これこそが、正真正銘の“再会”と言える機会を得た。30?年前に、たった一度だけ出会った人物と今日再会した。?を付けたのは、今のところ正確な年数が定かでないためである。
最初の出会いは、8703が30代半ばか後半で、彼は20代の半ばか後半であったことは確かでる。以来、年賀状の交換はあったが直接の出会いは無かった。
その彼(H氏)から10月22日の朝、「10月24日~26日まで、学会のため、札幌に行きます。横山様の都合がよろしければ面会したいと思います。」のメールが入った。H氏からの初メールであった。
そして、今日(25日)正午に札幌駅近くのホテルで会うことを約束し、再会が実現したのである。H氏は教え子の大学生を一人伴って現れた。そして、2時間余、昼食をとりながら話に没頭したのだが、横に座って聞いていた大学生氏には気の毒なことをしてしまったと反省している。
30?年前に出会ったH青年は、とても大きい人になっていた。そのことが嬉しくて、8703も珍しく(?)饒舌になっていたようである。某大学教授で工学博士のH氏は、教え子の学会発表の付き添いで来札したのであった。そして、画家でもある彼との会話は途絶えることなく続いた。
故郷(奄美大島)のこと、画材を背負ってヒマラヤ登山をすること、そのためにマラソンに挑戦していること、専門の電気工学のこと等々について熱弁するH氏の眼は万年青年のそれであった。