萬福寺の伽藍は結構広く、一つずつご紹介すると一度では無理でした。
今日は本堂にあたる大雄寶殿(だいおうほうでん)からです。
え、これ?
すみません、建物が大きすぎて今回写真がとれていませんでした。
ところで、この香炉ですがこちらも中国風ですよね。
お線香自体、まるで「花火!?」と思うような形状でした。
オマケついでに、天王殿の香炉はこんな風で、似ていますが足の形が違います。
顔が付いているみたい。
結構細かく観察するのも面白いです。
それはともかく、昔の写真を調べてみたら正面から撮った画像があったので載せておきますね。
この時もお盆の時期なので、飾り物などが付けられています。
ちなみにここ大雄寶殿での勤行は鳴り物が賑やかな中国風。
一度だけ、お勤め中に行き合わせたことがありましたが、すごくテンションが上がりました。
ご本尊は釈迦如来、脇侍は迦葉、阿難の2尊者、周りを十六羅漢が取り囲んでいます。
後ろにおられたのは韋駄天。すごくカッコいい仏様だったので、写真撮ればよかった!
足が速くなりたい人は、どうぞ参拝してくださいね。
さて、大雄寶殿の後ろは法堂で、こちらは禅寺において説法を行う場所なんだそうです。
ここだけは拝観はできず堅く戸を閉ざされていました。
欄干が卍崩しにになっているのが特徴的です。
その法堂の欄干ごしに、大雄寶殿を臨む光景。
戻ってまた灯籠と風鈴のある回廊を進みます。
回廊越しに庭園を臨む。
マキの木がありました。
途中にいくつかお堂があります。
そのお堂の前には必ずこの縦長の表札のようなものがありました。
調べてみると、こちらは聯額といい、中国家屋の玄関口に懸けられた額のことを言うそうです。
このように縦長のものは特に柱聯というそうで、確かに柱に沿って懸けられていますね。
さらに進むと、回廊の真ん中に鐘が現れました。
こちら、合山鐘という鐘だそうで、特別な時だけ撞かれるそうです。
普通に鐘を撞く棒があり、前に賽銭箱があったので危うく撞いてしまうところでした。
それにしても暑いです。風鈴の音があったので耐えられました。
さらに進むと、最後に現れるのがこちら。開山堂です。
柱聯です。いくつもありますね。何が書いてあるのかはさっぱり分かりません。
お堂の戸に桃の絵。
こちらの欄干は卍です。欄干越しに真夏の青空を臨みます。
これで萬福寺伽藍巡りは終了。
最後にいくつかオマケ。
こちらは孫悟空のようですが、なぜか三門前に置かれていました。
境内にはほかにもこんな派手な像や飾りも・・・
これは何なんでしょう??
少し前にやっていたランタンフェスティバルの名残か、お盆の飾りなのか・・・
もう一度見たいと思いつつ、台風が来たので諦めました。
そしてもう一つのオマケ。
一昨日ご紹介した放生池の蓮池ですが、4年前の2019年にも訪れていました。
その時に咲いていたのは普通のピンクのハスがメイン。
その代わり、境内にはハス鉢に入った美しいハスが沢山・・・
その中からいくつかご紹介しますね~
お菓子みたいでした。
これで本当におしまいです。
放生池のハスに別れを告げて、帰りました。
皆様もお付き合いいただき、ありがとうございました!
府道7号線については、別のネタも用意しているので、秋になったらまた投稿しますね~
【撮影:2023/7末~8上旬 京都府宇治市萬福寺】