クラスター発生も入院できず
高齢者施設で計38人死亡
神戸と大阪・門真
新型コロナに感染しても入院できないまま亡くなるケースが、クラスター(感染者集団)が発生した高齢者施設などで相次いでいます。
神戸市の老人保健施設で入所者と職員計133人が感染し、これまでに25人の入所者が死亡。うち23人は入院先が決まらないままでした。大阪府門真市の有料老人ホームでは入所者と職員計61人の感染が確認され、これまでに13人の入所者が死亡。うち8人は入院先が決まっていませんでした。
高齢者施設や医療機関などでクラスターが発生しやすく、無症状者を含めた早期の大規模検査の必要性が強調されていました。一方、感染拡大と重症者の増加で医療体制が「崩壊」の危機に直面。大阪府では、重症者が重症病床数を上回る事態が続いています。軽症中等症病床も逼迫(ひっぱく)しており、感染が確認されても入院できず、施設や自宅で待機・療養せざるを得なくなり、容体が急変し亡くなる例が続出しています。
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