酷暑に台風・・ご先祖様も「え~、今年は帰るのどうしようかな~」とか迷っておられるかも。
そうおっしゃらずに、お花を飾るのでどうぞ帰ってきてくださいませ。
・・・というわけで、特に花が好きだった母のためにお迎えの花を載せてみました。
(写真はどれも色々な場所で撮ったアーカイブです。)
まずはホオズキです。
迷わずに帰ってこられるよう、迎え火の提灯に見立てて飾るようになったのだとか。
ホオズキはこのような赤い実が有名ですが、花、緑の実、ネットの中の実も味があります。
お次はミソハギ(禊萩)。
ちょうど旧盆頃に咲き、死者ののどの渇きをいやすと言われて、お供えされるそうです。
自生の花は少ないですが、畑の片隅などで育てていたのが野生化したものは時々見ます。
お次はオミナエシ。
ちょうどお盆頃に咲き始めるオミナエシを飾る地方も多いようです。
こちらの方のお花屋さんなどではあまり見かけません。自生地の風習なのかもですね。
植物園では今年も咲き始めました。
お供えの花として定番の一つなのがリンドウです。
どう考えても秋の花のように思えますが、ちゃんとお盆の花屋さんに現れます。
写真は9月の伊吹山、10月の大江山で見たリンドウです。
トリはキクです。
皇室の御紋章でもあり、上品で日持ちもいいことから、ごく一般的に仏花として使われます。
花期は秋ですが、年中花屋さんで仏花として売られています。
お盆に仏前やお墓に備える花は、5色(白、紫、黄、赤、ピンク)がいいと言われているそうです。
キク、リンドウ、オミナエシ、ホオズキ、ミソハギでぴったり!
宗派によっても違うとは思いますが、覚えていて損はないと思いました。
ちなみに、お盆の花として一番有名なあの花は明日沢山ご覧いただきますね。
【撮影:色々アーカイブ】