先日、中日新聞の教育セミナーで、小出主筆より、「意味のあるのが情報、データのままでは単なる資料」「中日新聞では毎日7000枚の写真が送られてくるが、紙面に載るのは90枚ほど。新聞の1枚の写真、1つの記事はそれぞれに価値がある情報」といった話を伺いました。社に送る前に記者の段階で何枚、何十枚、何百枚と写真を撮ることを思うと、新聞に載っている写真は何十万枚のうちの1枚、何百万枚のうちの1枚ということになります。
教師の世界では、指導案検討の際、「授業をやる授業者の思いが大事だから」「子どものことを一番分かっているのは担任だから」「あまり意見をして自信をなくしてはいけないから」と見切り発車する場面が何度となくあります。それなりに意味のある配慮ですが、新聞社の世界では、読者の分からん記事や写真は没!を誰もが当然のこととして受け入れています。