高速でびゅんと帰ろうかと思いましたが、まだ昼過ぎだったのであるところに立ち寄ることにしました。
小浜から国道162号線を南下。
途中、おおい町にある道の駅 名田庄に車を停めて・・・
星の街灯? そう、ここは陰陽師 安倍晴明の子孫が暮らした名田庄村。
その縁で、暦会館という博物館があります。
外には日時計。見方がよく分かりませんが・・・
会館は涼しかった~(そこか!)
いえいえ、内容も非常に興味深かったですよ。
福ふくガイドによると、暦会館はこんな施設。お願いしたら、懇切丁寧に説明もしてくださるそう。
「 平安時代の有名な陰陽博士安倍晴明の子孫、土御門家の人達が室町時代から江戸時代にかけて百二十年
間程戦火を逃れ、おおい町名田庄に住み、都の朝廷や将軍家のことを占ったり、祈祈祷をしたり、暦を
作ったりしていたことにちなんで建てられた施設です。他ではめったに見られない昔の天文器具や暦など、
また土御門家の史蹟や史料などを展示、保存しています。」
手抜きで引用しましたが、この後向かう場所の予備知識にもなるのでぜひご一読を。
ということで、この次に向かったのが少しだけ162号線を小浜方向に戻ったところにある一帯。
まずは薬師堂です。
茅葺ののどかな山寺と思いきや・・・
う~ん、ちょっと荒れているというか、かなり荒れているというか・・・
結構由緒はありそうなのに、気の毒な状態です。
説明はこちら⇒
続いて向かったのが、前から行ってみたかったこちらです。
これぞ陰陽道でお祀りする泰山府君をご祭神とする、土御門総社です。
右側の建物、ペンキの塗り替え中なのに写っちゃったな~と思っていたら、こちらが
「陰陽道宗家 天社土御門神道本庁」で、この中に本殿があるそうです。
そんなことはつゆ知らぬなつみかん、先に進むと赤い鳥居が見えてきました。
雰囲気に呑まれて、右側の木をよく見るのを忘れましたが、かなりの巨木。
木の根元には、4体の石仏が。
そして、登った右手に、陰陽道の主神、泰山府君尊神を祀った社跡である天壇がありました。
四方を四神を表す四色の鳥居に囲まれた神聖な場所です。
パワースポットというような生ぬるい言葉では表せない強い気を感じました。
四神とは・・・中国で天の四方を司る霊獣と言われています。
東は青で青龍
西は白で白虎
南は赤で朱雀
そして、北は黒で玄武です。
天壇を一回りしたあと、茅の輪をくぐって奥にあった2つのお社にお参り。
土御門総社を後にしました。
最後は加茂神社です。
説明によると、この地にあった「加茂大明神」「御霊明神」「泰山府君」「吉澄河上大明神」を合祀。
加茂神社となったそうです。
馬の銅像がありました。
鞍の御紋がフタバアオイ。かの上賀茂神社・下鴨神社の御紋と同じですね。
え~この石段登るの!いえいえ、頑張ります。
本堂
かなり年季が入っていますね。
帰りも安全にかえれるように、しっかりとお参りしました。
急な階段で転んだらシャレにならないので、しっかり手すりを持っております。
はい、これで今回の京都・若狭ぐるっと一周は終了です。
さすがにまあまあ疲れました。
オマケですが、マンホール下水蓋が星になっていました!
【撮影:2023/7/29 福井県おおい町】