芸術植物園とマン・レイ&熊谷守一

2015-09-23 | ◆Photo Diary

昨日は、お城散歩の前に愛知県美術館に寄って
企画展「芸術植物園」を観てきました。

企画展は絵画に限らず陶器・写真・図鑑・オブジェetcと、
年代も制限なしに植物に関する多くの作品が展示してありました。

個人的には日本画に何点かお気に入りになる作品・作家が
発見できましたが、作品展示の間口(植物)があまりに広すぎて、
ちょっと取り留めがなさすぎる気がしました。


▲マン・レイのオシャレなアート作品が数点展示してありました

本展が少々期待はずれだったので、
コレクション展はいつもの様にサラッと流して、
早々に散歩へ行こうと思っていました…
ところがどっこい(コレクション展の展示作品は
常に微妙な作品の入れ替えがあります)、
今回はマン・レイのオシャレなアート作品(シルク印刷)が
何点か新たに展示されていて、ちょっとびっくりしました。

写真家のマン・レイは有名ですが、
こんなアート作品を知ることが出来たのと、見られたことで、
ちょっと嬉しい気分になれました。


▲そぎ落としの美学ですね…

さらに、さらに嬉しい誤算だったのは、
帰り際の奥の個室「木村定三コレクション展示室」で
熊谷守一さんの作品が20点もまとめて見られたことでした。
※愛知県美術館には、寄贈された200点余りの
 熊谷守一所蔵作品があります。

この人、以前はそれほど気にはとめなかったんですけど、
最近になって、やっとジワジワ来始めて
昨日原画を見て、ようやく凄い人だと確信できました。
何を今頃と言われそうですが…



今でこそ珍しくはありませんが、
作品が描かれた当時、こんなシンプルなスタイルで
画を描いていた画家がどれほど居たでしょう…

色彩感覚や表現も現代的で、
最近は、この人ひょっとしてポップ・アートの
先駆者じゃなかっただろうかと思ってます…(笑)
※容姿は、ポップという言葉とは程遠い仙人ですが。






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