いや。最初っからこれを観に行こうと思っていたんじゃないんだけど。
11月にも行った知足美術館の近くに用事があったので、それが済んだら知足美術館の新春展にでも行こうかと家を出た。ところが、知足美術館は日曜祭日が休館だということを知らなかった。
日曜祭日が休館の美術館、って! 趣味でやってるんかい?市民目線じゃないなぁ。
そんなわけで、改めてスマホで探すと、新潟市美術館でなんか面白そうなのやってるじゃない。
リアル(写実)
写真ブログやってる人は、みんな写実が好き。だよね?
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新潟市美術館のHPより。
明治以降の日本絵画・彫刻・工芸における〈写実〉表現は現代の作家たちにどのように継承・再考されてきたのでしょうか。松本喜三郎や安本亀八による生人形(いきにんぎょう)、高橋由一、高村光雲から現代の自在工芸、七搦綾乃(ななからげあやの)や小谷元彦の新作、さらには義手の表現に至るまで、日本古来の伝統の伏流を探りながら展望します。
【出品作家】
<絵画> 高橋由一、本田健、深堀隆介、水野暁、安藤正子、秋山泉、牧田愛、横山奈美
<立体> 松本喜三郎、安本亀八、室江吉兵衛、室江宗智、高村光雲、関義平、須賀松園(初代)、平櫛田中、佐藤洋二、前原冬樹、若宮隆志、小谷元彦、橋本雅也、満田晴穂、中谷ミチコ、本郷真也、上原浩子、七搦綾乃
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久しぶりの新潟市美術館。敷地内の駐車場はほぼ満杯。
パンフの作品は、満田晴穂〈一如〉(部分) 2019年 ホキ美術館蔵 銅・真鍮・青銅
このパンフのアヤメは、橋本雅也 作。 鹿角・鹿の骨 を、彫刻したもの。
これだけでも、展示されている作品の凄さがわかるというもの。
さて。
企画展の受付通ると、
唯一撮影可の作品。これしか撮影できないんだからパシャパシャパシャ・・・。
本郷真也 盈虚 ―鐵自在イグアナ― 鉄
どの作品も、作り物(失礼)とは思えない、その精緻さに思わず溜息をついてしまう。
まさに写実。
こうした〈立体〉も素晴らしいが、一番気に入ったのが 水野暁 氏 の絵画。
Top of 水野暁−AkiraMizuno−Official Website (bindsite.jp)
浅間山や神社の杉を描いた作品が素晴らしい。
浅間山の東面だろな。小浅間山、登りたいな。(と、一応、山の話題を盛り込んで)
さらに 秋山 泉 氏 の静物。 鉛筆の魔術師と呼ばれているらしい。
鉛筆だけで描かれた(レースの?)カーテン。後光が射してます。
こうなると、知足美術館が休館だったことに感謝。
お陰で、素晴らしい作品の数々に出逢えた。
「リアルのゆくえ」は、全国の美術館でも開催されているらしい?
一度は観て損はない。満足感が残った。
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