いきなりだけどFM放送の受信環境を改善しようと思った。
1日中聴いて訳でもなく、CDを聴いていることの方が圧倒的に多いのだが、
若い頃聴いていたFM放送の音の綺麗さを思い出し、
最近のFM放送は音が悪いとか言う前にもうちょっとちゃんとしてみようと思った次第。
受信環境的には東京の電波発信元から50~60Km圏くらい、遠からず近からずといったところで、
機器に付属の簡易な室内アンテナでは雑音が目立つことが多い。でも本格的は屋外アンテナはちょっと面倒。
感度のいい室内アンテナはないものかと色々物色するも、信頼できそうなものが意外に乏しい。
テレビが地デジ化する以前ならTVアンテナで代用するのが一番だったのだが、地デジ化で周波数帯がまったく違ってしまった。
なら簡単なダイポールアンテナでも自作するかと思ったが、最も安価な材料である平行フィーダー線が家電屋に売ってない。
まぁ~、時代っちゃ時代ですよね~。いまどき平行フィーダー線なんて需要があるはずないか。
アキバまで行けば見つかると思うけど、わざわざその目的だけで出かけるのもなんだか面倒くさい。
そう思って部屋の中を探しまわると出てきましたスピーカーケーブルが。10メートルほどあったのでこれで十分。
電導体なら材料はなんでも良いのだ。
一応、ネット上を「アンテナ自作」で検索、情報収集してみると、面白いのが出てきた。
その名も「ヘンテナ」、変なアンテナの短縮形である。
なんじゃこりゃと思ったが、ウィキペディアにも出ているまじめなネーミングであった。
70年代に日本のアマチュア無線家が発見したアンテナの形式で、アマチュア無線家ならみんな知ってるくらい有名なものらしい。
しかも「ヘンテナ」という名称まで国際標準となっているとか。
そう聞くと俄然実験心が疼いてくるじゃないですか。
↓構造概念図はこんな感じ。
図の中の「λ」は漢字の「入」ではなく「ラムダ」である、どうやら波長を意味しているらしい。
電波も音波も伝搬速度を周波数で割ると波長を算出できることは文系の私でも知っている。
となると・・・おお~っ、こんなところにスピーカーとの共通点が・・・と妙な事に感心してしまった。
しかし音波と電波では速さの違いが桁違いどころではない(秒速340メートルVS秒速3億メートル)、
いったいどんな大きさになるのかと思ったが、周波数も桁違いであることを思い出した。
FM放送の周波数帯が76Mhz~106Mhzなので、だいたい中間の85Mhzあたりをチューニングポイントとしてサイズを割り出してみる。
85Mhzということは8500万ヘルツ・・・なんだか意味もなく凄いなぁ~。
なので<3億÷8500万÷2>で縦方向の長さが出てくる、おおよそ1.7~1.8メートルくらいである。
同様に横方向の長さは<3億÷8500万÷6>でだいたい0.58メートルくらい。
こんなものに厳密さは無用、だいたいでいいのだ(スピーカーと同じ)。
↓おおよそこんな感じになりそう。
これなら室内でもなんとか使えそう、実はこいつは水平に設置するのではなく縦置きで使うらしい。
(これも原理的によくわかってないらしい、普通のアンテナなら水平方向に設置が多い)
何故かヘンテナの動作原理は未だよく解明されていないらしい、と言っても私の場合は普通のアンテナの原理すらわからないけど。
それはともかく、という事は設置については掛け軸のように吊るすだけで良い。なんと簡単な・・・さっそく作ってみた。
写真だとわかりにくいけど長方形の形状を保持する必要があるので、
100円ショップで見つけた細い角材を横方向だけの骨組みとしてケーブルにテープで固定している。
で、その結果は・・・確かに感度は良くなり東京、横浜の大半の局を問題なく受信できるようになった。
がその音質は・・・なんだか昔の印象とは違う・・・そもそも音楽の種類が全く違っているし・・・それはともかくデジタルの時代である。
放送局もテープやレコードを使ってる訳がない・・・アナログ時代とは環境的にもまったく別物なんだといまさらにして気付く。
昔の印象と比較しても意味ないか・・・。
それにしてもNHK-FMのクラシック番組が少なくなった思うのは気のせいでしょうか・・・。
ほんの少しノイズが出るときがあるので設置の向きを調整か、あるいは給電線を75Ω同軸ケーブルに変えるのか・・・。
引き続き実験である。
1日中聴いて訳でもなく、CDを聴いていることの方が圧倒的に多いのだが、
若い頃聴いていたFM放送の音の綺麗さを思い出し、
最近のFM放送は音が悪いとか言う前にもうちょっとちゃんとしてみようと思った次第。
受信環境的には東京の電波発信元から50~60Km圏くらい、遠からず近からずといったところで、
機器に付属の簡易な室内アンテナでは雑音が目立つことが多い。でも本格的は屋外アンテナはちょっと面倒。
感度のいい室内アンテナはないものかと色々物色するも、信頼できそうなものが意外に乏しい。
テレビが地デジ化する以前ならTVアンテナで代用するのが一番だったのだが、地デジ化で周波数帯がまったく違ってしまった。
なら簡単なダイポールアンテナでも自作するかと思ったが、最も安価な材料である平行フィーダー線が家電屋に売ってない。
まぁ~、時代っちゃ時代ですよね~。いまどき平行フィーダー線なんて需要があるはずないか。
アキバまで行けば見つかると思うけど、わざわざその目的だけで出かけるのもなんだか面倒くさい。
そう思って部屋の中を探しまわると出てきましたスピーカーケーブルが。10メートルほどあったのでこれで十分。
電導体なら材料はなんでも良いのだ。
一応、ネット上を「アンテナ自作」で検索、情報収集してみると、面白いのが出てきた。
その名も「ヘンテナ」、変なアンテナの短縮形である。
なんじゃこりゃと思ったが、ウィキペディアにも出ているまじめなネーミングであった。
70年代に日本のアマチュア無線家が発見したアンテナの形式で、アマチュア無線家ならみんな知ってるくらい有名なものらしい。
しかも「ヘンテナ」という名称まで国際標準となっているとか。
そう聞くと俄然実験心が疼いてくるじゃないですか。
↓構造概念図はこんな感じ。
図の中の「λ」は漢字の「入」ではなく「ラムダ」である、どうやら波長を意味しているらしい。
電波も音波も伝搬速度を周波数で割ると波長を算出できることは文系の私でも知っている。
となると・・・おお~っ、こんなところにスピーカーとの共通点が・・・と妙な事に感心してしまった。
しかし音波と電波では速さの違いが桁違いどころではない(秒速340メートルVS秒速3億メートル)、
いったいどんな大きさになるのかと思ったが、周波数も桁違いであることを思い出した。
FM放送の周波数帯が76Mhz~106Mhzなので、だいたい中間の85Mhzあたりをチューニングポイントとしてサイズを割り出してみる。
85Mhzということは8500万ヘルツ・・・なんだか意味もなく凄いなぁ~。
なので<3億÷8500万÷2>で縦方向の長さが出てくる、おおよそ1.7~1.8メートルくらいである。
同様に横方向の長さは<3億÷8500万÷6>でだいたい0.58メートルくらい。
こんなものに厳密さは無用、だいたいでいいのだ(スピーカーと同じ)。
↓おおよそこんな感じになりそう。
これなら室内でもなんとか使えそう、実はこいつは水平に設置するのではなく縦置きで使うらしい。
(これも原理的によくわかってないらしい、普通のアンテナなら水平方向に設置が多い)
何故かヘンテナの動作原理は未だよく解明されていないらしい、と言っても私の場合は普通のアンテナの原理すらわからないけど。
それはともかく、という事は設置については掛け軸のように吊るすだけで良い。なんと簡単な・・・さっそく作ってみた。
写真だとわかりにくいけど長方形の形状を保持する必要があるので、
100円ショップで見つけた細い角材を横方向だけの骨組みとしてケーブルにテープで固定している。
で、その結果は・・・確かに感度は良くなり東京、横浜の大半の局を問題なく受信できるようになった。
がその音質は・・・なんだか昔の印象とは違う・・・そもそも音楽の種類が全く違っているし・・・それはともかくデジタルの時代である。
放送局もテープやレコードを使ってる訳がない・・・アナログ時代とは環境的にもまったく別物なんだといまさらにして気付く。
昔の印象と比較しても意味ないか・・・。
それにしてもNHK-FMのクラシック番組が少なくなった思うのは気のせいでしょうか・・・。
ほんの少しノイズが出るときがあるので設置の向きを調整か、あるいは給電線を75Ω同軸ケーブルに変えるのか・・・。
引き続き実験である。