アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

3時のヒロインがおもしろかった~女芸人№1決定戦~

2019-12-10 15:12:38 | 映画とドラマと本と絵画
   一昨夜たまたま見た「THE MANZAI」が意外に面白かったので、その翌晩「女芸人№1決定戦」を最後まで見ました。もともと女の人たちの漫才というのを面白いと思うことはすくなかったのですが、最後だけちょっと見た、しょっぱなのそのこのなまめかしい姿態の動きが独特でおもしろかったので、そのあともずっと鑑賞しました。

    最後まで残ったのが、はなしょーと3時のヒロイン。はなしょーは、嫁と姑、男に捨てられそうになっている保育士と保育園児という取り合わせが、古典的というか女性的で、
おかしいことはおかしいのですが、暗くてどうもすきになれなかったのですが、3時のヒロインは、抜群。

    3人の女性のうち二人はおデブさん。一人は普通のタイプのおデブさんで、もう一人は個性的な顔立ちの肉体美溢れる女性。真ん中は普通のスタイルの普通の女性。彼女がほぼ主役を演じ、両サイドの二人がまじめに茶化す。茶化すというか、本気で突然踊り出し、主役役の女性の話がともすれば立ち消えになる。意図的に彼女の話の邪魔をしたいわけではなく、踊り出さずにいられないらしい。その切迫感がおかしい。大笑いしてしまいました。

     結局勝ったのはこの3時のヒロイン。圧倒的でした。阿佐ヶ谷姉妹も紺野ぶるまも面白かったのですが、3時のヒロインは、楽しい。踊りも上手でした。笑いと歌と踊りのミックスは魅力的です。こういうの少ない。もっとやればいいのに。また是非見てみたい。

     ところで、「THE MANZAI」のほうは勝ち抜きではなく、テレビでよく見かける芸人たちやまだ売れていない芸人たちの本芸を見せる番組でした。ウーマンラッシュアワーの反原発を主題にした漫才は、想像以上に迫力があっておおわらい。ちゃんと落ちもついていました。

     でももっともわらったのは、名前を忘れましたがテレビでよく見かける二人のコンビです。ボケ?のほうが「開いているラーメン屋は開いているが、開いていないラーメン屋は開いていない」というフレーズをえんえんとしつこく主張し続けるだけ。こう書いても何にも多おもしろくないのですが、以下にも融通が利かなさそうな雰囲気の彼が、ツッコミの反論など歯牙にもかけず、言い募るところがずっとつづき、涙が出るほどど笑いました。でも、あのしつこさ、また見たいとは思わないのですが。

      こちらも最後の一つ前まで見ましたが、テレビで司会やコメンテーターとして非常によく見かけるコンビ何組かは、まったくおもしろくありませんでした。彼らにとって漫才は、売れるための道具にすぎないのだろうな、といいたくなるほど。こちらも、翌日の女性芸人のコンテストの方も、年に一回くらいしか実施しない番組みたい。テレビには芸人がわんさと出ていますが、彼らの本芸はほとんど知らない。面白いとばかりはけっしていえないコメントを聞くより、もっと本芸で競ってほしい。なぜ、テレビが昔のようにただ寄席をながすとかしないのか、不思議です。
コメント
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