今回特に目的なく私市植物園に行ったのですが、思いがけない花を3種類も見ることができました。
そのうち2種類は乾燥地の植物エリアにありました。
最初はこちら。
何か咲いていると思ってとりあえずパチリ。
どこかで見たことあるような・・・
全体はこんな感じで、決して目立つ花ではありません。
この花の姿はひょっとして!?
急いで樹名板を見てみると・・・マオラン?
いえいえ、ブロ友さざんかさんの投稿でお馴染みのニューサイランではありませんか!
クサスギカズラ科フォルミウム属。ニュージーランド原産です。
「ネットでは40年に一度開花するという話もあるが、2年に1回開花している」
と言う記事を先日拝見しました。
そんな珍しい花を自分の目でみられるなんて、感激です!
蜘蛛の巣の飾りはいりませんけど、シックな花に目が釘付け。
調べてみると、日本では観葉植物として流通しているのですね。
それだけに花が貴重というのがよく分かります。
あれ、あちらにあるのは何でしょうか。わざわざ看板までありますね。
でも茶色いので、もう枯れてるのかしら。
キャー、よく見ると吸い込まれそうな翡翠色
こちらはヒスイラン。
チリ原産のパイナップル科の植物です。
名付け親は、当園の元園長岡田博先生。
まるで宝石のように美しい花の色から、ヒスイラン(翡翠蘭)と名付けられたそうです。
詳しくはこちらを見てね ⇒
それにしても、花の色はまっこと翡翠!
もちろん植物園でもイチオシ。
わざわざ脚立を置いて登って見られるようにしてくれていました。
それにしてもこの脚立ちょっと危なくないか?(笑)
もちろん、登りましたよ!
・・・上から見たら綺麗じゃない・・・
これって下の方から咲き上るタイプの穂がいくつもあって、ほとんど咲き終わってる感じ?
う~ん、もうちょっと早いタイミングだったらもっと綺麗だったでしょうね~
いずれにしても植えて70年後に初開花、前に咲いたのが2021年だそうです。
見られてラッキーということみたいです。
3つめは、こんな園路を進んだ先にありました。
私市植物園には、本物の山道みたいな園路が縦横にあります。
あ、咲いてました!
さてこの花は何でしょうか。
花を少しアップで見ると・・・ランっぽい花?
はい、正解です。
ラン科ツチアケビ属のツチアケビです。
見ての通り、全体がオレンジ色っぽく、葉のようなものは見られません。
それもそのはず、ツチアケビは光合成を行わず、養分のすべてを共生菌に依存しています。
もうちょっと詳しく書くと、「ナラタケとラン菌根を形成し、栄養的に寄生している。」そうです。
(Wikipediaより)
なんだか全身がゴムっぽいですね。
今年は豊作のようで、別の場所にも生えていました。
それにしても緑の葉がない草が生えているとドキっとしますね。
このツチアケビ、ひと月もしたら今度は真っ赤なサツマイモみたいな実が生ります。
去年はその時期に行って投稿しています。
今年は見られないと思うので、このリンクから見て思い出してくださいね。
で、今日のタイトルですが、今回ご紹介した花は
・ニューサイラン
・ヒスイラン
・ツチアケビ
の3種類ですが、本当のランは「ラン」が付かないツチアケビでした~
明日も続きます!
【撮影:2023/6/18 大阪公立大附属植物園】
珍しいランなのが伝わってきます。
ほんとランって、バラや花菖蒲と違って、
全然違う花があって、人間の手にかかっていないのを感じます
勿論、胡蝶蘭とか華やかに手がかかっているものもあるのですが^^;
ツチアケビ、
あけびとは思えない花、共生菌に依存、
意外とこうして栄養をもらって生きている植物いますよね。
全然違うのですが、NHK超進化論 特別版(1)植物からのメッセージ~地球を彩る驚異の世界~ で、
若い木が育つのは、大きな木から、根を通し栄養を渡しているからと観ました。
同じと言えば同じですよね
今日も、朝から暑いぃ~昼間が恐怖です(T_T)
今回はさざんかさんだけでなく、私も嬉しかったですよ。
名前はアケビのような(ウインナーソーセージの方が似ている?)実を付けるからですが、花の時期は別名のヤマシャクジョウ(山錫杖)がぴったりですね。
腐生植物としては背丈が高く(50cm~1m)、茎も太いので見逃すことはないでしょう。
東京近郊では高尾山でも観られるようです。
ナラタケは美味しいキノコですね。
昔、先祖がまたぎだったというキノコ採りの名人に連れられて、キノコ採りに行ったことがあります。
目当てはマイタケでしたが、ナラタケもたくさん採れました。
40年も前の、よい思い出です。
以前「私も…で見ました」というコメントを読んでいたので。
綺麗な花というわけではありませんが、大きさに圧倒されますよね。
5枚目のお写真、素敵です。
来年も咲くでしょうかね。
ヒスイラン、遠目には何じゃこれですが、近くで翡翠い色の花を見ると、感動しますね。
何とも言えない美しい色、満開時だったらさぞ美しかったでしょうね。
植えて70年目に咲いたとは、貴重な花ですね。
アンデスの花が暑い大阪で咲くなんて!
ツチアケビ、いかにもランンの花という感じですが、寄生しているんですね。
あの赤い実、拝見して思い出しました。
何だか気味が悪い実ですね。
アケビに似ているでしょうか。
珍しい花3種、楽しませて頂きました。
否翠蘭も、もちろん初めて見ます。
如何にも植物園でなければ見られない花ですネ。
色も不思議な色ですが、咲き方もユニーク。
ツチアケビは、一見エビネに似ている?と思ってしまいましたが
養分のすべてを共生菌に依存して光合成を行わないので、葉が無いのですネ?
『実』の様子、拝見して来ました。
サツマイモみたいな真赤な実の大きさはサツマイモほどの大きさではなさそうですネ。
実際見たら、ちょっと、気味悪いですネ。
今日のタイトル「本当のランはどれでしょう」の意味が最後になって理解でき
ました。マオラン(ニューサイラン)はさざんかさんのブログで見たばかりな
ので、よく覚えています。40年に一度しか咲かない花が毎年咲いているという
話はよく覚えています。
ヒスイランも名前だけは聞いたことがありますが、パイナップル科の植物なの
ですね。これは70年後に初開花で、2年後に咲いたのを見る事ができたとは運
がよかったですね。そして最後に見つけたのが正真正銘のラン科の花、ツチア
ケビということで、タイトルの意味が理解できました。
確かにランと名前が付いていても、ラン科でない植物は多いですね。私が思い
つくだけでも、スズラン、クンシラン、ノシラン、キミガヨランなどがラン科
でないのにランが付いている花です。普段何気なく名前を見ているのに、この
ように考えると面白いですね。
今日は暑い上に湿度が高かったので、夜になっても、お風呂場の中にいるみたいです。
明日は雨。ネタがない~💦
マオランと言うと知りませんが、ニューサイランというと聞き覚えがおありなのでは?
さざんかさんが「40年に一度の花を今年も見た」とおっしゃっていたあのニューサイランがマオランだったんです。
でもラン科じゃないんですよ~
ちょっと混乱しますよね(笑)
で、本当のラン科はツチアケビ。
結構地味な名前ですが、よく見ると凝った綺麗なランの花です。
サイズも大きくて、こんな林の中に生えているとびっくりします。
実はアケビというより、赤いサツマイモ見たいですよ~
若い木が育つのは大きな木から根を通して栄養を渡しているのですね。
別の種類からもらうか、親からもらうか・・・ですね。
なかなか、ツチアケビはしたたかですね。
ツチアケビの別名が山錫杖とは知りませんでした。
確かにぴったりですね!
日本で見られるラン科の植物は比較的地味で小さめのが多いので、それに比べるとこんな大きい姿は特異ですね!
タイミングがなかなか合わないのですが、今回は本当にラッキーでした。
ナラタケは美味しいのですね。
でもちょっと調べてみたら、ナラタケ自体、生きた樹木に寄生して枯らしてしまうこともあるようで、「森の強盗」などと称されていました。
そのナラタケと共生するツチアケビ、森の強盗の共犯者!?
な~んて、殺伐とした話ですが、森の一番の破壊者は何と言っても人間ですよね。
はい、その通り、ニューサイランでした!
マオランというのが正式名なんですね。
いつもお写真見せてもらっていたので、「あ~これ!!」とテンション⤴⤴でした!
ぜひさざんかさんにご報告したいと思い、頑張って写真撮ってきました^^
そして近くにあったヒスイラン。
パッと見はどこがヒスイやねんと思いましたが、よく見るとすごく綺麗な花が咲いていました。
私も5枚目の写真はちょっと気に入ってます。
この手の花は、何年もたってから咲いて、そのあとは比較的頻繁に咲くのかもしれませんね。
ツチアケビの花、「ナラタケとラン菌根を形成」というのはナラタケから栄養を奪っているということなのでしょうかね~
だとすると、そのナラタケは樹木から栄養を奪っているので、結果的にはツチアケビも樹木から栄養をもらっていることになるのですね。
不思議な関係ですね。
いつもはこの乾燥地の植物が植えられているゾーンはパスすることが多いのですが、今回遠目にキミガヨランのような白い花が見えたので見に行くことにしました。
(あ!写真撮るの忘れた!)
その時、目の端にとまったのがこのニューサイランの比較的小さくて地味な花です。
あ~これだ!!と嬉しかったです。
ヒスイランはイチオシでしたけど、ちょっと遅かったみたいです。
綺麗な花を探して写真を撮りました。
ラン科の花はエビネをはじめどれも緑の葉がありますが、ツチアケビは葉がないので結構異様な感じです。
花はランですが、実が生った様子はもっと異様です。
私は運がいいのか、ここだけではなく、別の場所でも自生のツチアケビをみたことがあります。
結構生えているのかもです。
ニューサイランとヒスイランを見たので、この2つで記事にしようと思ったのですが、「あれ、ラン?そういえばツチアケビもラン。」と気づき、まとめて載せることにしました。
名前にランが付かないツチアケビだけがラン科というのがちょっと面白いです。
ニューサイランはヒスイランに比べて冷たい扱いだったので、結構毎年咲いているのかもしれませんね。
ヒスイランは結構植物園が推してましたね~
(数年前に蕾だけ見たアオノリュウゼツランはやぐらまで組まれていたので、それほどれはないでが・・)
まあ、あの綺麗な花が一面咲いたらうっとりだと思います。
唯一のラン科のツチアケビ、花は綺麗ですが、全体はちょっとぎょっとします。
ランが付くけれどラン科ではない植物沢山ありましたね!
他にもヤブランなどもそうですね。
今日の狙いに乗ってくださってありがとうございます!!