電脳くおりあ

Anyone can say anything about anything...by Tim Berners-Lee

「すや」の栗きんとん

2004-09-26 13:18:07 | 生活・文化
 googleに「きんとん」と入力してクリックすると、「栗きんとん本家すや」がトップに出てくる。今は、「栗きんとん」のシーズン、1年のうちで最も忙しい時だ。「栗きんとん」作りは、すべて手作業なので、大変だ。「すや」は「酢屋」から来ており、元禄の頃、赤井九蔵という人が「十八屋」という屋号で酢の店を開いたのが始まりだという。現当主は11代目赤井良一さんである。

 毎年、9月なると連休を利用し、中津川の実家に行っていた。その帰りに、中津川バイパス沿いにある「すや」の支店の「すや西木」に寄り、店の横にある甘味処「榧(かや)」で、「ぜんざい」か「しるこ」を食べてから、お土産に「栗きんとん」を買って帰ってる来る。今年は、子どもの運動会と私の仕事の都合で、中津川には行けなくなってしまった。だから、秋の「すや西木」へは行っていない。今年の5月に行ったときは、「栗きんとん」がないので、「栗きんつば」と「栗こごり」を買って来た。しかし、今では、インターネットで取り寄せができるので、便利である。

 今日、「すや」のHPを見ていて、お菓子紹介のところで、「栗きんとん」だけ「消費期限3日」となっており、外の商品はすべて「賞味期限」になっているのに気が付いた。「育モニ。」さんの記事を思い出し、面白かった。彼は、「今日の記事は『本日中』にお読みください!」で「消費期限」と「賞味期限」について次のように書いている。

◇消費期限とは・・・
「その日まで消費してください」という期限表示。
この日を過ぎると、食に適さなくなる(食中毒の恐れなどが発生する)という期限です。
だいたい5日間以内で急速に品質が悪くなり、衛生上の危害が発生するような商品に適用されます。
弁当、おにぎり、サンドイッチ、惣菜類、生菓子など。

◇賞味期限品(質保持期限とも言う)とは・・・
「その日までは、美味しく食べられます」という期限表示。
年月日表示と、年月表示の2種類があります。5日以上数年以内(数年が何年を指すのかも特定されていません)までおいしさを保てるものに摘用されます。
菓子類、缶詰、乳製品類、カップめん、酒類など。

 中津川市には、「栗きんとん」を作って売っている店がいくつかあるが、中津川バイパス沿いに支店を出している、「すや」「川上屋」「松月堂」が有名だ。そのうち、「川上屋」と「松月堂」は東京のデパートでも売っている。「すや」は、名古屋の「松屋」に直売場があるだけだ。最近でこそ、インターネットで購入できるが、それまでは遠くから買うのは、かなり面倒だった。それぞれの店の営業方針の違いもあり、いろいろな売り方をしているが、みな日本全国に知られているのは、中津川出身者としてうれしい。

 「カラフルな毎日」のりつさんが、「秋の木曽路セット」と言う記事を書き、私のことを紹介してくださった。中津川には、父がひとりで住んでいる。私の兄弟は、5人で、すぐ下の弟が、中津川の父の近くに住んでいて、一番父に親しい。私は、埼玉だが、残りの3人は名古屋周辺にすんでおり、中津川には近く、かなりの頻度で父のところへ行っているようだ。そういう意味では、私は、長男なのに一番親不孝者になってしまっている。

 岐阜県立中津高校を卒業して大学に入学してから、家を出た。以後、金沢、岐阜、東京、埼玉と移り住んできた。中津川で生活をしていたのは、だから、生まれてからの18年。東京時代が一番長く、20年以上になる。もうすっかり、関東人になってしまった。「中津川に帰る」という言葉を使わなくなってからどのくらいになるのだろうか。

コメント (2)
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