当ブログでも毎年のようにご紹介している通り、なつみかん家の初詣は氏神さんと奈良の春日大社。
例年混雑を避け、三が日には行かず、松の内の休日に星夫と出かけます。
今年は4日に行ってきました。
ちょっと間が抜けたタイミングでの投稿ですが、今年の春日大社の様子をご覧くださいませ。
この日はあいにく午前中雨が降ったりやんだりのお天気でした。
午後には晴れの予報だったので、2人で1本の折りたたみ傘を持って出発。
JR奈良駅に到着したのはもうお昼前だったので、時間節約のためタクシーで一の鳥居まで。
こちらが一の鳥居、結構大きいです。
鳥居そのものより、柱についているご神木が気になります。
普通サカキだと思うのですが、なんとこちらではナギでした。
しかも両側ではなく一方だけに付いているのも不思議です。
色々検索して調べてみたら、
「猿沢の池に住む龍が鳥居の上の木に頭を北(左側)にして寝そべっている。
右にご神木が付いていたら尾が当たってくすぐったいので、古儀に則って右は取っている」
なんだそうで!
ご神職さんから聞いた話として紹介されていたので、本当だと思います。
参道は朝からの雨でドロドロ。
はねを上げないように慎重に進みます。一応右側通行ですが、誰も守ってない・・・
参道の両側には大きな木が沢山生えています。
スギが多いのですが・・・
去年の実と今年咲く蕾が両方見られます。
こちらは見た感じ「どんぐりの木」ですね。
昨秋からのドングリのマイブームが続いているので、慎重に観察します。
しかーし、地面にはドングリがひとつも落ちていません。
それもそのはず、シカが好物のドングリを全部食べてしまっているのです。
仕方がないので、葉をパチリ。
最初イチイガシかと思ったのですが、後で本当のイチイガシを発見。
樹皮の感じがスダジイさんにそっくり。
ゆるい鋸歯が葉の先の方だけつき、葉の裏が茶色っぽいのもスダジイの特徴。
ということで、スダジイに決定~(多分)
で、そのイチイガシなんですが・・・
こんな樹皮の木が点在。
葉はというと、先ほどのスダジイに比べて細い感じ。
裏は少し茶色っぽく、鋸歯は先の方だけ。
帰宅後調べてみましたが、多分予想通りイチイガシだろうと・・・
奈良公園には沢山のイチイガシの巨木がありますが、こちらはちょっと華奢でしたね。
この日は15時に人と会う約束があったので、あまり時間がありませんでした。
それでも木を見ると写真を撮りたくなる~
いやいや、先に進まなくては。
この辺りは道の両側にクスノキの巨木が沢山ありました。
一の鳥居から二の鳥居までは結構距離があります。
約1キロくらい歩いたところで、道の左側に露店が現れます。
なるほど、帰りに屋台のすぐ横を通るように、右側通行にしているのですね。
やっと二の鳥居まで来ました。
ちなみに駐車場は二の鳥居のすぐ横なので、以前早朝に来ていたときはここがスタートです。
春日灯篭が道の両側に沢山。
屋根が苔むしているのが風情あります。
ノキシノブが沢山。
おっと、シカが顔を出しましたね。
鹿特集は明日の予定~
もうすぐです。
着きました!
本殿にお参りします。
こちらのご祭神は何度か書いている通り、
「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」
「経津主命(ふつぬしのみこと)」
「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」
「姫大神(ひめのおおかみ)」
の四柱です。
たけみかづちのみことが、白鹿に乗ってはるばる鹿島神宮から来られたと伝えられています。
このあと破魔矢を購入、おみくじを引いて、急いで帰路に着きました。
ちなみにおみくじは大吉。
喜んだのもつかの間、中を読むと、待ち人は来ないし、願いは叶わないと散々。
ひとつもいいところのないおみくじは境内に結んできました。
最後にクイズです。
この建物はなんでしょうか~
こちらは興福寺の中心をなす建物の中金堂です。
こんなに立派な建物が復元されていたことに長い間気づいていませんでした。
こんどは時間をかけて興福寺をめぐりたいと思います。
ということで駆け足春日大社初詣レポはここまで。
どなたですか?春日大社ではなく、樹木レポだっておっしゃってるのは。
まあ、その通りです(笑)
明日は今日載せなかった鹿さん中心にご紹介します。
【撮影:2024/1/4 春日大社】
最新の画像[もっと見る]
- 今年初見のシロハラ~京都御苑2025/1上旬(5) 12時間前
- 今年初見のシロハラ~京都御苑2025/1上旬(5) 12時間前
- 今年初見のシロハラ~京都御苑2025/1上旬(5) 12時間前
- 今年初見のシロハラ~京都御苑2025/1上旬(5) 12時間前
- 今年初見のシロハラ~京都御苑2025/1上旬(5) 12時間前
- 今年初見のシロハラ~京都御苑2025/1上旬(5) 12時間前
- 今年初見のシロハラ~京都御苑2025/1上旬(5) 12時間前
- 今年初見のシロハラ~京都御苑2025/1上旬(5) 12時間前
- 今年初見のシロハラ~京都御苑2025/1上旬(5) 12時間前
- 今年初見のシロハラ~京都御苑2025/1上旬(5) 12時間前
のんびり、旦那様と楽しまれましたね
地元にもたくさん初詣するところはあるんでしょうけど、
決めていて春日大社が定番になっているのも良いですね
と言うのも、私は、その年の気分で変えている感じです。
家から10分ぐらいのいつも通り過ぎる神社、
今年初めて行ってみたんですが、中は大きな神社で、歴史を楽しんできました。
こうして近いけど見逃している場所がまだまだあるんだと知った初詣でした^^;
ナギ
見て判断できるなつみかんさん、さすがです
ドングリがマイブームだったんですね
🦌は、ドングリが好物とは、知らなかったです。
秋は、🦌にも食欲の秋なんですね^^
おはようございます。
なつみかんさんらしい初詣レポですね。
樹木ウォッチ大好きですので大歓迎です。
普段見かけないナギも奈良公園に行けば普通に見られますからね。
春日大社には何度か初詣に行っていますが、ナギが左側の鳥居に飾られているのは知りませんでした。
もちろん毎年のことですよね?!
お写真でイチガシとスダジイ、分かりましたよ。
6枚目のお写真、奈良公園のディアーラインがはっきり分かりますね!
一の鳥居についているナギって植物、知りませんでした。
なつみかんさんは木の博士ですね。
スダジイとイチイガシもはっきりとお分かりになって凄いです。
ディアラインと言う言葉の意味、初めて知りました。
2mまで葉が無い…なるほど。
灯篭に苔が生えているのも、年代を感じます。
ご祭神の文字は全然読めません。
おみくじは大吉なのに良いことが書いてないなんて変ですね。
投稿を拝見して、自分が如何に知識が無いかよく分かりました。
なつみかんさんに、ひれ伏したくなります。😓
さて、春日大社には40年ほど前に行ったのが最後で、ほとんど覚えていません。
どこの神社でも、鳥居にはサカキが掛けられているものだとばかり思っていました。
サカキは境木に通じ、ここからが神域であることを表していると聞いていました。
ナギも初めてで、鳥居の片方にだけ掛けられているのも初めて拝見しました。記事を拝見してなるほどと思いました。
ナギを検索すると、ウィキペディアに以下のように書かれていました。
(引用始め)
日本では、古くから神社に植栽されている。春日大社のナギ林は日本の天然記念物に指定されており、大木は樹齢1,000年以上になるとも伝えられている。
熊野権現においてナギは神木とされ、熊野神社ではナギを玉串とし、ナギの葉の上に供物をのせる。
(引用終わり)
春日大社のナギは特別な樹木のようですね。
ドングリが落ちたらすぐにシカが食べるとは、奈良だけのことでしょう。
クイズですが、神社ではなくお寺のように思いましたが、それは正解だったようです。
興福寺さんは、春日大社から通りを隔ててお向かいにあるのですね。
春日大社から見ると、こんなふうに見えるとは思いませんでした。
リュックにドングリ入れて事務所に
鹿寄席に使うドングリ運びました
飛び火ので朝焼けに光る鹿達が大好きで良く行きました
い浸りました浸りました
なつみかん家の初詣は氏神さんと奈良の春日大社で、例年混雑を避け、三が日
には行かず、松の内の出かけるのですね。
わが家と考え方がよく似ていますね。わが家の初詣は25年以上前から、鹿島神
宮と決まっています。参拝時期も年によって1月~5月の間でバラバラです。
もちろん近所の氏神さんやお寺には松の内には参拝しています。
一般的には、その社寺の神仏に新年の挨拶をするのだから早いほうがいいとさ
れていますが、決まりがあるわけではありませんね。いつ参拝しても、それが
年内最初の参拝ならば初詣になります。
ご本人も認めている通り、本日の初詣レポは春日大社の初詣より、樹木レポの
方が優勢のようですね。春日大社は誰もがよく知っている神社なので、詳しい
レポは必要ないかもしれません。(^.^)
朝は雨だったし、もう三が日は過ぎていたので空いているかと思ったら、甘かったです。
やはりコロナ禍明け最初の新年は人が多かったですね~
シカは大喜びでしたが・・・
attsu1さんは毎年行かれる場所を替えておられるのですね。
私も氏神さんと春日大社以外は、毎年きままに訪れています。
今年は同じ日に伏見の御香宮という神社に行ってきました。
初めて行ってみたら結構大きくて由緒ある神社だったというのは嬉しいですよね。
神社はどこも歴史が古く、調べてみると興味深いです。
ナギは奈良では有名な木です。
私もここで覚えました。
葉が厚手で、葉脈がまるでササのよう。
そして、いつも一部がベージュに変色しているのです。
この最後の特徴が決めてですね!
fukurouさんだったら、この初詣なのか、木詣でなのか分からない投稿に共感いただけると思っていました(笑)
鳥居に榊が付けられているのはよく見かけるので、これもてっきり榊だと思ったら、なんとナギ!
神社に植えられることが多い木だそうですが、奈良は別格に木が多いようです。
左側だけにつけられるようになったのは、その記事によると2012年からのようです。
寝そべっている龍は、春日大社の宝物を狙っているらしいですよ!?
イチイガシとスダジイの区別、ディアーラインなどさすがですね。
確かにシカが届くところは食べられてすーすーしていました。
今回は好きな木の話を書き散らしてしまったので、きっと頭が痛かったことと思います。
ナギは一度ご覧になったら、絶対覚えられますよ~
attsu1さんへのお返事にも書きましたが、こんなササみたいで厚みがあってツヤツヤして、一部がベージュになった葉はこれしかありません。
ディアライン、言われてみたら・・・でした。
明日はシカの投稿予定ですが、今一度写真を見返すと、確かに下の方には葉がありませんね。
こちらの灯篭は春日灯篭という形の灯篭なんだそうです。
こんなにコケが生えているのは、この場所がいつもうっそうとして湿度が高いからなのだと思います。
常緑樹林は一見するとあまり面白くないのですが、詳しく見ると興味深いです!
さざんかさんに知識がないなんてそんなことないですよ~
多分私と守備範囲が違うのだと思います。
また、色々なお庭の花や横文字名前の花を教えてくださいませ!
私はずっと関西住まいなので、松の内は15日までと思い込んでいましたが、関東では違うのですね。
いつも15日まで玄関にしめ縄飾りをつけて平気でいました。
(今も付いています)
その割に、とんど焼き(左義長)は8日が多かったようですね。
鳥居には榊、私もそう思い込んでいました。
サカキは漢字で書くと神の木ですし、神社にはぴったり!と。
境の木を意味しているとは知りませんでした。
ナギも神社には縁のある木のようです。
春日大社のナギ林は増えすぎて、従来の植生を脅かすくらいになっているそうです。
そう思って見ると、春日の森にはナギの木が結構沢山生えています。
そう思って見るのも楽しいですよ。
ドングリが落ちたらシカが食べるのはいいですね。
クマだとちょっと怖いです。
興福寺の中金堂、いつもは完全にスルーしていました。
境内が広いので、半日くらいかけてゆっくり見るのが良さそうです。