日本の太陽神は、天照大神で女である。弟が月読命で、末っ子がヤマタノオロチと戦ったあの有名な須佐之男命である。
ギリシャ神話は、太陽神は男で、月神は女である。世界の神話を読み解くと、太陽神は男で月神は女が大多数である。
大陽はエネルギーの源であり、世界の中心をなすものと解釈すれば、男が太陽神であれば、その民族は父性原理で動いていると推測できる。日本は女が太陽神であるから母性原理で動いている。これは民族的無意識が女性中心であることを意味している。
ただ日本は、表面上は、儒教の影響で男尊女卑・家長父制などが今でも残っているため女性の地位が低く見える。
このねじれ状態が、いろんな問題を生んでいる。
家族がいるなら、まずは奥さんを大事にすることだ。そこからすべてが始まる。日本人の無意識的心性からすれば、女性は大陽である。お金があろうがなかろうが、エネルギーを与えてくれる太陽を大切にすれば必ず幸福が舞い込んでくる。そこに強固な関係性をつくってしまえば、社会から疎外されることはない。