【基本的には女性が担当しているお仕事】
空港内の(チェックイン)カウンター業務といえば原則としてピシッとメイクを決め、シュッと制服を着こなしてルックスも比較的整った女性が体勢を占めるという印象を多くの人が持っていることだろう。
しかし、その全員が同じ仕事のポテンシャルを持っていないことは、人それぞれ性格が異なるように人それぞれ能力が異なるのは、社会人なら敢えて説明する事もなかろう。
自分の場合は、だいたい空港のカウンターでお願いすることは、いつも同じで(たった一つ)、その日に利用する便の座席アップグレード(空きがなければ空席待ちの手続きが加わる)である。
あまりお金に余裕のない修行僧なら安価のタイミングで普通席を購入し、フライト当日にその作業をお願いすることは、ほぼマストのイベントとなっているハズだ。(狙いの便が満席だったら空席待ちの手続きが加わるが。)
自分は修行日においてだいたい平均一日3レグ※する。
ゆえに有人カウンターに行くということは、機械的に座席アップグレードの作業ができないこともある。
まあ往復便とかさ、特に2往復なんか強行するときは絶対に有人カウンターじゃなければできない依頼になる。
難易度はともかく、手続きを行うスタッフの資質によって、対応時間に差があることが経験から分かってきた。
【最も最速だったケース】
今回(今夏)、沖縄那覇空港で対応してくださった方がムチャクチャ早かった。
(思わず名札を見て、名前を覚えておこうかと思ったくらい。沖縄の方なのか、珍しい苗字の方ですっかり忘れてしまったww)
当日依頼したい用件を伝えると慣れた様子で作業に入り、ワンツートークの確認をしたら4分を過ぎたくらいでコトが済んでしまった。
まさに無駄のない完璧な対応であって、自分が引き上げる際、逆にこちらが感謝して深く頭を下げたくらいだ。
まあ、対応して下さる皆さんがそうだったらなぁとは当然思うこと。
しかし、じゃあ自分だって自分の仕事がそれくらい全てパッパッとこなせるかと聞かれたらそうではないから、自分の知らない仕事に対してあれこれ評価するのも違う話だ。
だから、ソコソコで良いんだよね、仕事はお互いにww
【最悪のケースもご紹介】
やはりこれも沖縄にて。
同様の案件※をお願いしたら、倍の8~9分もかかったのは別にいいとして、実は結局その作業が間違っていたことが出発30分前に判明したというケースだ。
あと5分もしたら今まで寛いでいたラウンジを出ようというタイミングで、先ほど対面で受け付けた彼女がオレを捜しながら青い顔をしながらラウンジへ飛び込んできた。
尋常じゃない様子に詳細を聞くと同姓同名の人の座席を間違ってアップグレードしてしまったというから大事件。
まあそりゃそうだろうよ。
オレが全く知らない人の分を、オレの金で勝手にアップグレードしたんだからな。
しかも、お目当ての便は結局アップグレードできなかったというからダメージもデカい。
修正手続きは、オレのクレジットカードを使う必要もあるというからもうメチャクチャ。
出発前までに間に合うのか?
しかもオレが出発時間を超えて搭乗しようものなら、オレのせいじゃなくても非難の目が一斉に向けられることは間違いない。
まあ結果的に、ギリギリ決着付いたからよかったものの、もしオレがラウンジにいなかったらどうするつもりだったのだろうか?
空港内で一斉アナウンスでも行ったのだろうか?
それはそれで迷惑だし。
(羽田空港第一ターミナル南ウイングのファーストクラス専用エントランス。Fクラスではなくても、オレのようなJMBプレミア以上のステイタスを保有する人も利用できる有人カウンター。様々な人と対面したが、まさに十人十色。なお、もっぱら九州沖縄方面しか行かないので、南ウイングの出発ゲートの利用ばっかりなので、もしかしたら顔を憶えられている可能性すらあるww)
【その他出くわしたケース】
思い込みって恥ずかしいもので、羽田のファーストクラス専用カウンターに立つスタッフとは、勝手にスキルがエース級だと考えられる方を揃えているものとばかり考えていた。
ところがある日、※いつものように3レグ分の各手続きをお願いしたら、なんと10分を過ぎても終わりそうに無いんだよ。
こっちはイライラするところをグッとこらえて視線を外したりして待っていたけれど、腰痛が出てきたりしてさ・・・
こちらがそんな様子なのを尻目に、端末をピコピコやってるご本人はどこ吹く風。
そんなオレの様子と彼女の様子を見ながら、周りの先輩スタッフたちのほうがオロオロしているくらい。
(こちらにもそれが分かる空気感だから、なかなかだろ?)
だけど先輩らは一切手を貸さないんだよな、その辺はある意味みんなプロってことなんだろうね。
オレもつとめて平静を装っていたが、その場で動かず立ちっぱなしなのってマジでかなり腰にくるのよ。
いっぱい時計をみるのもビンボートラベラーのくせに生意気だと思われるのも癪だから、その待ち時間10分を超えたころから時間も見ないで立ちっぱなしでさ、オレも後ろのソファで座ってりゃいいのにお互いにもう我慢比べだよ(笑)
もう時計を見ることも諦めて、完全に脱力状態でそのまま立ち尽くす感じだったことをよく覚えている。
(あの作業、多分15分でもくだらないな。あまりの事態にオレのようなやつが悪いのかと途中から自分も責めたぜ?)
【長くやっていれば色々起こる】
どんな仕事であれ、経験を積めば経験値が上がるもの。
同様に、発注側も長く経験をすれば様々な出来事に遭遇するということだ。
JALやANAなどのように、一定の修行僧が見込まれる航空会社については、もうカウンターではなくて機械的に手続きできるようにしたらいいんだと思うけどなぁ。
今のところJALの場合、同一区間を1.5往復以上するようなケースだと、無人のチェックイン機だと問答無用で機械的にははじかれるし、2往復以上だとWEBでも買えないようになっている。
だからこそ、そのあたりもストレスフリーで機械的にもしくはWEBで対応できるようになってくれれば、空港のカウンター業務の負担も減るんだろうけど。
我々FOP修行僧も、コロナ過であるからこそ売り上げに一役買っていると思うが、全体の利用者の割合を鑑みたら、そんな開発費より観光客とビジネス客を相手にしているほうが、売り上げに期待できるというところが本音なのかな。
(こちらも羽田第一ターミナル一般用のJAL有人カウンター。JCGでもなかったときは、なにかとお世話になった窓口。Fカウンターが混雑していたら、コチラを利用しようかと思うけれど、ラウンジ直結のFカウンターのほうがどうしても勝手がいい。でもステイタスを失って平JGCになったら、全然ある話だし、むしろコチラに詰めている人のほうが百戦錬磨のスタッフさんなのではないかと考えていたりするオレ。)
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