▲ボトムラインは立ち見でも10mくらいの近さで見られるのが嬉しい!
土曜の夜、久しぶりにコンサートに行ってきました。
場所は名古屋ボトムラインで、 たぶん日本最古(笑)の現役ロックバンド
“MOONRIDERS”の30周年記念コンサートでした。
そんなバンドは知らないという人の方が圧倒的に多いと思います。
ヒット曲もありませんし、ほとんどTVに出ることも無かったので
当然だと思います。
しかし、僕にとっては最もおつき合いの深いアーティストで、
作品を通して色んな物の見方を教えてくれ、楽しませてくれたバンドでした。
バンドとしてのパワーも凄いですが、6人の一人ひとりが
個性のある活動をしていて、アーティストの名前はあまり前面に出ませんが、
その活躍の場はソロアルバム、CM、サントラ、プロデュース、役者等
多くのシーンで多岐に渡ってされています。
とにかくアバンギャルドとポップと好奇心とシニカルの精神に少年の心を
足したような作品作りは、ハマる人にはたまらないアーティスト達です。
▲最近発行されたばかりの30周年記念誌とM.M.特集号
表紙の写真はもう20年位前の写真です(若い!)。
メンバーはもう皆50歳を越えてしまいました。
皆さん白髪の方が目立つおじさんばかりになってしまいましたが、
そのパワーの衰えは微塵も感じられないくらいの演奏でした。
2時間半近くをほとんど休み無く一気に突っ走り切りました。
カッコ良過ぎ~です!!
演奏曲の構成は、さすがに30年もやっていると
初期の頃の曲は全然ありませんでした。
節目のコンサートでしたから、アンコールで
初期の頃の作品を楽しみにしていましたが皆無でした。
ファン層も移り変わっているし、しょうがありませんね…
それでも印象に残ったのは、ドラムのかしぶち哲郎が
あがた森魚に送った曲で、ライダーズの曲ではないけど
大好きだった歌“砂丘”が、思いがけないところで聞けたことでしょうか。
大人を感じさせるムーンライダースも十分堪能出来ました。
お客さんは30~40代の方が中心だったと思います。
たぶん“マニア・マニエラ”“青空百景”のアルバム前後に
ファンになった方が多いんじゃないかと思います。
「Don't Trust Over Thirty」と30代を迎えたメンバーが
10年目のアルバムで歌っていたのが、ついこの間のような気がするが、
あれからの20年がこんなに早く過ぎ去ってしまったとは…
とは言っても40・50周年のコンサートも楽しみにしていたいし、
これからも我々の良き指針であって欲しいな…
ちなみに、ここのブログ・タイトルは
MOONRIDERS 8作目のアルバム“青空百景”から
お借りしています。