正式なタイトルを書くと「北海道岩見沢東高等学校合唱部・同OB会第35回合同演奏会」となる。8月15日(土)に岩見沢市民文化会館で行なわれた。
1974年(昭和49年)にOB会が結成され、翌1975年(昭和50年)にスタートしたのがこの演奏会である。
当時、部員数も少なく、発表の機会に恵まれない現役合唱部を支援することを第一義に発足した演奏会が35回目を迎えた。誠に嬉しいことである。
しかし、現役合唱部の実情に目を向けると喜んでばかりはいられないようである。今回のステージに立った現役生は3名であった。
とても歌唱力の高い3名ではあるが、合唱団としては存続が危ぶまれる人数である。しかし、たとえOB会といえども、現役合唱部の組織運営にまで直接的に関ることはできない。
現役合唱部があってこそのOB会であり、合同演奏会である。折角ここまでつないで来た「音の絆」が途切れることがないように、ただひたすら現役岩東生と指導者に期待したいものである。