さてさて、この間の宇治市植物公園の木の実名前あてクイズに味を占めて、今度は桃山御陵編です。
先日、久しぶりにJR桃山駅から、京阪宇治線桃山南口まで、御陵の森沿いを歩きました。
春や秋には、色々な在来種が見られる場所なのですが、この暑さでほぼほぼな~んもありません。
なけなしの写真を眺めて、あ、そうだ!クイズにしよう!
というわけで・・・全5問です。
前回同様、答えは最後に載せますね~
第1問 これな~んだ
最初は簡単な問題。
前回御陵の森の投稿をしたときは、これの白い花が満開で、暗い森から浮かび上がるようでした。
実は最初は白でだんだんこんな感じの黒い実になります。
第2問 これな~んだ
熟したら気づく人も多いと思いますが、緑だと分かりにくいかも・・・
ヒント、バラ科で、白い細かい花が咲きます。
第3問 これな~んだ
う~ん、実は答えに自信がありません。
木の大きさはそれほど大きくなく、花や熟した実も見た覚えがありません。
これからの変化に要注目です。
第4問 これな~んだ
え、実じゃないやん!ごめんなさい、7月に咲き始めた花がまだ咲いていました。
でもこの黄色い実っぽいの、覚えておられるでしょうか。
復習テストです。
この黄色い部分、実は実ではありません。
本当の実は赤いそうですが、まだ見たことがありません。
というのも、それまでに草刈りされるから・・・そう、これは木ではなく草です。
第5問 これな~んだ
こちらは自信をもって出せる問題です!
駐車場の近くに結構大きな木が2本あり、例年びっしりと実を付けます。
でも今年は少しだけ・・
熟すと赤くなり、大きな葉の裏があるものに利用されます。
ということで、今日の問題はこれだけです。
それでは答え合わせ、行ってみましょう!
第1問:ヤブミョウガ(薮茗荷)ツユクサ科ヤブミョウガ属
純白の花が綺麗です。葉がミョウガに似ていることから名前が付けられました。
第2問:カナメモチ(要黐)
モチと名が付きますが、モチノキ科ではありません。
去年ちょうど咲き始めの花を写真に撮ることができました(左)
赤く熟した実は冬でも見かけます(右)。何より、一部の葉が赤くなるのが特徴的。
第3問 ムラサキシキブ(紫式部)シソ科ムラサキシキブ属
本当に自信がありません。見慣れたコムラサキと違い、ムラサキシキブの実は結構ランダム。
宇治市植物公園に沢山木があるので、ひょっとして・・・と思いました。
今後確認していきますね。
下の写真はいずれも宇治市植物公園で撮ったものです。
第4問 ソクズ(蒴藋)
スイカズラ科ニワトコ属で、別名クサニワトコ。7月に、ナガサキアゲハの乱舞とともに投稿しました。
花には蜜がなく、黄色い腺体から蜜を出して虫を呼びます。
今年は案外花期が長かったですね~
第5問 タラヨウ(多羅葉)
こちらはモチノキ科です。びっしりと実が付くのにあまり食べられません。不味いのでしょう。
大きな葉の裏に字が書けるので、はがきの元になった木というのは有名。
郵便の木になっていて、今でも切手を貼って出したら届くらしいですよ。
来年は花を探してみます・・・
ということで、皆さんいかがでしたでしょうか?
最後に、その他の残った季節の写真を載せてしまいますね~
他の場所の写真も入っています。
ノアザミにイチモンジセセリ。やっぱり大きなおめめが可愛いです。
偶然見つけたキツネノカミソリ。外出途中の川沿いで。
高速法面にびっしりと咲いているタカサゴユリ。
でも半分以上はシンテッポウユリ、あるいはハーフかも・・・
この写真は多分タカサゴユリ。
水たまりで水分補給中のアゲハが2頭。行きつ戻りつ戯れていました。
先週末に遠出した時の写真を9月初めに投稿しようと準備中。
なので、それ以外の写真を出し尽くしました。
明日から3日間、道草番外編の夏散歩なので、最終日以外コメント欄を閉じておきますね~
なつみかんの駆け込み夏休みです。
【撮影:2023/8/19 京都市伏見区】