石窯とパンの大好きな友人たち四人と、ハウスポニーの石窯で試作の会を開きました。
作ってみたかったのは、ナンとカレー。
石窯で遊ぶ会で、ピザやパンだけでなく、ほかの食べ物もいろいろ作れるといいなとおおもって、まずはナンとカレーに挑戦。
ナンは、ピザ同様二次発酵はせずに高温で焼成。だから、ピザ同様、窯の燠を取り除かずに焼けるところがいい。窯に入れた途端、ぷくぷく膨らむ様子が面白くて、見入りました。
カレーは野菜とひよこ豆のベジカレー。水分はできるだけ飛ばして仕上げました。
前夜から私が仕込んでいったのは、なんちゃってルヴァン種のカンパーニュ。生地量1キロの大型パンを焼いてみたくて作ってみました。でも、結構温度が低くて二次発酵がままならず。時間がなくなるそうになったので、あまり膨らんでなかったのだけれど、窯に投入。少し高温のところに、長時間焼成したくていつもの1.5倍くらい長く入れて置いたら、クープははちきれんばかりとなり、表面カチカチのしっかりしたパンになりました。
隣はヨークシャーパーキン。イギリスの郷土菓子で、オートミールと黒糖シロップが入っています。こちらも窯の中の温度が高すぎたうえに、おしゃべりに興じて入れたことを忘れ、気づいた時にはこの状態に。焼け跡の中でひろってきたレンガみたいな色と形になりました。
こちらは友人が仕込んできたイースト発酵のスコーン。バター、卵入りは久しぶり。この、ふわっとしたおいしさはバターと卵ならではのもの、と感心しました。
こちらはも友人作のチャパタ。加水率90%以上だそうです。
気泡もちゃんとできています。私も今度作ってみよう。
春の一日、さくら村の石窯の会の翌日催した、石窯勉強会。今年も石窯で焼いたパン屋菓子のおいしさを、たくさんの皆さんに知っていただきたいと思います。