フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

物事を解決すること

2012年09月28日 08時43分58秒 | 社会・政治・思想哲学

 抽象論や感情論だけでは物事は解決しない。
 具体的にかつ合理的に解決策を模索していかなくてはならない。
 例えば、領土問題について考えてみよう。両端の極論をあげてみる。
 1、韓国と戦争をして竹島を奪う
 2、韓国にくれてやる 

 1については、憲法改正をしなければならず、かつ国民の支持も得られないから、ほぼ不可能である。もし実現したとしても、両国の関係が危機的な状況になるだろう。

 2については、実現は簡単であるものの、国民の支持が得られず、不可能に近い。また、くれてやる理由もない。

 だから、私達が採るべき解決策は、この中間策ということになる。
 
 私は、抽象論や感情論だけでは物事は解決しないと言った。しかし、抽象論や感情論は有効に利用しなければならない。
 国民は合理的な判断だけで納得しない。納得は、合理的判断を含め、感情の落とし所のよさによって得られる。
 そして、もう一つ考慮しなければならないのは、相手方の利益と感情である。
 自分たちだけが利益を得るようなやり方はよくない。それだと相手の恨みを買うことになり、あとで大変なことになる。相手方を黙らせるためには、それなりの利益を与えなければならない。もちろん、譲歩の度合いは、相手方の民族性を配慮して行う。
 与えるともっと取ろうとする民族がいるからだ。

 国のリーダーは、国民の富を守る合理的な判断ができなければならない。しかし、多少の合理生を後退させても、抽象論、感情論を駆使し、国民を納得させることもできなければならない。

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