青空百景/グラン・トリノ

2009-05-03 | ◆空と映画とスタジアムと…


くそ~っ!!
かっこ良すぎるぞ!老いぼれダーティハリー!!

な、何と!10ヶ月ぶりくらいの久々の映画館でした…信じられません(自分)…
しかし、久しぶりに観る映画は、このブランクを一気に埋めてくれるような
素晴らしい感動作品で、改めて映画の魅力にノック・ダウンでした。

ストーリーは妻に先立たれ、離れて暮らす息子家族とは
昔気質の頑固さゆえに気を許しあえず、
白人には見放されつつある地で孤独な生活を送る
ウルトラ偏見ジジイ(コワルスキー)と、隣のアジア系移民家族との関係を、
移民同族のチンピラ集団を絡めながら描いてゆきます。
(アメリカ映画だけど、話は日本の仁侠道やヤクザモノに近いかも?)
この偏見頑固ジジイの会話と反応が面白くて、
終盤までけっこうクスクス笑わせてくれるシーンもありますが、
隣人に対するチンピラ集団の悪行はどんどんエスカレートしていき、
ストーリーはイッキに佳境に突入して行きます。
愛すべき隣人を地獄に陥れたチンピラどもに対して
コワルスキーがとった手段は…

全然、事前情報無しで観に行きました。
イーストウッドの監督作品はこれまで、たいていツボにハマっていましたから、
間違いは無いと思っていましたが、
いえいえそれどころか、これは名作です。ホント!!
「監督作品一番のヒット作」というコピーに全く偽りはありませんでした。
ただイーストウッドも、これが最後の主演作とかいわれていますが
この老いた渋いキャラクターはイーストウッドならではのキャラで、
これでおしまいにしてしまうにはあまりにも勿体ない…



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