鳴潮の3色読みは簡単です。用意するのは赤、青、緑のボールペンだけ。線を引いて文章を色分けし、筆者が伝えたいことを的確に読み取ることを目指します。線引き後、539文字で書かれている鳴潮を100文字に要約します。3色のうち、まず読者として関心を持った箇所に緑の線を引きます。これがステップ1です。線を引く文章の数に決まりはありません。ステップ2では、筆者が意見を主張していると思われる重要部分に赤線を引きます。赤線を引くのは大体、四つか五つの文章です。次のステップ3では赤線部分の根拠となった部分や、赤線部分の内容を補足して説明をしていると思う箇所に青線を引きます。これが終わると赤線部分をつなぎます。さらに文字数を100字とするため、キーワードなどを残し、不要な言葉を省いて完成させます。別の箇所から語句を補足する場合もあります。