さて、賀茂川右岸を歩いて御園橋を渡り行った先は・・・
賀茂別雷神社、通称上賀茂神社です。
賀茂御祖神社(下鴨神社)とともに、かつてこの地を支配していた賀茂氏の氏神を祀っています。
国宝2棟、重要文化財41棟を含む広大な敷地はすべて世界文化遺産に登録されています。
神社のHPよりご由緒を抜粋してみると、
「神代の昔にご祭神賀茂別雷大神がご降臨、文武天皇6年(7世紀)に賀茂神宮が造営、
桓武天皇の平安遷都後は、山城一之宮として歴代天皇家が行幸、今に至るまで人々の崇敬を集めている」
そうです。
賀茂氏の氏神さんと聞いていましたが、えらい格の高い神社でした。
京都の人が上賀茂神社といって思い浮かべるのは、やはり5月15日に行われる葵祭でしょうか。
このお祭りの正式名称は賀茂祭。ではなぜ葵祭というかというと・・・
上賀茂神社の御神紋はフタバアオイ。
そのフタバアオイをふんだんに使うことから葵祭と呼ばれます。
(お~やっと植物ブログにちょっとつながりました)
ちなみにこれがフタバアオイ(ウマノスズクサ科カンアオイ属)
(2018/6初 京都府立植物園)
カンアオイ属の御多分に漏れず、3月頃に咲く花は地味~です。
(2020/3下旬 京都府立植物園)
随分説明が長くなりました。
さて、これから上賀茂神社参拝です!
一の鳥居をくぐると・・・
いきなり夏には厳しい直線路。
これは賀茂競馬という馬の競争をする神事が行われるところだそうです。
ふーふー言いながら突き当りまで行くと、左手に神馬舎がありましたが、中は空っぽ。
日曜祝日の9時半から15時しかお出ましにならないようです。
ということで、二の鳥居をくぐります。
すっきりした境内の正面に有名な三角の砂の山。
こちらは立砂といい、神体である神山を模したものなんだそうです。
ちなみに盛り塩の起源だそうで、悪い運気を取り除く効果があるそうです。
入って右手の楽屋です。
この短冊に願い事を書いて、境内のあちこちに飾られた笹につけると、ご祈祷してくださるそうです。
風鈴が涼し気です。
名前をメモするのを忘れましたが、このような建物が境内に散在しています。
ここまで来てようやく手水舎です。
柄杓はなく、流れる水で直接手を清めます。
ようやく本殿に通じる楼門が見えてきました。
そこに着くまでの間にも、摂社があちこちに。
いずれも小さいながら重要文化財に指定されているもの多数。
こちら、須波神社もその一つです。なかなかの風情ですよね。
全部で41ある重要文化財をすべて回ったら、どのくらいかかるでしょう。
ようやく楼門前に到着です。
奥のご本殿(国宝)です。
ちょうど朝のおつとめのために神職や巫女さんが入っていかれるところでした。
あ、右の男性は違います。
いたるところにフタバアオイの御神紋が・・・
ね、最初にご紹介したフタバアオイとよく似ていますよね。
花も描かれています。
ふう、ここからまた京都府立植物園まで歩いていくことになります。
もうちょっと気候のいいときに再訪するとして、この日はこのくらいで神社を後にすることにしました。
あ、もうちょっとだけ見ていただきたいものがあります。
ちょっとしつこいですけど、上賀茂神社の残りと、賀茂川左岸は明日ということで・・・
【撮影:2022/7/16 上賀茂神社】
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おはようございます。
昨日の訪問者は珍事でしたね。
夕方再訪したのですが、コメントが自分しか入っていなくて???
事情があって、コメント欄閉じたの?
クリックすると開くし、不思議でした。
今朝見ると夕方以降にいつもの方のコメントが入っていて安心しました。
上賀茂神社、好きな神社です。
鳥居をくぐると気持ちが引き締まります。
大昔、立てずなを見て、おっぱいだと言った人がいました。
ちなみに神戸三宮の駅前におっぱい広場と言う有名な待ち合わせ場所がありましたが・・・。
不謹慎で、神様に罰を当てられそうですね。
言った人は若かりし頃の自分です。(笑)
今だと一大イベントだったでしょうね。
余談ですが、
東京に集中しすぎて、官庁を分散しようとかの
話が少し進んだのは、昔の話になりましたね。
京都の人が上賀茂神社で思い浮かべる、
葵祭^^
フタバアオイがシンボルなんですね。
そんな葵祭りが似合う、ブルーの青空に、
真っ赤な鳥居、涼し気な風鈴、
中々行けない京都の素敵な景色を見せてもらいました^^
ありがとうございます^^
さて、府立植物園の開園までの間に、たくさん散策できましたね。
居残りのマガモや高級食材のスッポン。見どころたくさんでしたね。
上賀茂神社は映画のロケで使われる所でしたっけ?
でも、国宝級のお宝がいろいろあるのですね。
ちょっとした待ち時間の間にいろいろ見られる京都。明日も楽しみです。
慣れないスマホからの入力ミスでした。
葵祭はこの神社のお祭りなんですか。
ご神紋がフタバアオイ…徳川幕府が紋に使ったモチーフですね。
一の鳥居から二の鳥居まで、遠いですね~。
三角の盛り砂が盛り塩の期限…なるほど。
楼門まで遠かったですね。
続きを楽しみにしています。
昨日、私が期待していたハプニングはなく、格調高い神社参拝記でしたね。
9年前に、京都と奈良の神社仏閣を20数か所、駆け足で巡りました。
でも、なぜか上賀茂神社はその中に入っていませんでした。
その時、宇治平等院が改修工事中で見ることが出来ませんでした。
また、大原三千院も大きな葬儀が入っており、参拝できませんでした。
上賀茂神社にも行っていたら、同様のアクシデントがあったかもしれません。
私が期待していたなつみかんさんのハプニングがなく、とても残念です。
代わりに私のハプニングを思い出してしまいました。(笑)
世界文化遺産にも登録されている立派な神社なのですね。
また由緒からも、とても格式の高い神社と言うことがわかります。
恥ずかしながら、立砂が盛り塩の起源だとは知りませんでした。
摂社を含41もの重要文化財があるのも凄い神社だと頷けます。
楼門や国宝の本殿も格調高く立派な造りですね。
次回の残りのブログで何が登場するか楽しみです。(^.^)
そうなんですよ~
コメントが少ないとお返事を書くのは楽ですが、ちょっと寂しくて・・・
fukurouさんは京都の色々な神社仏閣を巡られていますよね。
私は下鴨神社の方が馴染みがあり、糺の森とかよく歩いていました。
上賀茂神社はなぜか暑いという印象があって、一度行ったきり、ご無沙汰していました。
多分その時も夏だったんでしょうね~
上賀茂神社の立て砂がおっぱいとは(笑)
間違いなく、賀茂別雷大神様に叱られますね。
それとも「そやろ、そやろ♡」と喜んでもらえたりして。
こんなこと書いてたら、私の方こそ、罰が当たりますね!
桓武天皇といえば794ウグイス平安京と覚えた通り、平安京に遷都した天皇さんですね。
でもそのたった11年前に、平城京から長岡京に遷都した天皇でもあります。
長岡京も平安京に匹敵するくらい大きな都だったそうですが、謀反の疑いがあるとして処罰され非業の死を遂げた早良親王の祟りを恐れて、逃げるように新たな都に遷都したといわれています。
この辺り、結構近いところが沢山出てくるので、興味深いです。
その桓武天皇が信仰した神社なんですから、よほど都を守護する力が強いとされていたのdしょうね。
葵祭はアオイがシンボル。
なんだそうですが、正直に言うと、私は一度ちらっと行列を見たことがあるだけです。
京都のお祭りは静々と列をなして歩くものがおおく、京都の大学生がアルバイトに参加していることが多いそうです。
私が見たときも、服は平安時代なのに、眼鏡とか時計とか普通に今風だったことを思い出しました。
長々と思いつくまま書いてすみません💦
今回は長かったですね!
無事におかえりになったようで、良かったです。
下界は暑いでしょう!
これで朝のお三方コメントがまた明日から拝見できるかな~
京都府立植物園だけのつもりでしたが、思いがけなく川や神社に行けたのでラッキーでした。
どこに出かけても、結局そんなプラスアルファが楽しかったりするんですよね~
京都府立植物園の投稿は来月になりそうです^^;
ほかの方のブログでも時々神社や旧跡の紹介を拝見しますが、実際自分で書くと結構面倒ですね(笑)
特に今回、そんなに真剣に撮ってなかったので、記事も写真もどちらも適当という・・・
読んでくださって、ありがとうございました。
まあ、私の記事はともかく、上賀茂神社自体、世界遺産は付け足して、そもそもが由緒正しく、美しい神社です。
もうちょっと摂社などもちゃんと見てくればよかったのですが・・・
賀茂ナスの土鈴を買うかどうか悩みましたが、やめました。
御朱印窓口はまだ閉まっていて残念でした。