0946 三国境目指して出発。 新潟・群馬・長野 三県の県境が合わさる地点。
越後百山に登った、と言うなら、やはりここまで行かなきゃ!
白砂山が新潟100名山じゃないのは、山頂が群馬にあるから。まあ、例外もあるんだが。飯豊本山とか。
歩き始めるが、魅惑的な山岳展望が広がってることがわかり、まずパチリパチリ
目の前のピークの左に燧ヶ岳。
そして、新潟・群馬・福島の綺羅星達が一堂に会する豪華な山岳展望。
苗場山
志賀高原
0949 白砂山西側では、終わりかけだったコバイケイソウが、こちら側では綺麗。
さて、三国境。
これがなかなかわからない。この辺りかな?と思った地点で休んでいた方と一緒に探すが、もうとっくに行き過ぎただろうと思うところまで進んで引き返す。
引き返しながら、白砂山山頂方向をパチリパチリ。
1022 あった~。凄く小さな標識。
このポールが三国境なんだろな。一応タッチ。
先は見えない。この藪こざいて佐武流山まで行くの?ヤマレコで見たコースタイムは尋常ではない。
新潟県最南端の地まで行きたかったが、白砂山までの登り返しを考えると、もういいや。
きょうはここまで。
その場でザックを降ろし、大人の清涼飲料を開け、クゥ~、オイチイ!などと休んでいると、ぐんま県境トレイルを辿って来た男性が到着。
嬬恋~三国峠ピストンを小屋泊で踏破して戻ってきたところとか。凄いですねぇというと、皆そうしてるから、凄いかどうかわからないと。そうなのか!認識を新たにしました。
さらに、白砂山方向からソロの女性が1人。
同じようにトレイル辿って遥かな地点まで行くのかなぁと思い「どこまで行くんですか?」と思わず尋ねる。そういう訳ではなかったようで。
かの男性にモデルをお願いすることは、全く考えもしなかったが、日焼け対策?のフェイスガード?から覗く目が印象的な彼女にモデルをお願いすると、快くOKしてくれた。
あれが浅間山ですね、と。やはり、この山域からの浅間山は印象的。
暫く、ウグイスの鳴き声だけが聞こえる静かな静かな三国境で山に登れた幸せを噛みしめ、白砂山に戻る。
道すがら、
越後三山と巻機山が重なる姿は、なかなか見られない。
山頂で昼食。今から思えば2mのソーシャルディスタンスを守れるような山頂じゃなかったが、その時は全く気にならなかった。これも慣れのせい?
カップヌードルの汁も全部飲み干して塩分補給。
猛暑なのは分かっていたので、守護神・塩分チャージタブレットを買ってきたが、車に置き忘れてしまったアホちゃいまんねんパーでんねん。
一抹の不安を感じながら11時前に下山開始。
少し下ると、登山道脇に座り込む男性。熱中症のようだ。
いつも夏山は水で失敗してきたので、きょうは多く持ってきた。可能な分量、水を分ける。
用意周到な今時の若い登山者は、ビーコン持参してるし、ここヘリ?だったっけ?ヘリを呼ぶすべも用意していた。
とはいえ、なかなかその場を離れづらく、暫く山談義などして一緒にいたが、すでに彼が自分でヘリを要請したし、手足は痺れてるというが、呂律は回ってるし、会話も滑らか。「ヘリで運ばれるのが二人になるといけないので降りてください」という彼の言葉に、下山開始。
この判断は正しかったのか?ヘリが来るまで一緒にいるべきだったのか?一緒にいるだけで、それ以上の事を自分にできるのか?それで自分まで熱中症になったら、余計な迷惑を掛けることになるんじゃないのか?
あれこれ考えながら急ぎ下山。急いでるのは気持ちだけで、足が攣らないよう歩はのろい。
1225 給水のため、ザックを下ろしたところにきょう唯一のシャクナゲが。
1306 堂岩山
八間山経由で下りたほうが、眺めが良いそうだが、早く日蔭に入りたいので、往路をそのまま下る。
オオシラビソの森。
1342 水場のある休み場。
6種のミネラル入りと謳ってるプロテインバーはここで食べつくす。
ヘリのプロペラ音が聞こえ始めたのはどの辺りだったか。かなり長い時間、音は響いていた。無事にピックアップしてもらったんだろうか?
1417
1509 ハンノキ沢
1526 登山口の建物が見えた。
注文したプレミアムソフトクリームバニラを頂いた後、やっと手がすいた彼に、ヘリコで運ばれた人はどうしたかと尋ねると、無事地元の病院に運ばれたようだと。良かった。なんの答えにもならないが。
帰る前に野反ダムを。野反湖はダム湖だったのか。ダム湖百選だって。
ロックフィルダム。かと思ったら、
ダム湖側はコンクリート。
こういうダムは初めて見た。
1640
野反峠から見納めの野反湖。深い山から下りるといつも思う。また、ここに来ることはあるんだろうか?
越後百山にして日本二百名山。(逆?)
白砂山は展望の名山であった。
野反湖から白砂山、片道約6kmで標高差は450mくらいでしょうか
それだけ見るとそれなりの山かなと思いますが、稜線のアップダウンがキツそうですね
でも一度、歩いてみたい稜線だと思いました。
記事には書きませんでしたが、下りの後半、坂道で見事に滑って転んだとたん、両足が攣って暫く動けませんでした。
まだ登っていない方にはお薦めの、展望の名山ですよ。