ジャングル室の続きです。
小さいトンネルをくぐり先に進むと、さっき歩いたルートが下に見えてきます。
そして、さっきは白しかなかったカリアンドラの赤花が現れました。
私のようにくたびれかけた花と新鮮な花の二人連れ。。
シックな花があると思ったら、葉でした。
この木は何だと思いますか?
実はこれこそ仏教三大聖樹のひとつ、ムユウジュ(サラカ・アソカ)。
マメ科で原産はもちろんインド。
残念ながら花はありませんでしたが葉もなかなか個性がありますね。
ちなみに、以前宇治市植物公園の温室で花を見ました。
昨日ご紹介した中国の無憂樹よりさらに手毬っぽく蕊が美しいです。
2020/4/11 宇治市植物公園
続いてこちらをどうぞ。
今日は真っ赤で派手な花が多いですね~
こちらは、ショウジョウトラノオ。科は見当もつきませんが、アカネ科なんだそうです。
温室の天井近くまで這いあがっている植物。
見る都度名前を忘れているのですが、皆さんはどうでしょうか。
え、これじゃ分からない?
じゃあこれは?
この写真にヒントがあります。
こちらは、バウヒニア・アウレイフォリア。タイ原産です。
マメ科で、種名の「アウレイフォリア」は黄金色の葉という意味。確かに黄金色の葉が!
葉の形もなかなか特徴的。
見るたびに私はちょうちんブルマーを思い浮かべるのですが、ちょっと変?(笑)
ちなみに花も少しは咲いていたようですが、撮れませんでした。
こちらは以前撮った花の写真です。
2021/1/8 京都府立植物園
タイトルのハイビスカスが出てこないって?
こちらは、ちょっと属は違いますが・・・
は~い、ウナズキヒメフヨウですね。
アオイ科マルバビスクス属、中南米原産です。
開かないので、スリーピングハイビスカスの別名も。
お隣にさいていたのは・・・
見覚えありませんでしょうか。咲くやこの花館で先日投稿した花と同じです。
そう、ハイビスカスの原種、今や絶滅寸前のヒビスクス・インスラリスです。
アオイ科ヒビスクス属。
蕊が豪華なので、トリミングしてみました。
多数の雄蕊から花粉が噴出、5つに割れて先に濃赤色のポンポンの付いた雌蕊も見えています。
蕊の根元が絡まってますね~
おや遠くに可愛いハイビスカス発見。
何とか名札を読み取ると・・・
ヒビスクス・ジェネヴィーとのこと。
調べてみたら、原種ハイビスカスの一種で、マスカレン諸島原産なんだそうです。
こんなかわいい花が自生している島って、素敵ですね。
有用植物室に入る手前で咲いていたこちらの花。
すご~く綺麗な薄紫。
見たところ、アオイ科には間違いなさそうです。横からみたところ。
立派な説明板がありました。
こちらの花は、アリオギネ・ヒューゲリー。別名ブルーハイビスカス。
基本種はオーストラリア原産だそうですが、こちらはモンテレーベイという園芸種。
うっとりするほど、爽やかで清楚な花でしたね。
ということで、やっとこさジャングル室のご紹介は終了。
有用植物室には特に花がなかったので、明日は冷房室のご案内です~
【撮影:2024/1/27 京都府立植物園】