なると考えるかは主観の世界だ。それはチンパンジーと人類との違いをどう考えるかと同じような話だ。
私はベースでの0.1%の差は大きいと考える。後天的なものは先天性によって導かれるからだ。先天性が少し異なれば後天的なものは大きく異ならざるを得ない。もし先天的に音階を理解できない聴覚を持っていれば音楽は理解不可能になるだろうし、色盲の人にとっては絵画の芸術性は全然違ったものになるだろう。
土台がしっかりしていない建造物が危険であるように、先天性という基礎部分の違いは最終的には大きな違いとなる。
人間同士の遺伝子の差は当然もっと少ない。個体差は約0.1%だそうだ。それでもDNA鑑定が可能なのは異なる部分に注目するからで、昔のDNA鑑定は識別力が乏しかったから誤鑑定も少なくなかった。
率に注目すればこうなる。しかしDNAの塩基数は約30憶個なので0.1%でも300万個にもなる。塩基3つが1組になるから100万個のアミノ酸が異なるということになる。
これを殆んど同じと考えるか大きく異なると考えるかは主観の世界だ。それはチンパンジーと人類との違いをどう考えるかと同じような話だ。
私はベースでの0.1%の差は大きいと考える。後天的なものは先天性によって導かれるからだ。先天性が少し異なれば後天的なものは大きく異ならざるを得ない。もし先天的に音階を理解できない聴覚を持っていれば音楽は理解不可能になるだろうし、色盲の人にとっては絵画の芸術性は全然違ったものになるだろう。
土台がしっかりしていない建造物が危険であるように、先天性という基礎部分の違いは最終的には大きな違いとなる。