名古屋の和洋折衷建築といえば、
日本の帝冠様式建築でも代表的な愛知県庁・
名古屋市役所という事で、名古屋城観光に来た人々を
ちょっとビックリさせているんじゃないでしょうか。
▲手前/名古屋市役所と奥/愛知県庁
ところで、県庁・市役所の東側地区は
名古屋でも歴史のある高級住宅地(白壁地区)で、
個人のお屋敷でも有名な和洋折衷の旧邸が何軒かあります。
先日、栄で用事を済ませた後
ちょっとお屋敷見物でもと思い、白壁地区の一部を通りかけて、
凄い和洋折衷建築を見つけてしまいました!!
何というんでしょうか?“逆”帝冠様式??
帝冠様式というのは鉄筋コンクリートビルの上部に
和式瓦屋根を乗せた(戦前に流行った)スタイルなんですが、
今回見つけた建物は、瓦屋根の上から
な、な、な、何とカテドラルがニョキっと飛び出した、
目を疑ってしまう様な建築物でした!
不覚にも写真を撮ってる時点では、
この和洋建築物が合体している事に全く気が付きませんでした。
ただ隣接しているだけかと…
帰って写真整理をしている段階で、やっと気付きました…(汗)
▲瓦屋根を突き破ってカテドラルが…!!
それで結局これが一体何かと言いますと〈百花籠〉という結婚式場で、
それは撮影時確認できていましたが、
ネットで検索してみるとまだ2013年に
オープンしたばかりの新しい建物で、
決して歴史的なお屋敷ではありませんでした。
▲こちらはどう見ても旧邸宅
それでも、とても造りが細かく手が込んでいて、
知らないと周りとの関係で、本当に歴史的な邸宅かと
勘違いする人もいるようです。
歴史のある街に、こんな似非大邸宅風結婚式場の
存在はどうなんだ?という意見もありましたが、
個人的には申し訳ないですけど、
非常に面白いものが見られたという事で
大変満足しております…(笑)
▲写真でじっくり見るとやっぱりスゴイ
● 百花籠写真ギャラリー