医療は「不治の病」の存在を認めようとしない。それは医療の敗北を意味するからだ。たとえ現時点では治療不可能であろうとも新しい薬や手術を開発して必ず克服できると考える。理想を持つことは医学会の勝手だが現実を直視する必要がある。
「早期発見・早期治療で癌を治療できる」と言うが嘘だろう。治療されたとされる癌は癌ではなく良性腫瘍だったからに過ぎない。検査では明らかに悪性の腫瘍や良性の腫瘍よりもどちらか分らない腫瘍が見つかることが多い。このグレーゾーンの腫瘍が治療の対象となる。ところが治療できたものは実は良性だった腫瘍だけで、悪性だった腫瘍は既に転移していて手が付けられない。医師は「発見が遅かった」と言い訳をするが、癌の転移は医学会の常識よりもかなり早いようで、もしかしたら転移ではなくほぼ同時に発生しているのではないかとさえ思える。
整理しよう。もし癌なら発見された時点で既に転移しているから治療は不可能だ。もし良性腫瘍なら癌にならないから治療する必要は無い。放っておくことがベストだ。結局のところ、癌なら治らず、癌でないなら放っておいても治るということなので癌検診は無意味ということになる。
痛みや苦しみを伴う癌が発症した場合、どうするべきだろうか。放射線照射による対症療法が一番マシだろう。但しこの療法に延命効果は無い。苦しみを緩和するだけだ。6月29日付けの「医学の限界」で書いたように、現在の医療レベルでの治療は悪化を招くだけなので、免疫力を高めることと発癌性物質を遠ざけることで少しでも延命できることに期待するしか無かろう。
「早期発見・早期治療で癌を治療できる」と言うが嘘だろう。治療されたとされる癌は癌ではなく良性腫瘍だったからに過ぎない。検査では明らかに悪性の腫瘍や良性の腫瘍よりもどちらか分らない腫瘍が見つかることが多い。このグレーゾーンの腫瘍が治療の対象となる。ところが治療できたものは実は良性だった腫瘍だけで、悪性だった腫瘍は既に転移していて手が付けられない。医師は「発見が遅かった」と言い訳をするが、癌の転移は医学会の常識よりもかなり早いようで、もしかしたら転移ではなくほぼ同時に発生しているのではないかとさえ思える。
整理しよう。もし癌なら発見された時点で既に転移しているから治療は不可能だ。もし良性腫瘍なら癌にならないから治療する必要は無い。放っておくことがベストだ。結局のところ、癌なら治らず、癌でないなら放っておいても治るということなので癌検診は無意味ということになる。
痛みや苦しみを伴う癌が発症した場合、どうするべきだろうか。放射線照射による対症療法が一番マシだろう。但しこの療法に延命効果は無い。苦しみを緩和するだけだ。6月29日付けの「医学の限界」で書いたように、現在の医療レベルでの治療は悪化を招くだけなので、免疫力を高めることと発癌性物質を遠ざけることで少しでも延命できることに期待するしか無かろう。