アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

根羽の保育所で、クロモジ染めをしました。

2024-10-06 00:12:27 | 草木染め
    根羽村の保育所で、小さな子たちと草木染めをしました。
 
  コーディネーターはハッピーマウンテンの幸山さん。
 
  長野県の施策「山保育」の一環として企画された講座で、こどもたちはすでに何度もハッピーマウンテンを訪れて、牛にも山にも親しんでいます。だからほんとは、牛のうんこ染めをしたかったのですが、園児の一人の女の子に「うんこはいやだ!」と却下され(この顛末は今日聞きました)、染材料はクロモジに。
 
  クロモジは、ハッピーマウンテンで育ったもの。子供たちは、すでにこのお山でクロモジの木に触れ、匂いを嗅ぎ、芳香蒸留水を作る体験までしているのだそう。だから、クロモジは親しみのある木で、匂いも大好き。
  ただし、クロモジはあまり色の濃く出る材料とは言えません。限られた時間しかなかったため、心配でしたが、子供たちも保育士さんたちも、クロモジの香りとほんのりしたピンク色を、とても喜んでくれました。
   ピンクは銅媒染。模様はみな、それぞれ自分でつけました。
  こちらは鉄媒染。おおきなT シャツは、保育士さんたちのもの。そめたT シャツは、12月に開かれるクリスマスパーティーで一斉におひろめの予定だそうで、その日まで、園内の押し入れに寝かせておきます。
 
  ところで、子供たちが染めたTシャツは、この夏、園の畑で彼らが育てた野菜を売って儲けたお金で購入したものだそう。
  この日も、園内の畑でとれたナスとピーマン、しし唐がいっぱい。保育士さんといっしょにずっと収穫にいそしんでいた女の子がいました。彼女は収穫が大好きなのだそう。
  
  彼らは、こうした野菜を、根羽の役場や工場に売りに行き、名古屋でのイベントでも販売しました。小さなうちからこうした体験をするなんて、とても貴重。根羽、すごい!
 
 
コメント
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