概要版からの続き
【天候や天災がキモ】
1Stレグとなる都内から名古屋までの移動は、久々にJR東海バスの夜行便を予定しており、そのように手配済みであった。
便名や編成は、コロナ対策でだいぶ正規の予定から組み換えされたようでだいぶ縮便してしまった。
そして、最近あらたに再編成されて設定したと思われる「23:30発ドリームなごや7号」を利用することにした。
これは、もっとも名古屋付近に朝早く到着する便でかつ独立シートの便をまず探したことがまず候補になった。
加えて次の移動となる名古屋空港への最寄り駅である千種駅前を経由するため、このバスで最終決定した。
(厳密には空港へは勝川駅が近い。今回は、時間とシートの関係から中央道回りではく東海道回りのバスで移動するため、狙いの勝川での降車は不可能となり、そのような選択となった。)
ところが当夜、東北地方で大きな地震が生じ、関東地方も少なからず影響を受けるという事態になった。
高速バスだから、鉄道よりは運行自体に大きな影響はなさそうだが、案の定、東京駅までの鉄路移動については遅延が発生していた。
そのため、予定より45分くらい早く家を出る必要が出てきたため、慌てて準備に取り掛かった。
のんびり家で構えていたところだったところだったし、なにひとつ準備をしてなかったので結構焦ったものの、準備リストは用意してあったので大きなロスなく準備できたことは幸いだった。
【遅延の回復も予定外】
最大1時間程度の遅延もあると見込んで家を出たが、駅に着いたら列車の遅延はせいぜい10分そこそこ。
東京駅についた頃には、新幹線を除くほとんどの鉄道が定刻運行になっていた。
つまり、まだ夜行バスの出発時間90分以上も前に東京駅についてしまった。
あまりにもアテが外れてガッカリ。(遅れるよりずっといいけどな。)
こうなってくると緊急事態宣言下において、当然、夜の10時では飲食店など開いていないし待合室も解放されていないから、ほぼ立ったままで長時間を待つ必要が生じた。
幸いにして八重洲口のマクドナルドがテイクアウトだけやっていたので、満腹状態に近い状況だったが暇つぶしにオーダーしてみたりするのだけど、こんなときって時間が進まないものなんだよな。
(ちょうど二年ぶりにやってきた八重洲南口のバス乗り場。運休便もあってか二年前よりもだいぶ人は少ない。)
(二年前と異なるのは、大分減便しているのにほとんどの便には座席の余裕があるということ。)
(いつかのドリームとよた号よりもだいぶ新しそうだし豪華な印象が外観からわかる。躯体がきれいだ。)
【バスは定刻発車したが】
その後、待ちに待ったバスに乗車したはいいが、実際の乗車率は5割程度だった。
当初の予約率は7割以上あったことを確認していただけに意外な少なさの出発となった。
なお、東京駅を出ると名古屋市内までは直行なので、出発の時点が乗客率となる。
ところが・・・だ。
笑えるくらい「なんでそうなるの?」っていう展開がこの後に待っていた。
(一番乗り場の出発ボード。結局空席ありのままの出発になった。)
【隣がガチの迷惑客】
出発前から怪しいと思っていたが、片側にはカーテンの仕切りがある「クレイドルシート」ではあるものの、隣が見えなくても隣からは危険な香りがプンプンしていた。
チラッと見えたところでの風貌は「50代半ばほど、ボロボロのネルシャツにヨレヨレのジーパン、靴はスウェード製のようだったが履き潰されて可哀想なくらいペタペタ、ビニール付きでガサガサの紙袋を持参」という身なりだった。
そんな彼の行動とは、携帯電話の音量は結構耳障りなボリュームに設定され、電話こそしていなかったがメールの着信回数が半端なく多く、どういうわけか10分と間隔を置かずに鳴りまくっている。
これが車内の消灯に関係なくピコピコなっているものだから耳障りで寝るところではない。
周りの客も迷惑そうにはしてたが、(俺と同様に)我慢してダンマリを決め込んでいた。
さらに最初の休憩地である足柄SAで買ってきたであろう缶ビールをつまみで1杯始めたと思ったら、次の休憩地の浜名湖SAまで容赦なくガサゴソ&クチャクチャしてゲップを繰り返すという愚業が遠慮なく続いた。
ようやく大人しくなったのは4:00を過ぎたくらいだっただろうか。
きっちり様々記憶していることを振り返れるということは、ほとんど寝られずで最悪な出だしになったということだよな。
救いだったのは定刻よりも早い運行だったことかな、他の客で迷惑客もいなかったし。
雨音も凄かったし、最悪に近い環境だった1Stレグになってしまった。
以下、写真集など。
(クレイドルシートは新しそうで清潔感あり。幅は普通だが、デブには前後と足元にチョット圧迫感がある。)
(ヘッドレストも上下に稼働できてフカフカ。カーテンはあるが片側だけ。無いよりいいというほどでもない。)
使い捨てスリッパもあるけれど、前後の間隔は狭くて足の置き場を考えると靴を脱いでいたほうが足元のスペースを確保できる気がする。
(休憩はこの足柄SAと浜名湖SAの2か所にて。ちなみに浜名湖SAでは、バケツをひっくり返したほどの強い雨で外へ出る気になれなかった。)
(千種駅前での様子。雨はやや小ぶりになったが傘は必要なほど。なお、このすぐ近くに吉野家があることをリサーチ済みだったので、次の名古屋空港で朝食が取れないことを踏まえて、吉野家へ飛び込んで朝ごはんを胃袋へ押し込んだことをハッキリと今でも記憶しているなぁ。)
本編2へ続く
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