家人がびっくりする値段の焼酎を買ってきました。「百年の孤独」という名の焼酎で、なんと8000円もしたというのです。家人は焼酎を好まないのにどうして買ったかというと、「最高の値段をつけているとおもわれる焼酎を飲めば、焼酎が本当はおいしいのかおいしくないのかわかるはず」というのです。
いささか不満はあるものの、買ってしまったからにはごちゃごちゃ言わないで、飲むしかありません。生のまま、まず鼻に近づけると、いい香りがしてきます。焼酎のいやなところは独特のくさみ、と私は思っていましたが、それがない。口に入れても臭みを感じません。するするっとのどに通ります。水割りにしたあと、お湯割りに。これはかなりいけました。ふくよかです。
この高い焼酎は、宮崎県の株式会社黒木本店の製造。酒を包んだ紙にはこう書かれています。
「「百年の孤独」は、大麦製の焼酎を長期間貯蔵し熟成させることによって造り上げた本格焼酎の絶妙なる逸品です。貯蔵される麦焼酎の原酒は、明治十八年創業以来受け継がれてきた百余年の伝統技術により、あくまでも手造りの麹と、選りすぐった大麦のみを原料とし、自社培養による独自の酵母を用い、伝統の仕込みと単式蒸留方式で造り上げています。さらにその原酒を永い間、静かにひっそりと眠り続けさせることにより、まろやかで風味豊かな焼酎へと熟成させていきます」
自信にあふれた文が綴られています。この会社のHPにはたどり着けなかったのですが、飲んだ人たちのブログにはいくつか出会いました。そこで、驚くべき事実を知りました。
なんと、このお酒の定価は2500円だというのです! たしかアマゾンでは6900円くらいの値がついていて、よそでは2900円。どういうことなのだろう、名前が一緒でもランクがあるのかな、とおもっていたら、はっきり定価の書いてあるブログにたどり着いたのです。そのブログには、「酒屋か勝手にプレミアをつけて値を上げている」とありました。
家人が買ったのは、ある小さめのスーパーマーケット。個人商店ではありません。そんなお店でも、定価とこんなに違う商品が売られているなんて、びっくりしました。
でも、くだんのブログには「定価どおりの味」とありましたが、わたしたちは、「2500円では安い」とおもいます。「8000円は高すぎるけれど、3500円から4000円の値打ちはある」というのがわたしたちの結論です。
「百年の孤独」という名は、30年ほど前にはやった南米の作家、ガルシア・マルケスの小説のタイトル。このお酒を紹介したブログにも、「命名はこの小説からとった」とありましたが、「百年」間、受け継いできた伝統を誇る一方、近代的な製法が主流になっている焼酎業界の中では「孤独」を感じざるを得ない立場だ、ということも暗示しているのかな、とちょっと思ったことでした。
いささか不満はあるものの、買ってしまったからにはごちゃごちゃ言わないで、飲むしかありません。生のまま、まず鼻に近づけると、いい香りがしてきます。焼酎のいやなところは独特のくさみ、と私は思っていましたが、それがない。口に入れても臭みを感じません。するするっとのどに通ります。水割りにしたあと、お湯割りに。これはかなりいけました。ふくよかです。
この高い焼酎は、宮崎県の株式会社黒木本店の製造。酒を包んだ紙にはこう書かれています。
「「百年の孤独」は、大麦製の焼酎を長期間貯蔵し熟成させることによって造り上げた本格焼酎の絶妙なる逸品です。貯蔵される麦焼酎の原酒は、明治十八年創業以来受け継がれてきた百余年の伝統技術により、あくまでも手造りの麹と、選りすぐった大麦のみを原料とし、自社培養による独自の酵母を用い、伝統の仕込みと単式蒸留方式で造り上げています。さらにその原酒を永い間、静かにひっそりと眠り続けさせることにより、まろやかで風味豊かな焼酎へと熟成させていきます」
自信にあふれた文が綴られています。この会社のHPにはたどり着けなかったのですが、飲んだ人たちのブログにはいくつか出会いました。そこで、驚くべき事実を知りました。
なんと、このお酒の定価は2500円だというのです! たしかアマゾンでは6900円くらいの値がついていて、よそでは2900円。どういうことなのだろう、名前が一緒でもランクがあるのかな、とおもっていたら、はっきり定価の書いてあるブログにたどり着いたのです。そのブログには、「酒屋か勝手にプレミアをつけて値を上げている」とありました。
家人が買ったのは、ある小さめのスーパーマーケット。個人商店ではありません。そんなお店でも、定価とこんなに違う商品が売られているなんて、びっくりしました。
でも、くだんのブログには「定価どおりの味」とありましたが、わたしたちは、「2500円では安い」とおもいます。「8000円は高すぎるけれど、3500円から4000円の値打ちはある」というのがわたしたちの結論です。
「百年の孤独」という名は、30年ほど前にはやった南米の作家、ガルシア・マルケスの小説のタイトル。このお酒を紹介したブログにも、「命名はこの小説からとった」とありましたが、「百年」間、受け継いできた伝統を誇る一方、近代的な製法が主流になっている焼酎業界の中では「孤独」を感じざるを得ない立場だ、ということも暗示しているのかな、とちょっと思ったことでした。