スタート : 05:59
時間 : 7:01'53
距離 : 7.59 km
上昇 : 792 m
下降 : 798 m
上昇継続時間: 2:19'41
下降継続時間: 1:49'15
水平移動時間: 2:52'57 (休憩時間長過ぎ)
最大高度 : 1636 m (正しくは1631m)
最低高度 : 866 m
久々のコンビニ車中泊
4時過ぎに、糸魚川IC近くのローソン発。
登山口のある雨飾山荘への途中、みはらし峠だったかな?栂海新道の山々や明星山・青海黒姫山が朝日に染まる
左 明星山・右 青海黒姫山
栂海新道・朝日岳
0500 雨飾温泉・雨飾山荘着
見上げる海谷山塊
目指す鋸岳
山荘でトイレ。協力金100円。日本一綺麗な山小屋トイレを目指してるという。綺麗でした。
写真撮ったり、グズグズと支度したりして待機。大勢の登山者は皆、雨飾山へ。
誰か鋸岳へ向かう登山者はいないのか?ここもボッチ登山か?
よっぱら待って、そろそろ行こうか、と思ったころ、一人の青年が車道を登ってゆく。上の駐車場に車置いたのかな?
だが彼は駐車場をやり過ごして登って行った。(心の中でガッツポーズ)
0559 では、行こう。
雨飾山荘へは上がらず、車道をそのまま直進。ここに標識はない。
上の駐車場を巻くように登っていくと、
0604 沢を越えた所に登山口の標識がある。林道を離れ左へ。
0621 ブナ林の中を登る。
0635
ここまで急登もあるが、道は広く良く踏まれて迷う心配もない。
0642 ブナ林の急登が終わり、水平道に入ると、目指す鋸岳が視界に入るようになる。
鬼ヶ面山
視界が開けるとテンションも上がるところだが、この水平道、刈払いがされておらず、サンカヨウなどの大きな葉っぱに覆われていて道が良く見えない。
かなり細い道は、浮石も多く、土の部分はえぐれていたりして歩きにくいことこの上ない。なにしろ良く見えないので置いた左足がずるっと斜面を滑ったりして、一歩一歩慎重に進まねばならない。大幅にペースダウン。こんな所でスズメバチやマムシなどが登場したら?テンション急落。
水平道は決して長い距離ではなかったのだが、気分的にやけに長く感じる。
0710 沢音が大きくなると、漸く丁の字沢。
流れは急で水量が多いと難しくなりそう。
0717 水平道から抜けた安堵感からちょい休憩。
鬼ヶ面山
0731 第二の沢
0755 雨飾山との分岐。鋸岳へ90分。雨飾山へ3時間。下山時は遠回りだが道が良さそうな雨飾山方向へ進もうかなぁ。
ここから先はしっかり整備された道が続く。
少し進んだところで、下山してくる若者とスライド。速いですねぇと声を掛けると、4時半に登り始めたという。やはり、あのいやらしい道は避けて、分岐を直進して雨飾山経由で帰ろうと思うとのこと。やっぱりね。僕もそうしようと、この時点では思っていた。
0816 急登が多くなるが、しっかりした道。
0818 ピラミッドが迫る。
0820 高度が上がり、白馬岳まで望めるようになる。
巨木
ブナは豊作だったんだなぁ。そういや、下界のクマの目撃情報、今年は少ないんじゃ?
0847 1528m。ここでヘルメット装着し気合を入れる。
向かいの斜面にニッコウキスゲ
白馬岳に雲がかかってきた。残念。
でも、少し場所を移動すると、爺・鹿島槍・五龍・唐松
焼山 斜面を下るようなところもある色の濃い部分は噴煙?結構量が多い?
少し進んだところで、青年に出会う。1582m付近。朝、駐車場で見かけた先行者かな?
話をしてると、突然、何かを掴んだ。大きな補虫網!蝶を探してあの山、この山と登ってるんだとのこと。
蝶を求めて、こんなところまで。凄い人がいるもんだ。
ここからが核心。もっと話を聞きたかったが、先を急ぐ。
クジャクチョウ
山頂から下った後、彼に背面モニター見せて名前を教えてもらった。ピンボケ残念。
鎖場を見下ろす。
この山は、鎖というよりほとんどがロープ。あまり鎖やロープには頼りたくないんだが、風化の進んだ急斜面。掴んだ小さな岩角が手の中で崩れたり。ロープに全体重預ける場面も。ロープが切れたら確実に死ねるなぁ。かなり緊張した。
0914 海谷山塊の縦走路に出る。山頂はすぐそこ。
0915 68座目登頂!
では、雨飾山から時計周りに。
笹平と山頂
山頂にズームイン。登山者沢山。
北アルプス
白馬岳の雲は取れない。
栂海新道・雪倉岳
中央左 白鳥山 その手前に明星山の岩壁。 中央右に青海黒姫山。
青海黒姫山
鬼ヶ面山
阿弥陀山。右端の鋭い尖がりは、烏帽子岳 どちらも越後百山だが、新潟100名山ではない。登ろうか、登らまいか?
中央奥 鉾ヶ岳。 左 阿弥陀山・烏帽子岳。 右 鉢山
阿弥陀山・烏帽子岳と鉾ヶ岳の間に佐渡島。
鉢山の奥に西蒲三山と米山
昼闇山(ひるくらやま)と雲に覆われた焼山。焼山の左奥に火打山
中央右 金山
中央右奥に 高妻山・乙妻山。 その右手前に堂津岳
そして雨飾山に戻る。
鋸山は新潟100名山に相応しい1点360°の展望の山だった。
狭い山頂で昼食のつもりだったが、あの鎖場を思うとのんびりした気分になれず、まず鎖を下りてからにしよう、とすぐさま下山開始。
下り始めると、彼も登ってきた。
出会った場所まで下り、大休止・昼食。
暫くすると、彼も下ってきた。
ここでまた暫しお話を伺うと、東京の方で、夜通し下道飛ばして来たと。北は青森。南は広島まで蝶を追っかけてるんだそうだ。
腰に三角形の金属ケース。捉えた蝶を三角形のシートに包み、このケースにしまう。そうだそうだ、昔、図鑑かなんかに昆虫採取の方法として載ってたな。
もう少しいます、という彼と別れ、10時半頃、下山再開。
ちょっと長く休み過ぎたか、体が重い。しかも暑い!
バテバテで雨飾山との分岐まで辿り着くが、あと3時間登る元気は失せていた。
首にぶら下げたカメラすら重い。オスプレーに収納し、登山口まで写真撮らず。
きょうは2リットル水を用意したが、丁の字沢の時点で残り僅か。沢水を補給し、これも500mlくらい消費。
猛暑の中、また水の量は足りなかった。
途中で彼に追い越される。おじさんの体力は情けない。
1255 登山口着。真夏の空だな。
山荘前でまた海谷山塊をパチリ。
鬼ヶ面山と駒ヶ岳の間に崩落地があるので上級者以外行っちゃいかんと、山頂だったかに書いてあったが、鬼ヶ面山の左側の事かな?
いや~疲れた。
すぐ雨飾山荘の風呂入ろ。
秘湯「都忘れの湯」 混浴で女性にはハードル高過ぎ?
ガラスの入った引き戸を開けると、すぐ脱衣籠がある。ガラス戸から山荘が見える。ガラス越しにのぞき込まれたら丸見え。
誰も入っていないので1枚パシャリ。
焼けた体に湯がしみる。極楽、極楽。
4人足伸ばして入ったら満杯だな。
ここにはシャンプーなどはなく湯に浸かるだけ。500円で内風呂と両方入れるので、内風呂で体を洗い、さっぱりして車へ。
だが、真夏の日差しに焼かれた車の中でまた汗をかいた。
新潟100名山 68座目
越後百山 51座目
時間 : 7:01'53
距離 : 7.59 km
上昇 : 792 m
下降 : 798 m
上昇継続時間: 2:19'41
下降継続時間: 1:49'15
水平移動時間: 2:52'57 (休憩時間長過ぎ)
最大高度 : 1636 m (正しくは1631m)
最低高度 : 866 m
久々のコンビニ車中泊
4時過ぎに、糸魚川IC近くのローソン発。
登山口のある雨飾山荘への途中、みはらし峠だったかな?栂海新道の山々や明星山・青海黒姫山が朝日に染まる
左 明星山・右 青海黒姫山
栂海新道・朝日岳
0500 雨飾温泉・雨飾山荘着
見上げる海谷山塊
目指す鋸岳
山荘でトイレ。協力金100円。日本一綺麗な山小屋トイレを目指してるという。綺麗でした。
写真撮ったり、グズグズと支度したりして待機。大勢の登山者は皆、雨飾山へ。
誰か鋸岳へ向かう登山者はいないのか?ここもボッチ登山か?
よっぱら待って、そろそろ行こうか、と思ったころ、一人の青年が車道を登ってゆく。上の駐車場に車置いたのかな?
だが彼は駐車場をやり過ごして登って行った。(心の中でガッツポーズ)
0559 では、行こう。
雨飾山荘へは上がらず、車道をそのまま直進。ここに標識はない。
上の駐車場を巻くように登っていくと、
0604 沢を越えた所に登山口の標識がある。林道を離れ左へ。
0621 ブナ林の中を登る。
0635
ここまで急登もあるが、道は広く良く踏まれて迷う心配もない。
0642 ブナ林の急登が終わり、水平道に入ると、目指す鋸岳が視界に入るようになる。
鬼ヶ面山
視界が開けるとテンションも上がるところだが、この水平道、刈払いがされておらず、サンカヨウなどの大きな葉っぱに覆われていて道が良く見えない。
かなり細い道は、浮石も多く、土の部分はえぐれていたりして歩きにくいことこの上ない。なにしろ良く見えないので置いた左足がずるっと斜面を滑ったりして、一歩一歩慎重に進まねばならない。大幅にペースダウン。こんな所でスズメバチやマムシなどが登場したら?テンション急落。
水平道は決して長い距離ではなかったのだが、気分的にやけに長く感じる。
0710 沢音が大きくなると、漸く丁の字沢。
流れは急で水量が多いと難しくなりそう。
0717 水平道から抜けた安堵感からちょい休憩。
鬼ヶ面山
0731 第二の沢
0755 雨飾山との分岐。鋸岳へ90分。雨飾山へ3時間。下山時は遠回りだが道が良さそうな雨飾山方向へ進もうかなぁ。
ここから先はしっかり整備された道が続く。
少し進んだところで、下山してくる若者とスライド。速いですねぇと声を掛けると、4時半に登り始めたという。やはり、あのいやらしい道は避けて、分岐を直進して雨飾山経由で帰ろうと思うとのこと。やっぱりね。僕もそうしようと、この時点では思っていた。
0816 急登が多くなるが、しっかりした道。
0818 ピラミッドが迫る。
0820 高度が上がり、白馬岳まで望めるようになる。
巨木
ブナは豊作だったんだなぁ。そういや、下界のクマの目撃情報、今年は少ないんじゃ?
0847 1528m。ここでヘルメット装着し気合を入れる。
向かいの斜面にニッコウキスゲ
白馬岳に雲がかかってきた。残念。
でも、少し場所を移動すると、爺・鹿島槍・五龍・唐松
焼山 斜面を下るようなところもある色の濃い部分は噴煙?結構量が多い?
少し進んだところで、青年に出会う。1582m付近。朝、駐車場で見かけた先行者かな?
話をしてると、突然、何かを掴んだ。大きな補虫網!蝶を探してあの山、この山と登ってるんだとのこと。
蝶を求めて、こんなところまで。凄い人がいるもんだ。
ここからが核心。もっと話を聞きたかったが、先を急ぐ。
クジャクチョウ
山頂から下った後、彼に背面モニター見せて名前を教えてもらった。ピンボケ残念。
鎖場を見下ろす。
この山は、鎖というよりほとんどがロープ。あまり鎖やロープには頼りたくないんだが、風化の進んだ急斜面。掴んだ小さな岩角が手の中で崩れたり。ロープに全体重預ける場面も。ロープが切れたら確実に死ねるなぁ。かなり緊張した。
0914 海谷山塊の縦走路に出る。山頂はすぐそこ。
0915 68座目登頂!
では、雨飾山から時計周りに。
笹平と山頂
山頂にズームイン。登山者沢山。
北アルプス
白馬岳の雲は取れない。
栂海新道・雪倉岳
中央左 白鳥山 その手前に明星山の岩壁。 中央右に青海黒姫山。
青海黒姫山
鬼ヶ面山
阿弥陀山。右端の鋭い尖がりは、烏帽子岳 どちらも越後百山だが、新潟100名山ではない。登ろうか、登らまいか?
中央奥 鉾ヶ岳。 左 阿弥陀山・烏帽子岳。 右 鉢山
阿弥陀山・烏帽子岳と鉾ヶ岳の間に佐渡島。
鉢山の奥に西蒲三山と米山
昼闇山(ひるくらやま)と雲に覆われた焼山。焼山の左奥に火打山
中央右 金山
中央右奥に 高妻山・乙妻山。 その右手前に堂津岳
そして雨飾山に戻る。
鋸山は新潟100名山に相応しい1点360°の展望の山だった。
狭い山頂で昼食のつもりだったが、あの鎖場を思うとのんびりした気分になれず、まず鎖を下りてからにしよう、とすぐさま下山開始。
下り始めると、彼も登ってきた。
出会った場所まで下り、大休止・昼食。
暫くすると、彼も下ってきた。
ここでまた暫しお話を伺うと、東京の方で、夜通し下道飛ばして来たと。北は青森。南は広島まで蝶を追っかけてるんだそうだ。
腰に三角形の金属ケース。捉えた蝶を三角形のシートに包み、このケースにしまう。そうだそうだ、昔、図鑑かなんかに昆虫採取の方法として載ってたな。
もう少しいます、という彼と別れ、10時半頃、下山再開。
ちょっと長く休み過ぎたか、体が重い。しかも暑い!
バテバテで雨飾山との分岐まで辿り着くが、あと3時間登る元気は失せていた。
首にぶら下げたカメラすら重い。オスプレーに収納し、登山口まで写真撮らず。
きょうは2リットル水を用意したが、丁の字沢の時点で残り僅か。沢水を補給し、これも500mlくらい消費。
猛暑の中、また水の量は足りなかった。
途中で彼に追い越される。おじさんの体力は情けない。
1255 登山口着。真夏の空だな。
山荘前でまた海谷山塊をパチリ。
鬼ヶ面山と駒ヶ岳の間に崩落地があるので上級者以外行っちゃいかんと、山頂だったかに書いてあったが、鬼ヶ面山の左側の事かな?
いや~疲れた。
すぐ雨飾山荘の風呂入ろ。
秘湯「都忘れの湯」 混浴で女性にはハードル高過ぎ?
ガラスの入った引き戸を開けると、すぐ脱衣籠がある。ガラス戸から山荘が見える。ガラス越しにのぞき込まれたら丸見え。
誰も入っていないので1枚パシャリ。
焼けた体に湯がしみる。極楽、極楽。
4人足伸ばして入ったら満杯だな。
ここにはシャンプーなどはなく湯に浸かるだけ。500円で内風呂と両方入れるので、内風呂で体を洗い、さっぱりして車へ。
だが、真夏の日差しに焼かれた車の中でまた汗をかいた。
新潟100名山 68座目
越後百山 51座目
mbabaさん 六十里越の登山道で熱中症の人の救助要請したそうですよ。
ん? 鬼ガ面山? 近くに居たのね(笑)
やっぱり 上越方面は遠いかなぁσ(^_^;) でも妙高山登ってみたいっす٩( 'ω' )و
いやあ見応え十分な68座目、鋸岳でした。
やはり大半の人は雨飾山に行くでしょう。
ハチとか心配されてますが、私はクマも心配ですね。
でもさすがに見える山を探求されているだけあって、分かりやすいレポートでした。
でも私はまたあの雨飾山に登りたくなりました。
上から俯瞰する笹平のダイナミックな眺めが大好きです。
素晴しい山行レポでした。
鋸岳というのは知りませんでしたが、雨飾山は名前も素敵なのでガイドブックか何かで見てから気になっています。
山に登れなくても、雨飾山荘の風呂には入ってみたいです。
1日は天気よかったけど、暑い日でしたね。
鋸岳、行かなきゃですが、沢は滑りそうだし、岩場も怖い。雨飾山から行く体力はないし。
鋸岳、駒ヶ岳、明星山、手ごわそうですね。
情報、参考にさせていただきます。ありがとうございます。
私の場合は、そのとき、そのときの気分次第での山登りなので、なかなか進みません。
困ったものです。 同じ日に、ミーハーで、白馬岳に行ってました。
糸魚川起点の山山は、たくさんあるのにねぇ。
今回は、丁の字沢というしっかりした水場があるとわかっていたので、いざとなればと思っていたけど、平ヶ岳の水場ってあてになるのかなぁ?
何リットル持ってきましょかね?
六日町は遠出しなくても名山に囲まれてますからね。わざわざ糸魚川まで行かなくても、って思ってしまうんでしょうねぇ。MOTTAINAIZO
宇多田ヒカルの、サントリーのCM曲等々をエンドレスで流してましたが、あんなにオシャレには登れない。背後で何か物音がするとポールを後ろに向けて構えたり。
やはり、ボッチ登山は、かなりのリスクがありますよね。最近、つくづくそう思います。
かと言って、雨飾山の渋滞も、結構リスクです。混み過ぎるのも考え物。何事もほどほどが。
やはり雨飾山に登ってから「都忘れの湯」に浸かってください。感動ひとしおでしょう。
岐阜からだと、糸魚川経由でしょうか?それならやはり雨飾温泉が起点になりますからね。ぜひ!
そして糸魚川の山々は手強いです。でも、tomoさんには強力なサポートメンバーがいらっしゃるので、時間の問題でしょう。
やはりヘルメット被ったほうがいいですよ。私も石落としたし、蝶の彼も落としました。
でも、石転び沢に比べりゃあ大した事ないんでない?あそこも登るんなんて凄いの一言です。
しっかりした山岳会にでも入らないと、川内山塊や毛猛山なんて登れないことがよ~くわかりました。
その時の気分で行く山を決める。私も似たようなもんですが、やっぱり新潟100名山の中から選ばなきゃ、という呪縛(大袈裟)に獲りつかれてもいます。
青海黒姫山、駒ヶ岳、明星山、鉾ヶ岳の糸魚川シリーズが終わると、他は泊りでいかないと辛いとこがほとんどです。そうすると呪縛から解放されるかも。