2017年のアメリカ映画。ホラースリラーだったかのジャンルに属するらしいのですが、なかなかいい映画でした。
女子高校生三人が男性に誘拐され、地下室らしいところに監禁されるところから、映画は始まります。誘拐した男性は、解離性同一性障害者。いわゆる多重人格です。解離性同一性障害者~ウィキペディアでは、下記の通り解説しています。
「解離性障害は本人にとって堪えられない状況を、離人症のようにそれは自分のことではないと感じたり、あるいは解離性健忘などのようにその時期の感情や記憶を切り離して、それを思い出せなくすることで心のダメージを回避しようとすることから引き起こされる障害であるが、解離性同一性障害は、その中でもっとも重く、切り離した感情や記憶が成長して、別の人格となって表に現れるものである」
主人公の解離性同一障害の男性は、母親からの虐待によってずいぶん小さい時に別人格を作り出し、その後次々に人格が現れました。女子高生の監禁をしたときは、23人の人格をもっています。俳優は、表情と声音、しぐさで別人格を演じ分けます。それらの人格が誰なのか推理するのが、結構面白かった。
ヒロインは、監禁された女子高生のうちの一人。彼女は小さい時に叔父に性的虐待を受け、どうやら今も続いているらしい。主人公の障害に至った理由も、ヒロインの境遇もほんのちょっとだけのシーンでしか示されません。
解離性同一性障害については、昔、ダニエル・キイスの「5番目のマリー」と「24人のビリー・ミリガン」を読んで初めてちゃんと知り、衝撃を受けました。マリーは創作上の人物ですが、ビリー・ミリガンは実在の人物。作家が彼に取材して執筆したものです。
ビリーは24重人格。本人が全く知らないはずのヘブライ語をしゃべったり、縄抜けのすべに長けていたりします。別人格がどこかで覚えたらしい。この本を読んでから、映画を見ると、さらに面白がれると思います。
女子高校生三人が男性に誘拐され、地下室らしいところに監禁されるところから、映画は始まります。誘拐した男性は、解離性同一性障害者。いわゆる多重人格です。解離性同一性障害者~ウィキペディアでは、下記の通り解説しています。
「解離性障害は本人にとって堪えられない状況を、離人症のようにそれは自分のことではないと感じたり、あるいは解離性健忘などのようにその時期の感情や記憶を切り離して、それを思い出せなくすることで心のダメージを回避しようとすることから引き起こされる障害であるが、解離性同一性障害は、その中でもっとも重く、切り離した感情や記憶が成長して、別の人格となって表に現れるものである」
主人公の解離性同一障害の男性は、母親からの虐待によってずいぶん小さい時に別人格を作り出し、その後次々に人格が現れました。女子高生の監禁をしたときは、23人の人格をもっています。俳優は、表情と声音、しぐさで別人格を演じ分けます。それらの人格が誰なのか推理するのが、結構面白かった。
ヒロインは、監禁された女子高生のうちの一人。彼女は小さい時に叔父に性的虐待を受け、どうやら今も続いているらしい。主人公の障害に至った理由も、ヒロインの境遇もほんのちょっとだけのシーンでしか示されません。
解離性同一性障害については、昔、ダニエル・キイスの「5番目のマリー」と「24人のビリー・ミリガン」を読んで初めてちゃんと知り、衝撃を受けました。マリーは創作上の人物ですが、ビリー・ミリガンは実在の人物。作家が彼に取材して執筆したものです。
ビリーは24重人格。本人が全く知らないはずのヘブライ語をしゃべったり、縄抜けのすべに長けていたりします。別人格がどこかで覚えたらしい。この本を読んでから、映画を見ると、さらに面白がれると思います。