昨日は北野天満宮の梅苑を一緒に散策いただきました。
今日は梅の花のアップ写真など、ウメのいろいろをご覧くださいませ。
始める前に、ウメの復習。
ウメはバラ科サクラ属の落葉高木。中国原産で日本には弥生時代にやってきたそうです。
そういえば、万葉の昔は「花」といえば梅だったと聞いたことがあるような。
長い年月の間に改良され、花を愛でる品種、実を付ける品種が多数生み出されています。
こちらの梅園は植物園ではないので、樹名板はありません。
その分、雰囲気のいい写真が撮れるのですが、品種名が分からないのは致し方なし。
せいぜい色や花弁の違いなどで楽しみましょう。
最初は赤に近い濃いめのピンク。
一重ではありませんが、八重というほどでもありません。
よく見ると、花粉が出る前の葯も赤、花糸もピンク色です。
中央部分を拡大してみると、2本の雌蕊があるのが分かりますね。
う~ピンボケすぎて失礼!
ウメは見ての通り両性花。多数の雄蕊と雌蕊があります。
雄蕊の数は非常に多く、写真に写っているだけでも50本近くあります。
一方、雌蕊が見当たらない花も結構多く、2本あるのは珍しいかも。
可愛いピンク色の花もいいですね。
こちらは花が一重。同じく少しトリミングしてみると、花粉が出きって終盤のようです。
雌蕊は1本ですね。
新鮮な咲き始めの花。元気な蕊がツンツン飛び出しています。
ピンクの花の葯は黄色ですね。ちなみに、上の花と同じ種類です。
もっと淡いピンク色も。こちらも一重で咲き始め。
同じ淡いピンクでも少しずつ色目が違います。
こちらの方は黄色味がなく、純粋なピンク色。
少しだけ八重タイプですね。
乙女(元)が好きな色ですね~
こちらはガラスのランタン越しの写真ですが、ソフトフォーカスっぽくなってお気に入り。
そして白です。
こちらの白は爽やかな感じ。
白の一重で、萼が黄緑色のタイプ。葯は黄色ですね。
そして同じ白でもこちらはどうでしょう。
最初の白より少し温かみのある色に見えませんでしょうか。
それもそのはず、こちらは萼が赤色なんです。
ちゃんと雌蕊も1本見られますね~
実は原種のウメは白色で萼が赤系。
一昨年の1月、京都府立植物園の植物生態園で見た原種のウメを参考までに載せてみますね~
ありゃりゃ、これでは分かりません?
仕方ないので、下に落ちた花の写真(左:表、右:裏)があったので、ペタリ
ほぼ一重、雌蕊あり(2本)、萼は赤でした~
しかも、日ごろ見慣れたウメの木とは違い、すごく背が高い!
「落葉高木」というのを納得しました。
ということで、散々ウロウロ、パチパチ楽しんだ北野天満宮の梅苑。
いくら見ても見飽きませんが・・・
最後に・・・
入苑するときにいただいた引換券で、梅にちなんだお茶とお菓子をいただいてほっこり~
すご~く楽しめましたよ!
明日は北野天満宮の御本殿や牛さんなどをご紹介しますね~
【撮影:2024/2/17 北野天満宮】