同じクラスで、私の家がOちゃんの通り道だったこともあり、私とOちゃんは毎日2人で学校に登校した。
私達は、時々喧嘩もしたけれど、仲良かった。
そのうち、もう1人のNちゃんとも仲良くなり、私達は3人グループとなり、よく3人で遊んだ。
2年になってクラス替となり、私達はバラバラになってしまったが、それでも3人は相変わらず仲良かった。
それは中学を卒業して、3人とも別々の高校に入ってからも続いた。
時々3人で集まって、遊んだ。
社会人になってからも同じで、3人で旅行に行ったりした。
しかし、その頃から、私はNちゃんと2人で会う事もあった。
それに、それ以外の友達とも個別に会ったり、流動的であった。
それがOちゃんを傷つけたのかどうかは分からないが、時々Oちゃんはふくれる事が多くなった。
Nちゃんと3人で一緒にいても、ふくれて口をきかないこともあった。
なぜなのか、私にはよく分からなかったけど、多分私がNちゃんと2人だけで会ってる事が気に入らなかったのではないかと思う。
やがて、私とNちゃんは結婚した。
結婚式にはOちゃんも来てくれた。
私は、Oちゃんとは50キロ離れた所に嫁いだ。
Nちゃんも、他県に住み、もっと遠くなってしまった。
それでも3人の友情は変わらないと私は思っていた。
一度だけ、Oちゃんともう1人の友達と2人で家に遊びに来てくれた。
しかし、その後、Oちゃんからの連絡は無くなった。
年賀状もよこさないようになった。
私はそれでも2年続けてOちゃんに年賀状を送った。
電話も何度かした。
でも、お母さんが出て、Oちゃんは出かけてると言う。
帰ってきたら電話してほしいと頼んだが、それから一度もOちゃんから電話は無かった。
Oちゃんとは、もうそれっきり、会ってない。
一体何が原因だったのだろう?
やはり女3人は難しく、知らず知らずにOちゃんを傷つけていたのかもしれない。
私も確かにOちゃんの事を影で言った覚えはある。
その事をNちゃんがOちゃんに告げ口したのかもしれないし、してないかもしれない。
だけど、去って行ったOちゃんを私はしつこく追うことはなかった。
嫌ならしょうがない、と思った。
数年前から、Nちゃんと年に1度か2度会うようになった。
Nちゃんは、Oちゃんを懐かしがり、また3人で会いたいね、と言う。
私は、そうだね、と言いながら、適当に受け流している。
今更よりを戻しても、と思ってしまう。
Oちゃんが、私と会うのをあの時拒んだのだから、私からよりを戻そうとは全く思わない。
考えてみると、Oちゃんと2人だけで仲良く遊んだことはなく、いつも誰かと3人で遊んだり、旅行に行ったりしていた。
Oちゃんは、親友というよりは、遊び仲間だった。
Oちゃんは、その後結婚する事もなく、ずっと独身でいるらしい。
たまに、どうしてOちゃんは私と縁を切ったのだろうと、考え込む事がある。
今で言う友達の断捨離か。
私はOちゃんにとって、いらない存在なのだろう。
私と付き合っても、楽しくない、私がイライラする存在であったのかもしれない。
つまり、オーラが合わなくなった、という事なのだろう。
Oちゃんと別れてから長い長い年月が経った。
私もあれから変わったと思う。
Nちゃんとたまに会っても、なんか昔と違うな、と感じる事がある。
おそらくNちゃんもそう感じていると思う。
だけどそれが当たり前だ。
色んな経験を積んで、人はどんどん変わり、オーラの色も変化する。
それによって、付き合う人も変わってくる。
それで良いのだ。
私もOちゃんも誰のせいでもなく、誰が悪いわけでもない。
オーラが合わなくなっただけの事なのだから。
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