韓国総選挙、野党が単独過半数獲得
現地報道 大統領は求心力低下か
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ソウルで2024年4月10日、総選挙の開票状況を見守る野党・共に民主党の李在明代表(中央)=東亜日報提供
10日に投開票された韓国の国会議員の総選挙(定数300)について、公共放送KBSは11日、進歩(革新)系の最大野党・共に民主党が小選挙区で単独過半数となる161議席を獲得したと報じた。比例代表を含めると170議席を超える圧勝になると予想している。 【画像】韓国総選挙、野党が過半数の見通し 現地報道 日韓関係に影響も 総選挙は小選挙区(254議席)、比例代表(46議席)で争われた。KBSの報道によると、保守系の与党・国民の力は小選挙区で90議席を得た。比例代表も合わせると100議席以上の見通しで、野党が大統領の弾劾(だんがい)訴追案を可決できる200議席を獲得する事態は免れるとみられる。 総選挙は5月で就任から2年を迎える尹錫悦(ユンソンニョル)政権の「中間評価」と位置づけられており、大敗により尹氏の求心力の低下は避けられない。野党勢力が180議席を超えれば、国会で与野党の「対決法案」を迅速に処理できる制度が使えるようになる。(ソウル=太田成美)
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