フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

年末年始の縦走登山 12月29日~1月5日

2013年01月06日 15時00分00秒 | 登山

 今回の縦走コース

 初狩駅~滝子山大谷ヶ丸大蔵高丸小金沢山大菩薩嶺~柳沢峠~倉掛山~笠取山~唐松尾山飛龍山丹波天平~親川バス停 (太字は地図上にある山名)


 今回は中央線の初狩駅(南側)から北上して行き、そこから奥多摩方面の東に渡るコースにした。
 ただ、最初からこのコースを計画していたわけではない。
 本当は大菩薩嶺から倉掛山に行って、そこから西の雁坂峠、甲武信岳、国師岳、金峰山といういわゆる奥秩父縦走路を行く予定だった。
 しかし、遠くから眺めても国師岳付近の山域は真っ白な雪で覆われていて、明らかに雪の量が多かった。
 そちらに向かえばラッセルを強いられ体力的きつかっただろう。時間に余裕があれば行きたかったが、1月5日までにゴールに辿りつけない可能性があった。
 無理をするとかなりの可能性で事故が起こる。それは避けなければならない。
 そこで楽な奥多摩コースに変えたわけである。

 今年の年末年始は、山岳遭難の多い年だった。特に、北アルプスや東北などの雪の多い地域で起こった。
 年末年始は、比較的雪の量が少なく、2月などの厳冬期に比べれば
安全だとの認識がある。しかし、状況次第である。
 そして、状況次第では北アルプスだけではなく、どんな山域でも危険になりうる。もちろん奥多摩のような低山でもだ。

 
 登山は基本的に危険な行為である。みんなそれを分かっていて敢えてやっているのだと思う。
 しかし、私は登山で死ぬつもりはないし、人に迷惑をかけるつもりもない。
 だから、その可能性が少しでもあるなら、臆病だと言われても、その危険を回避する。
 
 自分の実力を冷徹に判断するのは厳しい行為でもある。誰でも自分の評価に甘いものだからだ。
 しかし、一般論だが、俺はこれくらいやれると思っていても、その実力は8割くらいだと思っていたほうがいい。
 120%の力が出せるのは、死ぬつもりで挑んだ時である。
 そして、この行為に命をかけるだけの価値がなければ、実力を超えた力は発揮できない。
 実力を超えたチャレンジがしたければ、それだけの価値があるのかを問うてみることだろう。
 ということで、ヘタレと言われても、安全な道を選んだ。

 今年は、寒そうなので十分な寝袋と沢山の衣類を持っていった。
 寝袋は2つを重ねて使用した。
 衣類は常時着用の薄いフリースと厚いのを2着、ライトダウン2着、それから寝る時にはく中綿入のズボン。
 そのおかげで、去年より夜は寒くなかったと思う。
 
 そのかわり食べ物を質素にした。
 基本的な食事は米である。米を2.5キロ持っていった。1合が150gだから、毎日1.5合(225g)食べたとして、おおよそ10日分である。
 毎日、メイドインスウェーデンのメスティンの飯盒で炊いた。燃料は基本的にニチネンの固形燃料。通常なら簡単に炊ける(ただ、氷点下になると問題あり)。
 今回は麺類は全く持っていかなかった。
 おかずは、鶏そぼろ、豚挽そぼろ、ふりかけである。
 正直言って、後半飽きた。
 
 こんな感じで、縦走登山をしてきた。具体的な内容は順次アップするつもり。
 

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