フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

創造する人間

2009年11月02日 23時47分50秒 | 社会・政治・思想哲学

 ニーチェは創造する人間について3つの比喩で表現する。

 ラクダ、ライオン、赤子である。

 まず、ラクダは重い荷物を背負って砂漠の中を歩く。つまり、人類の歴史を勉強する忍耐の時代が必要だということである。

 次にその伝統的なものの考え方を否定するライオンの時代である。価値の破壊にはパワーが必要である。強くなくては破壊できない。

 ただ、それだけでは足りない。真の創造をするには無邪気な子供の心が必要だとするのである。
 

 この子供は、内面にラクダとライオンを秘めつつ、無邪気に行動する。このような状態になってこそ本当の創造ができるとニーチェはいう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 恋愛について | トップ | 陣馬山 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会・政治・思想哲学」カテゴリの最新記事