デュフィ展

2014-11-23 | ◆気になるコト・モノ・ヒト


招待券をいただいたので愛知県美術館へ
デュフィ展を見に行ってきました。

たぶん画は見ているはずですが
デュフィの名前は知りませんでした。

招待券をもらった時は印象派の画家かと思っていましたが、
ちょっと後のフォーヴィスム(野獣派)の画家だそうです。
※この頃の区分けはちゃんと勉強してないと難しいですね…(^_^;)

それでも画を見ていると印象派の影響はかなり感じられました。
デュフィ自信も印象派の画家達がそうだったように、
色彩と光の表現を試行錯誤しながら
自分のスタイルを確立していったことが、
展示されている絵の流れ(作品が後年になるに従い)で感じられました。
それは荒いタッチで色分けされた色彩と光、
自由奔放なクロッキーのような線の組み合わせが、
よりはっきりしていくことで、
デュフィのスタイルがより明確になっていくという事です。

そして同時代のシャガールやミュシャが
イラストレーター的な仕事をしていたように、
デュフィもテキスタイルデザインや挿絵版画もこなしていて、
当時はおしゃれなグラフィック・アーティストでもあったみたいです。
ちなみに陶器にも画を描いていて、
個人的にはテキスタイルや陶器のほうが好きになりました。

デュフィ展を見終わって改めて思い返してみると、
この人の影響を受けたと思われる、
現代のイラストレーターも何人か思い浮かびました…

フランスらしい現代の感覚にも通じる
おしゃれな絵画に興味がある方は、
ぜひ一度ご覧になってください。

●こぼれ話…
この人、クロッキーみたいな大雑把(自由奔放が正解?)な
線画を描くんですが、パリ万博の時の壁画の人物画(数十人)は、
モデルを裸でデッサンしてから衣装を着せた画にしたそうです。
画に似合わず思わぬ手の込んだ過程を踏んでいて、
驚いたというか少し吹き出しそうな気分でした… m(_ _)m


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